海人

男女の垣根を越えた女装さんを、こよなく愛する男の妄想小説。

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男女の垣根を越えた女装さんを、こよなく愛する男の妄想小説。

最近の記事

東京純情物語

時は「モーニング娘。」全盛期 とあるテレビ局の前で喫茶&軽食店の店長をしていた頃の話。 平日は自店舗の管理を任されていたのだが、土曜の午前から夕方までは、系列店のダイニングカフェのヘルプに借り出されていた。 まぁ、そこのマスターが先輩にあたる方だったので、殆ど手当てもつかない休日出勤状態でホールの手伝いをしていた。 ……………………………………………………………………………… (カフェ内にて…) 「ランチの片付け済んだら、もう今日は上がっていいぞ」マスター 「え

    • 貴女と貴方

      女装さんについて改めて思う。 言いしれぬ想いを抱えた男性が、様々な手法を用いて素敵な女性へと移り変わってゆく姿は、蕾から開花してゆく花のように美しい。 薔薇のように少し危なげな美しさをまとう者もいれば、ガーベラのように色とりどりで可愛らしい装いの者もいる。 好みの髪型やメイク、可愛いらしい服装で自らの理想に近づき、外見も心も女の子へと変化してゆく。 男が選ぶことのない下着を身に着け、自らの内側から男を消し去ってしまう。 狐が化けて男をたぶらかすように、彼から彼女にな

      • オナクラ②

        私達はエレベーターで2階に降り、本来の受付があるフロアに入店した。 「いらっしゃいませ〜」 自分たちは、すでに受付済だという事をチケットを見せて確認してもらう。  「はい、大丈夫です。楽しんで下さいね〜」 私はオープン間際の人の少ない事をチャンスととらえ、早速「ある事」の段取りを相棒と話し合った。 「やっちゃおうか…」 「うん。じゃ、着替える」 相棒がライダースジャケットを着て準備をしてくれている間に、構図や画角を考える。 「いいよ」 「オッケー、撮るよ」 い

        • オナクラ

          (ガチャ…) 「はい〜もしもし、女の子クラブ(略称・オナクラ)で〜す」 「あ、あの〜すいません」 「はい〜?」 「今週の土曜日のメイク教室に行きたいんですけど…」 「はいはい、午後4時から始まりますので、それまでに受付していただくようになってま〜す」 「その4時って少し過ぎたらマズイですかね」 「…と、申しますと?」 「ちょっと地方から伺うので、間に合わなかったらと思いまして…」 「あ〜…それだとどのくらいのお時間に来られます〜?」 「5時とか…」 「あ

        東京純情物語

          光へ

          長かった… いや、時間にしたらさほどでもないのだろう 数週間 それが暗い日々を過ごした時間 限界だ 本音を言えばツラい それは光に包まれる事を知ってしまったから とても穏やかで幸せな抱擁の中で かけがいのない愛を知る 限られた時が刻む空間を いつまでも手放したくないと望むが それは叶わない 怖い 寂しい また暗闇に戻る気がして… 「簡単に他で求めればいいだろ」 出来ない 「今までそうしてきただろ」 もう嫌だ 「らしくないな、混乱してるのか?」 違

          患い

          https://youtu.be/lkEZ9RPi2HA?si=jjx0fxyrxhdnlmA5 なんでだろう… 互いの気持ちは知っているのに なぜこんなにも胸が締めつけられるんだろう あんなに苦しかった時を乗り越えてやっと心から求め合える人に出逢えたというのに… どうして、こんなに寂しくなってしまうの? 心配なんてないよ 不安だってない  わかっているから でも、なんていうか… ふとした瞬間にどうしても沈むんだ いつも考えてしまって いつも想ってしまって 君

          親子女装

          春爛漫の花見日和。 私は、夜の浅草寺を歩いていた。 春といえど、まだ夜は寒いので服装はスキニージーンズにロングブーツ、黒のタイトニットにダブルのライダースジャケットを羽織っている。 もちろん、ウィッグとメイクをした女装娘の状態でだ。 女装娘にしては少しワイルドな感じの装いだが、これには理由がある。 専門学校に入学する前の春休み期間中に、暇なので何度か自分なりにメイクしたり通販で安いSHEINのワンピースなどを買って女装の練習したりしていた。 下着だけは現物を見て買い

          親子女装

          女装高生

          (10000文字以上です…) 「ちょっと〜動かないで!」 「もう少しアイライン深めにすれば?」 「眉はスッとした感じに…」 昼休みの教室の隅で、俺はカースト上位の女子達に囲まれ、よってたかって化粧をされていた。 「制服どうする?」 「美波のやつ貸してあげればw」 「え〜…」 ブレザーとズボンを脱げと言われ、トランクスとYシャツの状態になるC軍男子の俺。 「はい…」 「じゃ、これ着てみて」 「汚すなよ!笑」 女子から渡されたスカートと腹周りがくびれたブレザーに着替え

          女装高生

          熟女装

          俺は「女装ヘブン」という週刊誌のライターを務めている、しがない物書き。 今日は、「女装さんにインタビュー」という特集記事の取材のため、千葉の酒々井という田舎まで来ている。 (ガラガラ…) 「こんばんわ…」 「あっ、イヨさんですか?」 「はい…はじめまして」 「今日は来てくださってありがとうございます。私が先日DMさせていただいた、金玉男です」 「金さん…ずいぶん立派なお名前ですこと」 「恥ずかしながら本名でして…在日三世なもので」 「あらっ、そうでしたか…ゴ

          ド・ドンパ!!

          先日、2021年から運行を休止していた富士急ハイランドの名物コースターが、国土交通省の公式認可が降りず、正式に運行停止となった。 このニュースを見た時、はるか数十年前の苦い記憶が蘇ってきてしまった… ……………………………………………………………………………… (ど、どんぱっ…ど、どんぱっ…ど、どん…) 富士急ハイランドに新しく出来た、新型ジェットコースターに乗る為に、もう一時間以上この音を聴きながら列に並んでいる。 「まだかな〜」 彼女(直子)がクリスマス旅行に

          ド・ドンパ!!

          復讐女装

          昨晩のアウルでの情事は、私を余計に欲求不満にさせた。 まさかのタチ役を引き受け、お相手は御満足、私は不満足となってしまった。 友達もバック忘れて帰っちゃったし… 男性に挿れるなんて経験初めてだったけど、誘われてイかさずに帰したら女装子の名が廃る。 奉仕の心は、母心ってね… でも、可愛いって言われちゃった… まぁ、本気にしてるわけじゃないけどウットリしちゃうよね。 もぉ〜〜! どうすんのよ!このムラムラは… こうゆう時は、いにしえからの掲示板「カ◯ジョ」に頼ろう。

          復讐女装

          完全女装子

          ※長いわよ…ほぼ7000文字 あの出来事から、しばらくの間は女装することを控えていた。 なんだか、その行い自体が記憶と共に穢らわしく思えてしまい、自らを女性化することから遠ざけていた。 準備もメイクもヤル気がでない。 なんだか面倒くさい。 しかし、性欲なんて放っておいても溜まるもので、週末になるとソワソワしている自分をどうしたものかと考えていた。 「B面(男の状態)で遊んでみるか…」 俺は男性の状態で都内の発展場に出向いてみる事にした。 男として女装さんと接した時、

          完全女装子

          初心者女装子

          (ガタッゴト…ガタッゴト…) 千葉の辺境の地へと向かう電車の車窓には、のどかな田園地帯の光景が広がっている。 まだ日が明るい田舎の風景は、イヤラシさや汚らしさなど微塵も感じさせない。 私は普段のスーツ着に、スーツケースを持ってアル場所へと向かっていた。 目的地が成田空港に近い場所なので、はたから見れば出張へ行くサラリーマンくらいにしか見えないだろう。 しかし、実態は女性下着を身に着け、スーツケースには女装用具を詰め込んできたエロテロリストなのだ。 自分のしているテロ行

          初心者女装子

          発展女装

          ニューハーフヘルスで一通りの体験を済ませた私は、ウチに帰ってから撮った動画を見返した。 「う〜ん、やっぱり付けまつ毛とウィッグで印象がかわるんだな…」 この先も女装したいが、その度に風俗を利用する資金もないので、自分で道具等は購入しようと決めた。 NH嬢さんに教えて貰った通りに… とはいかないが、自分なりにメイク用品を揃えてみる。 ほとんどが量販店で買えるプチプラ商品だが、一通り揃えると中々の金額になる。 「女って結構大変なんだな…」 ウィッグはドンキなどでも買え

          発展女装

          カマレズ

          さて、女装すると決めたものの何から始めよう? 参考にTwitter(X)で色々な女装子さんの投稿を見てみる。 「すごい…皆んなキレイだな〜」 界隈で活動されている沢山の女装子さん達の姿は、とても素敵で可愛くて本当の女性と見間違えるくらいに輝いていた。 所々にUlikeやFaceAppの文字が見て取れるが、そうゆう部分を伏せて拝見するのが礼儀なのだろう。 「わっ!?こ…これは…」 様々な女装子さんの投稿を追っていると、とても刺激的で、かつ実践的な事をされている猛者の動画

          カマレズ

          露出女装

          (長文です…m(_ _)m) 「お疲れ様でしたー」 午後7時、職場から退社した俺は足早に会社をあとにする。 会社からほど近いコンビニに入り、トイレを貸してもらう。 「ふぅ〜、さて…」 今から自分が実行する遊びのことを、想像するだけで胸が高鳴る。 個室トイレに入り、水槽シンクの上にアタッシュケースを乗せ錠を開ける。 書類で隠した小さな紙袋を隅から取り出す。 俺はその紙袋から小さくまとまった黒い生地を手に取る。 「はぁはぁ…」 俺はベルトを外しズボンを脱いだ。 男物

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