見出し画像

パラノーマルバイノーラルASMR②(終)

 VTuberが引っ越したら、そこには幽霊が居着いていて……

※当記事、及び関連する私の著作物を転載した場合、1記事につき500万円を著作者であるFakeZarathustraに支払うと同意したものとします。

※本作品はR18指定の内容です。note運営の判断の如何に関わらず18歳未満の閲覧はご遠慮ください。

※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。

※フィクションと現実の区別の出来ない人は、本作品に影響を受ける立場であっても、本作品の影響を考慮する立場に於いても、一切の閲覧を禁止します。

※挿絵はDALL·Eを用いています。


 専業の個人Vなんてやってると、生活リズムなんてあってないようなものなのだが、それでもゴミの時間は守らないと大変な事になる。
 そして朝外に出れば、嫌でも住民と顔を合わせることになる。
 音大のキラキラした女子の中で、ジャージ着たいい歳こいた女がゴミを出しているのだから、まぁ異様ではある。

 それでも仲良くしてくれる人はいる。
 具体的には隣の部屋のフミカさんだ。
 今年入学した声楽専攻の子で、毎日忙しくしているようだった。

 昔は引っ越したら隣近所に挨拶するのが普通だったが、昨今は防犯の事情で推奨されない行為だ。

 何にしても、私の話をすると目を丸くして色々聞いてくる。
 初々しい女の子だ。

 コンビニ店員とも顔見知りになるし、深夜までやってるラーメン屋は常連となってしまった。

ここから先は

5,606字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?