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おっさんドラゴンと生け贄少女④(終)

 ドラゴンに捧げられた少女の話。

※当記事、及び関連する私の著作物を転載した場合、1記事につき500万円を著作者であるFakeZarathustraに支払うと同意したものとします。

※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。

※フィクションと現実の区別の出来ない人は、本作品に影響を受ける立場であっても、本作品の影響を考慮する立場に於いても、一切の閲覧を禁止します。

※挿絵はDALL·Eを用いています。


 ミッションのことはしっかりと肝に銘じている。
 しかし、あの独身グループにいたところで、レティウス様に嫁が見つかる可能性はゼロだろう。

 カリスさんの話を聞く限り、エンシア様はアテにならなさそうだった。

 世の中には政府の準備した、ドラゴン向けマッチングサービスが用意されている。
 政府が管理している情報を引っ張ってくるので、嘘は少なくて後は細かい部分を書き込んでいくだけだ。

 一応、本人の同意がないと使えない。
 なので当然のように「マッチングサービスって使わないんですか?」と尋ねると、「見合いは懲り懲りだ」と嫌そうな顔をしていた。

 まだ経験の浅い私が、何があったのかなんて尋ねにくい。
 そうもなると「次は私がサポートしますから! 気が向いたら尋ねてくださいね」と言うしかなかった。

 本部は新人には週報、熟練の生け贄にも月報を求める。
 そして、その週報には何かしら進捗を書かなきゃいけない。

 独身グループの生け贄達は「そんなの適当でいいからさ!」と言うけれど、初週から「進捗ありません。次週も具体的な予定はありません」などと書ける筈もない。

 なんとかギリギリ「マッチングサービスの利用を提案したが、過去の失敗から慎重になっているとのこと。次週は信頼を獲得し、失敗の原因を聞き取る予定」とだけ書いた。

 こんなんでマジ大丈夫かしら?

 何にしても、このままやっていくしかないのだ。
 もっとレティウス様と仲良くやっていかないといけない。

 そう意識すると、どことなく恥ずかしさを感じる。
 あのトカゲ、人間を意識するからなぁ。
 私が何かするのを、変な風に考えないといいけど。

 第二週には日々のルーチンが決まっていた。
 支援物資はずっと豊かな生活を保障してくれる。
 レティウス様もドラゴンなりの気の使い方をしてくれる。
 悪い生活ではない。仕事がきちんとあって、ちゃんとお給料が入って、その上で興味深い存在が目の前にいる。

 私はレティウス様と少しずつ雑談を重ねていく。
 他の生け贄曰く、「まだ関心ある奴の方が楽だよ」と言うのは確かだった。
 レティウス様も私との会話を望んでいる節もある。

 彼との生活は悪いものではない。少しずつ、少しずつ慣れていく。
 慣れ? なのかな?
 仕事は慣れている。レティウス様との会話も続くようになった。
 でも、そういった慣れを意識すると、途端に話せなくなってしまう。
 難しいな。ドラゴンとの会話は。

 そういう話を独身グループのチャットで先輩方に尋ねると、「そういうのは、生け贄の方のグループでしろ」と言われた。
 そうなのか、そういうものかな? 確かに、レティウス様が読めば複雑な気持ちになるだろう。

 先輩達は、「もっと冷静になれ」と言うようなことを言うのだけど、私としてはいつも冷静なつもりだ。
 「酒でも飲んでいるのか?」と突っ込まれるが、流石にそこまで非常識じゃない。
 生け贄がドラゴンの屋敷で酒を飲むだなんて、流石に大問題だろう。

 私がそういう返事をしていると、「そのうち気付くから」と諦めたような返事が届いた。
 届いたのだ。

 もやっとしつつ、その質問は諦めた。

 そんなタイミングで、エンシア様からの個人宛のメッセージが届く。
「あのドラゴンはやめなさい」
 と。

 意味が分からなかった。
「私は国から派遣されているので、辞める辞めないは私では判断できません」
 私の返事に、「そうじゃなくって!」と返ってきた。
「どういう意味ですか?」

「どういう意味って……そりゃぁ、あんた……レティウスに恋してるからでしょ?」

 私は混乱した。
「そんな馬鹿なことありません!」
 あんなトカゲなんかと!

 流石にドラゴン相手に「あのトカゲ」とは書かなかったが、うっかりしそうだったのは確かだった。

 私が否定しても「あんたが意識してるからそうなるんでしょう?」と言われるし、「アイツ、人間相手だとおかしくなるしなぁ」と妙な納得をされる。

 最後には「これだけは約束して、人間がドラゴンなんかに恋しても碌なことにならないから」と言われた。
 私は「恋なんてしてませんし。どうしてもお約束が必要ならば応じますが」と答えた。
「そのうち気付くわ」

 エンシア様からすらこんな調子だ。
 そのあと、カリスさんからも似たような押し問答があって、同じような約束を求められたのだ。

 恋? 恋しているのか?

 学校は女ばかりだから、当然のことながら恋愛感情になることはない。
 否、生け贄候補同士でなんか恋愛ごっこしているような連中はいたけど。
 私は周囲と年齢差があることから、そんな話題に関わることすらなかった。

 一応、恋愛小説みたいなものは何作か読んだことがあるけど、私の幼さの所為なのかイマイチぱっとした感想はない。
 相手への好意とか、自分の気持ちと言うのが読み取れない訳じゃないけれど、自分自身がそういう感情になったことがないので分からないのだ。

 自分の今の気持ちが、こういう小説に描かれた恋だというのは、なんとなく違う気がする。
 私のことは、ドラゴンに慣れるかどうかだ。
 それに他の生け贄のように、プリモサクリの伝説に憧れたなんて事も一つもない。
 私にとってアレは、現在の制度を維持するために長年掛けて作られた創作だ。
 人間がドラゴンに? そんなことあるはずがない。

 しかし、そんなことを意識すれば意識するほど、レティウス様との会話は難しくなっていく。
 そんな私を見てか、レティウス様は「大丈夫か?」と尋ねてくれる。

「大丈夫か? 熱があるんじゃないか? 今日はいいから早く眠りなさい」
 ドラゴンにしては気遣いの出来るドラゴンだ。
 彼の言葉、彼の表情、思い出せば眠れなくなる。

 そんな日々が幾日か過ぎる。
 週報はもうぐちゃぐちゃだ。
「レティウス様との信頼関係構築に至らず。なおも原因を調査中」
 こんなことばかり書いている。

 レティウス様も何かと気を遣ってくれるので、余計にしんどい。
 おかしい。私はなんかおかしくなってしまった!

 そんな風に苦しくなった時、エンシア様が突然飛来した。
 カリスさんは同行していなかった。
 あまりにも急な話なのだろう。

「レティウス、あんた私と交尾しなさい」
 いきなりストレートだった。
 レティウス様は「藪から棒になんだよ!」と声を荒げる。

「あんたが人間ごときに変な態度取るからこの子が勘違いするんでしょう!?」
 エンシア様が指さしたのは私だった。

 私は「勘違いなんてしてません!」と叫んでしまった。

「あーもう!
 レティウス、あの時は恥ずかしくなって断ったけど、私もあんたのことがその……嫌じゃないからさ。
 だから、だから私とあんたが番えば丸く収まるの!」
 エンシア様は照れながら、そしてヤケクソになりながら宣言したのだった。

「お、おい! やめろ!
 俺はいろいろ諦めたんだ!」
 レティウス様も叫んでいる。

 私は「やめてー!」と叫ぶのが精一杯だった。

「レティウス様とエンシア様がご一緒になれば全部丸く収まるじゃないですか! それでいいんですよ!」

 私の言葉にエンシア様は黙り、そしてレティウス様は「そんな単純な事じゃないよ」と吐き捨てた。
「いいんです! そうしてください!」
 私が意地でも抵抗すると、「コイツとの付き合いが何年だと思ってる?」と言うので、「年月の問題なら余計に結婚すべきでしょう?」と突っぱねた。

 レティウス様は苛立たしげに頭を掻くと、「仕方ないなぁ!」と同意してくれた。

 こうして、エンシア様とレティウス様との結婚が決まった。

 置いてけぼりにされたカリスさんは怒っていたようだけど、「まぁ、そういう決断をするなら……でもティラちゃんはいいの?」と含みのある尋ね方をした。
「異存はありませんが?」
「ならいいけど」

 ドラゴンに結婚式はない。
 元々の生態はメスが縄張りを持ち、そのメスのところへ放浪しているオスがやって来てアピールして、OKが出れば交尾、そしてオスは縄張りを出て行く。
 人間と関わるようになり、人間が雄のドラゴンにも定住を求めたのが始まりだ。
 ドラゴンもメスだけ屋敷を建てられる状況に不満があったので、風習は変わったのだ。

 結婚式はないが結婚すれば、新たに建設される開拓地に派遣される。
 派遣された開拓地では、住民総出でお祭りとなる。
 それぞれの開拓地には龍祭と言う祭りがあり、これはそこのドラゴンが赴任した時期となる。多くの場合は、開拓地の誕生と同日と言う訳だ。
 当然のことながら、独身のドラゴンの地域にはそんなものはない。

 ドラゴンにとって龍祭がどういう位置づけなのかはよく分からないが、特別だという意識は多少あるらしい。

 何はともあれ、ドラゴンの新しい番いと言うのは、国にとっても重要事ではあった。
 開拓地の候補は既に幾つもあり、その候補の中から有望なところ――資源や魔素のレベルなどの条件を元に、優先順位が決められるのだ。

 魔素の強いところ、変動の大きいところというのは、調査の上で分かる場合もあるし、過去の犠牲によって判明したところもある。
 そういう事情で街は点在し、離ればなれだ。
 いずれにせよ、精度が上がったところで博打である事に変わりはない。

 魔災はある程度の速度で移動していれば遭遇する可能性は低いけれど、それでも危険である事には変わりない。
 開拓隊はドラゴンが魔素を吸う中で少しずつ前進して、候補地に向かう。
 勿論、十分発達した都市は全て地下を走る鉄道で繋がっているが、そこに至らない開拓地は、当面は自給自足を強いられる。
 定期的に訪れるキャラバンを当てにした開拓は、非常に苦しい生活となる。

 生け贄は自動的にそれに付き合う必要があるのだ。
 特別扱いはされるが、そんなに暢気な顔をしていられない。
 生け贄たる私達は、その覚悟の上で豊かな生活をしているのだから。

 幸いなことに地下鉄のネットワークの街から三日ほどの場所が候補となった。
 尤も、この街からの前進は十五年ぶりの試みだし、そもそもこの街より南の地域への進出が成功した例がない。
 最初はもっと遠くの地域を目指していたようだが、少しずつ歩を進めようと言う訳だ。

 今までの屋敷は、最近親離れしたドラゴンが入ることになり、そして新しい生け贄も入る。
 短い期間だったけど、自分の部屋を片付ける。
 なんとなく寂しさを感じる。

 荷物を発送して、鳥籠に乗って出発の街へ。
 そこで偉いさんが居並ぶ壮行会にドラゴンの代理で出席した。
 開拓団団長と握手すると、カメラのフラッシュの一斉攻撃を受けた。
 開拓団の幹部クラスはきちんとした訓練と教育を受けた人だが、労働力として同行する人々の中には借金で首が回らなくなった人とか、何らかの問題を起こして居場所がなくなった人とか、刑務所から出ても社会復帰が難しい人なんかもいる。
 逆に幹部クラスとて中央でドロップアウトしたり、失脚したりと言う人もいるので、人間関係のゴタゴタが開拓団の成否を左右する事もある。
 その中で、ドラゴンと生け贄だけアンタッチャブルな存在なのだ。

 イベントには開拓団の面々が揃っているが、私やカリスさんに向けられる視線は、決して優しいものではない。
 何もしないくせに、開拓地の中央に居座る奴――そう見られるのも仕方ない。

 何せ、開拓地で最初に行うのは、生け贄の住居の作成だ。
 今はコンパネを組み合わせて、半日あまりで仮住まいを作れるが、しかし、一般の開拓民が屋根のある家で眠ることが出来るのは、最悪半年後と言うこともある。
 勿論、都市から三日と言う距離を考えれば、もっと急ピッチで進むだろうが、それもこれも魔素が安定して基準値を下回り続ける必要がある。

 開拓地は極めて大きな湖に面していて、水質に問題がなければ水も魚介類も手に入るだろう。
 団長はポジティブな情報ばかりを並べて、絶対に上手く行くのだと演説していた。

 その夜は、街のホテルで一泊する。
 私とカリスさんの二人で一番いい部屋に泊まる。

「ここまで来たら覚悟するしかないしね。
 ウチのトカゲも思い切ったものだよ」
 カリスさんがぶっちゃける。
「あんまりトカゲトカゲ言わないでくださいよ。誰かに聞かれでもしたらコトですよ!?」
 ドラゴンのトカゲ呼びは、一般的に褒められたものではない。特に生け贄ともなれば――だ。
 だけど、生け贄とて誰もいないところでは平然とトカゲと呼んでいるし、ドラゴンだってへりくだる時の自称はトカゲだ、実際誰のための決まりなのかはよく分からない。
「まぁ、そうだよねぇ」
 カリスさんが笑う。
「でも、レティウス様も"これで文句を言われなくて済む"って笑ってたからね」
「エンシア様もそんな感じだよ」
 二人してほっとする。

 全員納得してるならいいじゃないか。
 その日は明るい気持ちで眠ることが出来た。
 明日はどんな寝床で眠るのか分からないぐらいだし。

 翌朝、レティウス様もエンシア様も平然としていた。
 何か変な空気にでもならないかと心配したけど、それは杞憂だった。
 二人とも付き合い長いしなぁ……

 そういうわけで出発だ。
 パレードのようにして目抜き通から門を越え出て行く。
 ドラゴンならばひとっ飛びの距離だが、経路の魔素を吸い続けなければならない。

 その間、ずっと空なのだ。
 私はずっと鳥籠の中だ。
 暇なのでいろいろな話をした。
 エンシア様のこととか、結婚のこととか。

 レティウス様はエンシア様の事は嫌いじゃないし、自分のよく知るドラゴンが番いならそれもそれで安心だと言う。そして、結婚はいつかしなくちゃいけないのだと、自分に言い聞かせるように話していた。

 そしてふとこんな"たとえ話"をする。
「ある世界に病弱な男の子がいた。その子は――そうだな、ティラぐらいの歳の頃に亡くなってしまったんだよ。
 その子は今際の際に、次生まれるならもっと長く生きたいって願ったんだよね。
 そうしたら、別世界で怪物になっていたんだ。
 元男の子は同族に対して好意を持つことが出来ない日々が続いて苦しんだ。
 そして、人間の姿を恐れた。
 自分のかつての姿を思い出すから」

 なんだかもやっとする話だった。
「いつか読んだ小説の話だよ」
 レティウス様は何かを拭い去るように話を締めた。

 レティウス様を何か励まさなきゃいけないと思った。
 そして、私は続けてこう話す。

「ある女の子がいました。多分、さっきの話の男の子ぐらいの歳です。
 その子はある世界で怪物でしたが、怪物同士の恋愛を経験せぬまま死んでしまいました。
 命の尽きる刹那、恋愛がしたかったと願いました。
 気がつけば、怪物と人間が共存する世界で、人間の姿をしていました。
 多分、その小説の続きですよ」

 レティウス様は「そうか」と尋ね、「作り話だよな?」と尋ねた、
「私は気が利くので」
 と笑う。

 三日間は殆ど私とレティウス様の二人きりだ。
 ずっとずっと話していた。
 楽しかった。
 嬉しかった。

 それからは開拓の日々に追われた。
 楽しい生活だし、ハリのある生活だ。
 ただドラゴンの世話をしているだけでは駄目だから、開拓の手伝いも当然する。
 少しずつ開拓民にも受け入れられる。

 レティウス様やエンシア様を湖で水浴びさせる時、魚が寄ってくるのを知って、網を持って押しかける住民達とも沢山話をする。
 二匹が魔素吸収のついでに狩りをして、獲物を捕まえてきてくれることも決して少なくない。
 その度に肉や魚を焼いてみんなと食べた。

 魔素の値は、二匹のドラゴンの活躍によって、徐々に平均値を下げていき、それと共に街からの支援物資もよく届くようになる。

 屋敷がきちんと建つと、レティウス様とエンシア様の交尾も行われるようになる。
 分かっているけれど、しっかりと胸が締め付けられる。

 そんな時、カリスさんが「本当に大丈夫なの?」と励ましてくれる。
 私は私の気持ちを理解した上で、この道を選んでいるのだ。
 私はレティウス様のお世話が出来るだけで幸せだ。
 お話出来るだけで幸せだ。
 だって、絶対に結ばれることなんてないのだから。

 二匹の間に卵が産まれ、その子が孵り、開拓地は総出で祝ってくれた。
 開拓地は徐々に街と呼べる形へと変貌していく。

 龍祭は毎年行われ、その度に複雑な気持ちになるのは確かだ。
 でも、レティウス様とエンシア様が祝われているのだから悪いことじゃない。二人とも仲のいい夫婦じゃないか。幸せそうじゃないか!
 だから悲しむ必要なんてないんだ。

 エンシア様も私に関して、特に何か言う事はない。
 むしろ私とレティウス様の会話を邪魔しないぐらいだ。
 それだけで私は幸せなのだ。

 街の発展には、沢山の犠牲があった。
 開拓の途中で亡くなった人は沢山いたし、苦しい生活から逃げ出した人もいる。
 それでも最後まで生き残った人が、開拓の果実を手にするのだ。

 私は幸福な中で三匹のドラゴンにお仕えした。
 カリスさんに先立たれて、代わりに入った新人の生け贄の子とも仲良くやれた。
 お仕えするドラゴンも私達に良くしてくれる。

 私もいい加減歳を食った頃に、地下鉄の工事が開始された。
 開拓地は一番いい形で成功したのだ。

 私は涙を流して喜んだ。
 私の仕事は無駄じゃなかったんだと。
 年老いた生け贄に対して、街の人は本当に良くしてくれる。
 心は穏やかだった。

 ある日、とてもとても気分が良かった。
 全てに解放された気がする。
 私はレティウス様を呼び出した。
 大きな頭を撫でながら囁く。
「レティウス様のお世話が出来て幸せでした。
 大好きです。レティウス様。本当に愛している。
 生まれ変わったら、レティウス様の子供がいいなぁ」

 嗚咽する声が聞こえる。
 世界が暗くなっていく。
 呼吸をしている感覚がなくなっていく。

 全てが遠くなっていく。
 遠く。
 遠く。

 次第に自分が何者だったか忘れてしまう。
 人間だっただろうか? ドラゴンだっただろうか?


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