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触発される高揚感

私はある楽器を弾けて、10年ほど先生からその楽器を習っていました。

もうだいぶ前にお休みに入ったので、今は家で本当にたまに弾くくらい。その楽器と一緒にもう一つの楽器も習っていたけど、そっちは長く弾いていないうちに弾き方を忘れました。もったいないけどそういう状況です。

音を聞き分ける耳が重要な楽器で、音の狂いを自分で調整しながら弾く必要がある、ちょっと難しい楽器だと私は思います。

演奏会に行くこともあります。演奏する側じゃなくて聴く側です。

特に先生の演奏は最高で、いつも魅了されます。音が違うんです。同じ楽器なのに音の美しさ、透明感がまったく違う。そんな演奏を聴くと心が揺さぶられ、無性に自分も音を奏でたくなります。

弾きたい、思いっきり感情を音にぶつけたい。そんな衝動が湧いてくるのでたいてい演奏会に行った夜には自分も弾いてしまいます。

もう今は以前のようにうまくは弾けないけれど、それでも強く湧き上がる感情に心を酔わすことはできるんです。でも意外と体力を使うので、1時間ほど必死に弾いたら満足しちゃいます。わりと疲れるんです。


何を書きたいかというと、これが文章でも起こるという話。

すごくレベルの高い文章を読むと、読んでいる途中から自分も書きたい衝動に駆られるんです。読みながら読み終わるのがじれったいくらいに自分も何か書きたいと思ってしまう。

自分にもこの人のような魅力的な文章が書けるんじゃないかと高揚した気持ちを感じます。

読み終わったらすぐに投稿ボタンを押して真っ白なページを開きます。

いま感じるこの心の高まりを紙にぶつけたい。素敵な言葉で表したい。この瞬間を最高の文章に生まれ変わらせたい。

書き始めます。

とうとうと書いていくんです。


ん?

思うほどすごいの書けないな。

私は私らしく。笑。


#エッセイ #楽器 #文章 #高揚感 #note



お気持ち嬉しいです。ありがとうございます✨