売れる作品とは
私は二次創作で、同人誌を頒布しているのですが、正直ピコです。
二次創作というのは、原作の流行り廃りで頒布数が変わってくるというし、事実それはその通りだと思う。
けれど、マイナーな人気の原作なら、その作品の二次創作は一部も売れないかというと、そういうわけでもない。
二次創作だって、原作を模写して世に出すわけではない。創作者のオリジナリティが必ず加わっている。
そういうオリジナリティに惹かれて、その二次創作本を買う人だっている。
たしかにそれで1000部も2000部も売れるかと言えば、それは厳しいかもしれない。女性向けならなおさらだ。
むしろそれだけ買う人がいるのなら、もうそれは原作を超えた、オリジナリティそのものを好んで買ってくれる人が大勢いるというわけで。
私はそういう人を見たことはないが、いるのかな?
しかし、売れる売れないに関しては、二次にしても一次にしても同じだと思っている。
どちらにしても、その作品が売れるには、何かしらのプラスアルファがないと売れない。
良作なら黙っていても売れる、なんて甘い世の中でないことだけは確かだ。
良作なら、それはそれで、売れる魅力があるが、漫画や小説の本を描いて、絵だけ良ければ壁サークルになれる、ということでもないと思う。
(いや、同人界は広いから、そういうサークルもあるかもしれないが)
話を戻すと、その作品には「お金を出してでも買いたい」と思わせる何かがあるか、それを伝えることが出来ているか、が売れ行きに反映されると思っている。
そう思ったのは、ある声優さんが動画サイトにあげられていた外郎売りを聞いたからだ。
私は、心の底から「すごい!」と声を上げた。
つっかえずに読めるだけではない。
声の抑揚、ただ読むだけではなく、怒りや喜びなど、喜怒哀楽のあるセリフでもないのに表情がある。
そして、一番驚いたのは、この外郎売りは確かにこの声優さんにしか表現できない! と思わせる『個性』があった。
それがブランド力。お金を出してでも買いたい、と思わせる力だ。
今娯楽をほぼ無料で楽しめる時代に、お金を払ってでも得たいと思わせるのは難しいと言われている。
それでも、お金を出してでも応援したい、その作品を欲しい!と思わせる方法はいろいろある。
同人誌なら、絵がうまい、文章能力が高い、だけではなく、それプラス、自分の個性・ブランド力があるほうが売れる。
逆に、個性・ブランド力がなければ、他の同人作家でも良いと思われるし、なんなら、原作だけ読めば良い、と十分に思われる。
なので、今私が得たいのは、個性・ブランド力だ。
欲を言えば、それにプラスして、拡散力も持ちたいものだ。
どう逆立ちしても、これは自分にはないのではないかと思い始めてきたのだ。
いやいや、継続は力なり!
自分でも宣伝・拡散力を高めて広めることが出来ると信じてる~~!
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