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Superstitiousな日本人

今回は、日本人である私たちでは気づくことができない日本文化について綴ります。

superstitiousとは

based on or believing in superstitions (= beliefs based on old ideas about luck and magic rather than science or reason):
Cambridge Dictionaryより

科学的な根拠や理屈よりも運や魔術などを信じること形容してsuperstitiousと言う。和訳すると「迷信を信じる」「縁起を担ぐ」など。

実は日本人はそういう傾向があるのではないかなと前々から思っていた。

小娘がイギリス留学中、授業でプレゼンテーションが定期的に行われるのだが、卒業前最後のプレゼンで私が選んだのが、palm reading(手相占い)だった。

ヨーロッパでは「ジプシー」という移動型民族集団が、割とこのsuperstitiousな人たちに属される。が、ジプシー以外の人たちにはこの文化はあまり浸透していない。

しかし日本はどうだろうか。
割と私たちの身近にこの文化というのは取り入れられている。

例えば、風水。起源は中国だが、家の中のインテリアの位置や方角をコントロールすることによって運気を上げるというもの。

御参りもそうである。神様や仏様に見守ってくださいとお願いする文化も、日本特有の文化である。

palm readingもそのうちの一つだ。

小娘は実際に手を見せながら、王道な長寿線や結婚線などの読み方をプレゼンした。

割とどの国籍の友達たちも興味を持ってくれて、もっと教えて〜!と言ってくれた。
しかし、プレゼンの最後に、「みんなはこういう手相とか占いは信じる?」と質問してみると、「面白いけど、科学的根拠はどこにもないし、信じないかな〜」という人が9割を占めた。

だが、一方日本人はどうだろうか?

高いお金を払って占いや手相を見てもらいに行く人もいる。実際、小娘もタロット占いにこの間人生初行ってきた。

プレゼンの最後に質問を投げかけた後、小娘はこう話してプレゼンを終了した。

「実は、日本人はとてもsuperstitiousな人が多く、占いや迷信を信じる人がとても多いんです。実際、今みなさんに体験してもらったpalm readingのためにお金を払う人もいます。そして、何より驚くべきことは、毎朝のニュース番組の中で、horoscope(星占い)の時間が設けられていることです。それを毎朝見てから、人々は学校や会社に向かうのです。もはや、占いは私たち日本人の生活の一部にあるのです。」

と言って幕を閉じた。
実際、ニュース番組に星座占いがあることに私たちは疑問を持たないけど、よくよく考えるとすごいことですよね。真実を伝えるべきニュース番組が、科学的な根拠もない占いの時間を設ける訳ですから。

話を真剣に聞いてくれた友達たちは、最後「ひぇ〜」とちょっと引き気味だった😂

我々が海外に出て、外の文化に「ひぇ〜」と思うのと同じように、海外の人々も我々の文化に「ひぇ〜」と思うのである。

面白いですよね。

みなさんの海外に出て、「ひぇ〜」と思った文化はどんなものでしたか?


写真は友達と鎌倉・江ノ島に訪れた時に撮影した明月院🌕

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