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【着ぐるみ小説】先輩がそう言うなら仕方ない⑨
男だらけの着ぐるみショーチームであれこれある話。
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事務員さん、腐女子としては手練れで「実を言うと」と言って、同人誌のシリーズを見せてくれた。
梨花雅と言う、如何にも古参のご当地魔法少女のファンと言う名前で、彼女の描く作品がとんでもなく濃厚なBLなのだ。
腐女子界隈ではそれなりに有名らしい。
と言うか、"資料確保の為"と言う言い訳で、一々東京から引っ越してきたと言う人なのだ。
と言うか、同人誌一本で食っていける人が、態々好きでもない事務員になる為に地方都市にやってきたと考えると、相当に気合いが入っている。
連盟の運営のガードの高さは界隈では有名らしくて、「仲間に入るにはまず外堀を」と言う訳だ。
流石にここまでぶっちゃけられると清々しい。
忙しい時期だから彼女を除け者にしたり、追い出したりと言うことは当然出来なくて、何だかんだで居着いてしまった。
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