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INDYCARはオーバルコースが見どころ!2023第二戦テキサス

こんにちは、北米在住のにわかモータースポーツファンのFalconです。
インディカーレースの最大の特徴であり、醍醐味でもあるオーバルレースがテキサスで開催されました!
テキサスも遠いので今回もTVでの生中継観戦です。

今回はオーバルなので佐藤琢磨選手も参戦!予選6位,3rd rowからのスタートなので一段とTV画面を見る目に力が入ります。
オーバルは速すぎて目が追い付かない・・・

INDYCAR SERIES HPより

テキサスはシンプルな楕円型のオーバルではなく、一部膨れたような三角形?風のトライオーバルと呼ばれるコースで競われます。
一周1.5miles(約2.4km)を250週、約600kmの距離のレースです。

Texas Motor Speedwayではトライオーバルで375miles(600km)を競う INDY HPより

時々オーバルはツマラナイという人がいますが、私は全くそう思いません!

尋常ではない超高速域で、バンクの付いたコーナーでは横Gと共に腕が上がらないほどの垂直Gと闘いながら、目には見えないけど前車が巻き起こした激しく乱れた空気の中で不安定なマシンを緻密にコントロール。
そんな中でドラフティング(スリップストリーム)やミクシュチャー(燃料増量によるブースト)を織り交ぜて駆け引きし、常にトップが入れ替わる。

225mph(360km\h以上)のトップスピード!!

この速度で壁際ギリギリを走ったり、ライバルと数cmまで接近しつつ2時間も競争し続けるなんて『神業』でしかない。。。凄すぎる。

もっとずっと速域の低い市販車ですが、オーバルコースの全開走行経験がある私にとっては、これがどれほどの並外れた事なのか良く分かります。

目にも止まらぬ速さでバトルを繰り広げる。人が乗っているとは思えない・・・

レース展開はというと、残念ながら序盤で琢磨選手がクラッシュ、リタイアとなってしまった他、ターンでスピンそしてクラッシュのパターンが多く、その都度イエローコーション(黄旗)が出て再スタートとなったため、トップ集団の接近戦が多く、熱いバトルを何度も見ることができました。

そして珍しかったのはピットストップ中の接触。
時々見かけるシーンではあるが、これは本当に痛い。
350km/hで0.001秒を競うマシンが、おそらく50km/hも出てないであろう極低速でぶつかるなんて悲しすぎる・・・

PITレーンでの接触は痛い。出鼻をくじかれるとは正にこの事・・・
一方で、ほぼ真横に4輪ドリフトしながら発進するマシン達も凄い!

逆に言うとこんな狭いPITレーンで、一斉にほとんどのチームがピットストップして大混雑なのに、普段は事故が起きない事の方が凄い!!
さすがプロフェッショナル集団!

レース結果はというと、チームペンスキーのニューガーデンが優勝。
なんとレース全体の平均速度は169mph(272km/h)!
それでいて2位のオワードとのタイム差はたった0.7秒。シビアな世界です。

元F-1レーサーのグロージャンが終盤までいい走りを見せましたが、前回に続きクラッシュ。結果ホンダ勢は3位にパロウが入りましたが今回はシボレーエンジンにやられてしまいました。

次回、第三戦はストリートコースのロングビーチ。
ACURA(ホンダ)がタイトルネームなのでホンダ勢の活躍に期待です。

約2mile (3.2km)、11のコーナーからなるストリートコース
オーバルでないので琢磨選手は不在 INDY HPより

次回も面白い展開があればまた記事にしてみようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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