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戦略的モラトリアム【大学生活編】

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不登校・高校中退からの大逆転?「ライ麦畑でつかまえて」に象徴されるいつまでも大人になりたくない主人公が、モラトリアムを謳歌し、大学でどう生きて、成長したかを描く。
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#登校拒否

戦略的モラトリアム【大学生活編】(44)

激流!疾走!そして光陰矢の如し。 指導教官のいない教育実習は本当にVHSの早送りのように一…

戦略的モラトリアム【大学生活編】(42)

深夜まで実家の自分の部屋に閉じこもり4畳半のスペースいっぱいに熱情を滾らせる。教育実習中…

戦略的モラトリアム【大学生活編】(32)

3学年が始まった。慣れた履修計画。そしてオリエンテーション・・・・・・初々しい一年生が眩しく見…

戦略的モラトリアム【大学生活編】(31)

大学3年の春がやって来た。いよいよ大学生活も折り返し地点を過ぎた。このままだとあと2年足ら…

戦略的モラトリアム【大学生活編】(30)

大学2年 春休みに突入した3月末 ボクは東京都の国分寺にいた。入試も大方が終了し、頻発する…

戦略的モラトリアム【大学生活編】(29)

1月の末 後期試験がほぼ終わった。入試期間に突入するため、長い春休みとなる。試験日はもち…

戦略的モラトリアム【大学生活編】(28)

後期も中頃。秋の深まりと冬の到来を同時に味わえるこの季節。だんだんこの境目の季節を楽しむことができるような年齢に差し掛かってきた。 飛び切り暑い夏 凍えるような冬 そんなわかりやすい季節よりも空の色と肌で感じる温度のミスマッチにふと気づく、そんな日常のちっぽけな発見がどことなく嬉しい。 何とか大学の仕組みと活用法も体得してきたところで、今度は「どのように過ごすか」を再考せねばならないと日々感じていた。あの研究会以降のボクはどこかおかしい。 講義を受けていても 「こ

戦略的モラトリアム【大学生活編】(27)

研究会から数週間が過ぎた。アルバイトと図書館、そして行きつけの喫茶店 Vintage との組み合…

戦略的モラトリアム【大学生活編】(26)

かくして研究会は恙なく終わった。懇親会にも参加して現役の教員や研究者の人々と話し合ううち…

戦略的モラトリアム【大学生活編】⑰

「○○君、ちょっといい?」 英語の非常勤講師の先生に呼び止められた。授業後、先生方に呼び…

戦略的モラトリアム【大学生活編】⑯

大学2年目が始まる。1年目の生活の繰り返しがまた始まると思うと、だらけた生活の中にぴりっと…

戦略的モラトリアム【大学生活編】⑭

店内にはゆったりとしたJAZZが流れる。当たりにはうっすらとたばこの煙が漂い、春霞のように美…

戦略的モラトリアム【大学生活編】⑬

freshman としての後期試験。元旦の余韻が残る一月中旬、センター試験の会場となった大学が、…

戦略的モラトリアム【大学生活編⑨】

日付 : 9月初旬。どうなってんの?この暑さ。 エヴァンゲリオンの時代設定か? 大学も後期が始まろうとしているあくる日。スーツをビシッと決め、チャリで(笑)仕事場に向かう。そう、自分は今……一応「先生」だ。 うん。とても不似合いなのは分かっている。それでいてどことなく自分自身が嘲笑の的になっていることも。 不登校で学校のすべてが信用ならなかった。そんな自分が今やそれと似た職種だとは。本当に笑ってしまう。 ただ、予備校に通っていた経験から、塾や