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あなたのような無知な観光客がいるから

今回は小娘がお叱りを受けたことについて綴りたい。

タイでの1枚の写真を巡って

家族でタイ旅行に出かけ、いろいろなアクティビティに参加した。その中の一つに、ゾウさんに乗って少し散歩をするというものがあった。

ゾウさんの上には人が2人ほど腰掛けられるようなイスとパラソルがつけられており、ゾウ使いが手綱を引いたり、顔のすぐ後ろに直に座り、耳を引っ張りながらコントロールをして、観光客を楽しませていた。

私たち一行もゾウさんの後ろに乗り、普段こんな見下ろすことはないだろうという高さから、景色を楽しんだ。

その後、ゾウさんの生活している小屋の前を通ると、ゾウ使いによく訓練された可愛らしい子ゾウが写真撮影に応じていた。

小娘もそんな可愛らしいゾウさんと写真撮影をしたく、父親に頼んでチップを用意してもらい、何枚か写真をとってもらった。そのうちの一枚がこちらだ。

可愛い子ゾウとのツーショット

この1枚の写真をSNSに投稿したところ、たくさんのコメントやいいねを頂いた一方で、ある批判のコメントがきた。

その時のコメントがこちらだ。

「あなたのような無知な観光客が投稿したこのような写真を見なければならないのは、本当に悲しいことだ。」

今までこういったコメントをもらったことがなかった小娘にとって、少し心苦しかったのだが、この方の立場にたってよくよく考えてみると、確かにこの方は正論を言っているのである。

小娘はこのファームの状況をしっかりと理解しているわけではなかった。払った写真撮影のチップがどのように使われて、果たしてこの子ゾウや、他のゾウさんたちが正当な扱いを受けているのかは、当時の小娘には理解できなかった。

そんな中、自分の一時的な楽しみのためや、いいねの獲得のために、あのような写真を投稿したことは確かに許されることではない。

そんな風に考えることができたのも、あの方がコメントをしてくれたからである。最初はお叱りのコメントを頂き、少し辛かったが、今は自分の考え方を広げてくれた訳で、とても感謝している。

あなたはどっち派?

これは留学中のディベートの授業や、パートナーであるジョブズとも話したトピックであるが、小娘は留学に行くまで考えたこともなかった。

アニマルライツ
「動物園や水族館の不要論」

ジョブズは水族館や動物園があまり好きではない。だから、ジョブズと2人でそこに行ったことがない。

小娘が小さい時は、よく動物園や牧場に連れて行ってもらった。小さな動物たちを抱っこしたり、乳搾りしたり、乗馬したりと、小娘にとっては意味のある体験だった。動物園や水族館は、子どもの学びには必要不可欠だと思うのだ。

しかし、そう思わない人もいる。

ディベートの授業では、動物園や水族館不要論な賛成の人が大多数を占めた。

人間のエゴで、野生動物を檻や柵の中に閉じ込め、人々に観察される。それは動物の権利を侵害しているのではないか。と。特に、水族館のイルカショーや、サーカスなどの動物の芸は、物議を醸していた。動物をエンターテイメントにするなんて!と。

今でも、小娘は動物園や水族館は必要だと思っている。自分に子どもができたら、動物園や牧場に連れていき、実際の生きた動物との触れ合いの時間を大切にしてあげたい。

他者からのお叱りは謙虚に受け入れ、そこから自分の知見を広げて行きたい。

みなさんはアニマルライツについて、どう考えますか?


写真は家族で訪れたタイ、カンチャナブリの死の鉄道の線路での一枚📷

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