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噂は本当⁉︎衝撃的なランチとディナー

今回はイギリスでの出来事を綴りたい。

小娘が通っていた語学学校はセメスターの切り替わりに1〜2週間のホリデーがあった。毎回、そのホリデーが来ると、小娘は一人旅に繰り出した。

最初の春のホリデーはウェールズ地方🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿に。その次の夏はアイルランド🇮🇪とイングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿中心。そして最後の冬のホリデーはスコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿へ行った。

その中のイングランド旅は両親が、日本から来てくれたので、みんなでイングランドを周遊した。

全部で1週間ほど、ロンドンのハマースミス駅を拠点に、東はドーバー海峡、西はバースまで、結構イングランド広範囲を短期間ながらも回った。

そのうち、バース周辺とドーバー海峡を含むカンタベリー周辺は1日ずつのデイツアーに参加した。

今までも家族旅行はかなりしており、父親の海外転勤を機に、1年に1回ぐらいのペースで海外旅行をしていた小娘一家。だいたい、どの国も、観光、食、ホテルのすべてがバランスよく組まれていた。

パッケージツアーというものは本当に素晴らしい。日本人が好むようなもの全てを取り込み、客を喜ばせてくれる。

しかし、今回私たちが参加したツアーは、日本人以外の海外観光客用ツアーと日本人の観光客用ツアーの2つを混ぜたコードシェア便だった。

行動は全く別々なのだが、移動するバスは一緒というなかなかに不思議なツアーだった。つまり、日本のような、お客様=神様というような概念はなく、少しでも集合時間に遅れたりするものなら、容赦なくその観光地に置いていくようなスタイルだ。

日本人観光客側の在英日本人ガイドさんも、口酸っぱく、「時間だけは守ってください!置いてかれた日本人の方、今までもおります!」と言っていた。

海外式ツアーは、ルールだけではなく、食事までもが海外式だった。

日本は単一民族国家のため、食事にそこまで気をかけなくても、どんな地域の人も基本的な食事の様式も同じで、そこに配慮をする必要が、他の国に比べて少なく済む。

しかし、海外観光客用のツアーは、いろんな背景を持つお客様のためにどんな地域の人も食べることができるような食事を用意する必要がある。特に宗教的理由である一定のお肉が食べられないのは、よくある話だ。ある国では、牛、豚、最近は動物性タンパク質を取らないベジタリアンやビーガンなどもいるため、どの肉も食べられないなんて方もいる。

それプラス、ここはイギリス。
イギリスといえば「ご飯が不味い」というイメージを持つ方も多いだろう。この2つが合わさるとどうなるのか。

キャベツサンドイッチ

だけです。中にお肉を入れることができないから、挟めるのはこれだけです。と。バスの車内で渡されたのは、サブウェイの包み紙のキャベツパン。本当に具がキャベツしかないんです。

さすがの両親も絶句でした。
みんな恵方巻きを食べるかのように黙って遠くを見つめて食べました。

夜はランチの雪辱を晴らすべく、美味しいものが食べたいと張り切って、ロンドンの街に繰り出した小娘一家。

吸い込まれるようにして入ったのは、パブ。
しかしただのパブではなく、ここは料理が全てタイ料理

まさかのイギリス料理ではなく、タイ料理。

その後、何日かそのパブに通い、私たちの食事の記憶はなぜかタイ料理になった。

本当はもっと美味しい食べ物があるイギリス。
いつかまた両親には美味しいイギリス料理を食べてもらいたい。


写真はコッツウォルズのバイブリー🌷
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