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【着ぐるみ小説】先輩がそう言うなら仕方ない⑦

 男だらけの着ぐるみショーチームであれこれある話。

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 努力しているのはみんな同じだ。
 他のチームも様々な活動を試したり、継続したりしている。
 常に成功とは限らないけれど、打席に立ち続けなければ勝利数は得られない。

 誰かに聞いたな。赤の女王仮説と言う話を。
「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない」
 それよりも前に行くつもりならば尚更だ。

 そんな事情で、増員については何度も議論として出てきている。
 しかし、追加人員が"ご当地魔法少女界隈"に馴染むかと言う問題も付き纏うのだ。
 それを集める自信があるのか? と言う問題はかなり大きくなる。

 大体、シーサードガーディアンズとダークウェーブレイダーズで、小見沼市のキャラは十二人だ。
 人口比で言えば二百人いても良いだろうが、そんな理屈が通るはずもない。
 運営だって、一つの都市にかかりきりになるのは、決してよい状態とは言えないだろう。

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