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【特殊メイク小説】シャークメイド②

 サメがメイドになるサメ映画撮影話。

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 人に見られて初めて、全裸ギリギリみたいな格好であることに気付く。
 なんならスリットを開けば局部全開だ。

 上半身は一応、冷却ジャケットが掛かってるにしても、冒頭は全裸状態で撮影だ……急に恥ずかしくて堪らなくなる。

 その事を相談すると、「全身メイクのアピールが出来ないと、宣伝にならないしなぁ」と言われる。
 確かにその為のサメメイクだけど!

「顔は隠れてるんだし、自分じゃないと思えばいいじゃない?」
 そんなに吹っ切れるようなら、とっくに役者にでもなってるだろう。
「演技には期待してないし、程々でいいよ」
 そう言い切られると、それもそれとして癪に障る。

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