母のリハビリ
今日も母親のところに13時に行き、診療開始までぎりぎりまでいることができました。
面会時間が13時からなのです。
リハビリも室内で、車いすから立ち上がる訓練を5回ほどして、その場で足踏みを10回。
立位保持(立ってきょうつけをする)も1分ちょいできるようになっています。
車いすからの立ち上がりが少し大変そうですが、これはやはり筋力がかなり落ちているためだと思いますし、痛みがないので骨折による後遺症がほぼないと考えていいでしょう。
残りは筋力です。
となると、老健のリハビリは物足りない。特養にいくとそれこそリハビリ専門職はいないのでまったくやらないということになります。
歩けることがいいことなのか?という問題もあると思います。車いすでいいじゃんっていう方もいます。
ただ、人間は歩かないと弱ります。
弱るってことは死に近づくことだと考えています。
足は動かさないと廃用性委縮という筋肉の萎縮が起きます。
もうなっているでしょう。
内臓の血行も悪くなり、それぞれにいく酸素量も栄養も減ります。
ますます機能不全に陥りやすくなります。
最たるものが老衰です。
そうならないために、少しでも遅らせるために。
僕が部屋でリハビリをやってることに気が付いた老健の職員さんが話しかけてきます。
リハビリ??してるんですか??
息子さんが??すごいですね。
はい。少しだけですが・・・やらせていただいてます。
もしかしてそういうお仕事??ですか?リハビリの先生ですか??
いえ・・そういう病院にはちょっとだけ勤めたことがありまして・・
僕は開業前に少しの間、脳神経外科に勤務していました。それもリハビリテーション科です。
いろいろな患者さんがいました。勉強させていただきました。
開業して円山で落ち着いているのですが、当時は宮の森でした。
沢山の患者さんが、開業したころに、来ていただいたのを覚えています。
母が、あんたはリハビリ科にいたんだったもんね。私のようなのもいたのかい?
いたよ~。たくさんいた。最後はさ、気力さ。やる気とか、勝気とか負けん気とかの気力。
そうだね・・・私はもうあきらめたよ。歩くことも、外にでることも。
この年だもの・・よく生きていたよ。
まだまだこれからだよ!
90歳なんて残りはまだまだあるから!
そういうと笑い顔になりました
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