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「ただいまー」って帰ってきたあなたの声が聞こえたから、キッチンで用事をしていた私は慌てて…
「きれいなブルーですよね」 僕がバラ園でしゃがみこんでバラの写真を撮って立ち上がったとき…
終業時間が過ぎてすぐに私が取った電話は、中山さんの奥さんからだった。 戸惑いが伝わってく…
外の風が冷たくて身震いした。秋はどうやらもう終わろうとしていて、早くも冬に足を踏み入れた…
小説とポエムのマガジンを一体化することにしました。 それに伴い過去のポエム作品を小説のマ…
どこまであなたを許せるのか分からなかったのに、どこまでもあなたを許してしまった。 私を見…
涙がぽたぽた流れている私にあなたが話しかけた。 「どうしたの?」 手で涙を拭いながら答える。 「note、つらいnoteを読んでしまって、涙が出てきちゃった」 あなたが優しく背中をさすってくれた。 「どんなnote?」 私は読んでいた画面をあなたに向けた。 あなたは私の右側にきて、コンピューターを覗き込む。あなたが読み始めて、私も泣き止んで、部屋はとても静か。外でときどき猫の鳴き声が聞こえるくらい。 読み終わったあなたが私の椅子をくるりと回して、あなたのほうに
夜、職場から駅に向かう道中で、誰かに突然声をかけられた。 「よかったら、ご飯、行きません…
あなたに抱きしめられると、あまい色が私のなかから生まれる。 しあわせなあまい色。 優しい…
私の隣に、あなたはいなかった。 目が覚めた瞬間、あなたのぬくもりが体に残ってたから、もし…
会いたくて、ときどき泣いて。 会えなくて、たくさん泣いた。 少し風が冷たくなってきたよ。…
あまい香りがしてきた。 ホットケーキだ。 私はおいしそうなその香りに吸い寄せられるように…
お得意先の会社の通路で女性とぶつかりそうになって慌てて謝ろうとした瞬間、「すみません」じ…