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前職時代に構築したOSTの話を少し掘ってみようと思います。

あまり話さなかったOSTのマインドの部分です。



私が前職時代に構築したOST(one sheet training)ですがあまり話してこなかった狙いがあります。

何故、本当の狙いをあまり話さなかったかと言うと、少し恥ずかしかったからです。

このOSTが狙った本当の狙いは『組織活性化と進歩』です。

コミュニケーション形態の変化、働く場所がバラバラ、なんかやると誰かになんか言われるかもしれない、といったさまざまな問題を解決すると信じて始めました。

OSTは全職員が投稿できて全職員が読める全員参加型研修です。決まり事はひとつだけ『A4用紙一枚に情報をまとめる』事です。

この理由は私が考える、組織が進歩し続ける方法があったからです。

この方法は以下の通りです。


1・[圧縮]自分が1時間で学んだことは絶対に1時間未満で組織内に伝える。できる限り短く。(研修で片道2時間かけようが、人が行きたくない研修だろうが)

=資料作成

2・[伝達]情報取得のきっかけを与えて、圧縮した必要な情報を伝える。

=投稿・蓄積

3 ・[新規取得]圧縮した知識を得た人間は空いた時間で新しい知識を習得する。

自主研鑽


この1.2.3を回すことで新しい知識を取得し続けられる活性化した組織になると信じていました。(結果は数十年後に出るのか…)

もちろん圧縮した情報を受け取った側は、必要と思うなら自分で解凍作業が必要です。(作成者に話す、詳しそうな先輩後輩にきく等)

このサイクルを回す理由は簡単で、組織に必要な知識は無限にあるが、取得にかかった時間を圧縮しなければ新しい知識が入る余地がなくなるから、です。

逆に訓練や技術の部分は圧縮してはいけないと思ってました。圧縮するのは知識の部分です。

別に本で読んだものでもなく、1から自分で考えて、実証を自分の退職までに出そうと実験的に始めたのがOSTでした。結果的には構築から約3年で退職したのでどうなるかはわからないわけですが形骸化しないことを願ってます


ちなみに私はパブロフの犬現象を狙って、給料日にOSTの資料を上げ続けていました。
(給料日か、てことはまた山﨑がなんかやってんな、的な感じです)

私がやっていたOSTは「3分で読める・現場で使える危険物知識」というシリーズでした。第33回までやりました。
「3分で読める」で閲覧のハードルを下げて、「現場で使える」で読んでほしいターゲットを絞るという狙いでした。
結果的には「読むのに1分しかかからないぞ!」とか「3回読むから9分かかった!」というような嬉しいクレームが3年間よく入ってました。

文章中では、私が構築した、と偉そうに言ってますが、実際には多くの方に協力いただいて実現しました。
ご負担かけた方もおられたと思います。ありがとうございました。

日本の若手の皆さん、経験のある先輩方(後輩も含めて)は本当に頼りになるし面白いですよ。「組織が・・・」という抽象的な理由は捨てて「人」と仕事して面白い「組織」を作っていきましょう。


ここでの投稿が途切れていてすいません。会社活動が本格し始めて、今時間の使い方を模索しているところです。
続けていきますのでよろしくお願いいたします。

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