見出し画像

水棲龍の生態①

 水棲龍の留学生が入ってきた学校の話。(TSあり)

※当記事、及び関連する私の著作物を転載した場合、1記事につき500万円を著作者であるFakeZarathustraに支払うと同意したものとします。

※本作品はR18指定の内容です。note運営の判断の如何に関わらず18歳未満の閲覧はご遠慮ください。

※本作品に於ける描写は、現実的な観点での法的な問題、衛生的な問題をフィクションとして描いており、実際にこれを真似る行為に私は推奨も許可も与えません。当然、その事態に対して責任も負いません。

※フィクションと現実の区別の出来ない人は、本作品に影響を受ける立場であっても、本作品の影響を考慮する立場に於いても、一切の閲覧を禁止します。

※挿絵はDALL·Eを用いています。


 水棲龍は人間が魚竜と呼ぶ生き物の進化した姿だ。
 恐竜絶滅前に彼らは恒温動物へと進化しており、それが長い年月を掛けて四肢の発達を促した。
 速く泳ぐことよりも、巧みに泳ぐと言う戦略によって、度々起こる気候変動にも耐えてきたのだろう。

 彼らの祖先の化石は、主にマラッカ海峡から見つかっており、世界的な広がりを見せたのは、トバ・カタストロフ以降と考えられている。

 トバ火山の爆発は、海底環境を一変させたのは想像に難くない。
 彼らは少しずつ道具を使うことを覚え、カリマンタン島北岸では半海半陸の生活を営んでいた事が分かっている。

ここから先は

6,359字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?