【傍聴記】実の孫(13)と性行為した祖父【閲覧注意】
いつものように地方裁判所の刑事部の開廷表を眺めていると
事件番号:令和6年(わ)第402号等
罪名:児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、児童売春、不同意性交等、性的姿態等撮影
被告人:(空白)
と言うひと目見ただけでヤバい性犯罪者の新件が行われるようであった。被告人が匿名という事は被害者は被告の身内だろう。
※親族間での性犯罪は、被害者保護の観点から被告人の名前や住所などは伏せられる。
被告人X
保釈されており、刑務官の付き添いはない。
50代後半程度と思われるダンディーな風貌の中年男性。髪をオールバックにセットし、仕立てのいいスーツを着ている、少なくともロリコンで異状性癖の持ち主には見えない。
職業は自営業を営んでおり内縁の妻と同居中。
被害者は実の娘の娘(つまり実の孫)である。
前科無し。
事件概要
①令和6年4月27日、茨城県T市の自宅寝室で当時13歳の孫(Aさん)と性行為に及んだ。また、性行為の様子を小型カメラで盗撮した。
②令和6年5月2日、茨城県B市のラブホテルBにて、Aと性行為に及んだ。また、Aの胸部が露出した写真をスマートフォンで撮影した。
③令和6年5月3日~4日にかけて、茨城県B市のラブホテルCにて、Aと性行為に及んだ。その際にAの性的な姿態をスマートフォンで撮影した。
事件の詳細
被告人とAは流行病が落ち着き、令和5年の夏頃に3年ぶりに再会した。その際にAとLINEの交換をし、頻繁にLINEや通話などやり取りをするようになった。
そして令和6年のゴールデンウィーク、Aが北海道から被告人の住む茨城県の自宅まで遊びに来た。すっかりお姉さんになったAは、以前会った時よりも雰囲気がおかしかった。
祖父である被告人に対しての視線や接し方が、恋するオンナに変わっていたと言う。
Aは被告人にべったりとくっつき、挙句の果て「じいじと一緒に寝る!」と言い出した。
久々に会った祖父と孫が一緒に寝るのはおかしい話ではないが、この時Aは中学2年生で体付きも大人になっていた。
その日はAの要望通り被告人の寝室で、同じベッドで就寝した。Aは被告人にキスをし、誘ったらしい(真偽不明)
その時に一線を超えてしまったと言う・・・
※しかし仮にAから誘ったのなら、予め寝室に小型カメラを仕掛けていたのはおかしい(もちろん検察にこの事を突っ込まれていた)
さて、Aは部活動の大会がゴールデンウィーク中にあり、被告人の自宅から会場に向かう予定だったが、会場まで遠いことと朝早いことなどがあり、会場近くに被告人とAは滞在することにした。
Aのリクエストで「大きなお風呂のあるホテルに泊まりたい」とのことで、会場近くのラブホテルBに宿泊した。
そこで被告人はホテルのコスプレ衣装をAに着せて、「コスプレ姿の孫が可愛かったから」という理由で撮影した。その写真は胸部がはだけており、完全に胸が露出していた。
その後に再びAと性交したという。
大会が終わった後もAは行きたいラブホテルCを被告人にリクエストし、再びラブホテルへ向かった。 そのときに被告人はAと性交渉をするだけではなく、行為の様子を撮影した。
弁護側証人
被告人の内妻が出廷。
ハッキリ言って、この内妻、狂っていた。
本来、夫が13歳の孫と性行為&ハメ撮りしようモンならドン引きするし即座に捨てると思うのだが、あろうことか被告人を庇い、中学2年生のAを悪者にしていたのだ!
以下、内妻の言い分
「私から見ても、Aちゃんが主人を見る視線は祖父と言うより1人の男性として見ているようでした」
「家に泊まった時、主人から私を遠ざけ、主人と2人きりになろうとしていました」
「3人で食事に行った際も、Aは私がいることに腹を立て、じいじと2人で行きたかったと言ってるのを聞きました」
「家に泊まった時はAちゃんの寝床を用意したけど、Aちゃんは言う事聞かず主人の寝室で寝ると言い出しました」
出るわ出るわ胸糞のオンパレード!
極めつけは
「籍を入れて婚姻関係は継続するつもりで、仮に主人が服役することになっても会社は私が代わりに守ります」と法廷でラブラブ宣言!
むしろ裁判官の心象を悪くしたとさえ思った。
ちなみにこの内妻、4回の公判全て同行していた。近場ならまだしも茨城から札幌まで・・・
被告人質問によると・・・
■AとLINEを交換するようになってから、ほぼ毎日LINEするようになり親睦を深めて行った。
■被告人の娘が再婚し、種違いの妹ができたことによりAが家庭内で孤立していたため被告人がAの相談に乗っていた。
■コロナも落ち着いたので、Aが被告人に会いたいと懇願するようになったので茨城に呼び寄せた。
■久々に会うAはすっかり大人になっていて、前回会った時より態度や雰囲気が変わっていた。
■Aが自分と同衾することを希望したため、一緒に寝た。その時にAからキスされ迫られて一線を超えてしまった。
■寝室に仕込んでた小型カメラは、近所で空き巣があって心配で買った。実際に使えるかどうか寝室に置いてみたらAとの行為の様子が映ってしまった。
■ラブホテルに行きたいと言い出したのはAで、(胸部がはだけた)コスプレはAが自ら進んで着用した。撮影したのは、Aが可愛かったからで、不純な動機は全くない
■祖父と孫の関係なので、こういう関係はダメだと窘めたがAが迫ってきたため、止めることはできなかった
■祖父である自分から見てもAは1人の異性として自分を見ていると思っていた
■事件が明るみに出て、逮捕された後も以前と変わらずAから連絡が来た。誕生日おめでとうのLINEも来た。
被害者の意見陳述
被告人の娘、Aの母親より
あの一件があってから、娘は父にされたことの意味が分かるようになり、情緒不安定になりました。自傷行為をしたり、家で暴れるようになり、今は摂食障害も患っています。大好きだった部活もやめてしまい、学校にも行けなくなりました。いくら実の父親とは言え、大切な娘に一生残る傷を付けたあなたを絶対に許せません。最大限、重い処罰を望みます。
被害者Aより
別室でじいじの様子を見ていました。あの女(内妻)とグルになって口裏合わせて嘘ばかり、じいじは嘘つきです。
じいじに対して思うことは沢山あるけど、私はじいじが刑務所に入って欲しくないです。もしじいじが刑務所に入ったら、自分が自分じゃなくなっちゃうような気がするからです。
じいじは世界で1番かっこよくて、世界で1番好きな人で、それと同時に世界で1番最低な人です。
裁判長さんにお願いです。じいじを刑務所に入れないで下さい。
論告求刑
検察側は懲役7年を 求刑。
弁護側は執行猶予付き判決
※この辺は眠くなってウトウトしてたので全然聞いてませんでした、すみません。求刑7年だったのは覚えてます。
判決公判
「主文 被告人を懲役4年6月の刑に処する」
いくら被害者が温情判決を望んでも、やはり実刑は免れなかった。あまりにえげつない犯行態様だったため執行猶予付き判決は厳しいだろう。
傍聴マニアならよーくご存知だとは思うが、
近親相姦と言うか親族間での性犯罪は地味に多い。
実の娘に手出した父親、孫に手出したジジイ、同居の姪に手出した伯父、従妹に手出したヤツ、連れ子に手出した義父etc……
身内間での性犯罪被告事件を何度も傍聴してきた。
こんな卑劣ヤツは、岡山刑務所で徹底的に虐め抜かれればいーんだよ!!!!!