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微笑みの国だけど、実は愛国主義が強い一面があった

今回は両親と3人でタイ🇹🇭を訪れた時のことを綴ります。

みなさんはタイと聞いて、何をイメージしますか?ほとんどの人が『タイ王国=微笑みの国』というイメージを持たれているかと思います☀️

小娘もタイを訪れるまではそんなイメージを持っていたのだが…

まえおき

実はこの前、授業で世界の映画館についてまとめた英文を扱った。内容はこうだ。

カナダ出身の筆者は世界各国を訪れた際に、映画館に必ず行き、その国の文化や国民性に触れたのだった。そこに出てきた国や地域というのが、アメリカ・イギリス・インド・台湾・中東の大きく分けて5つ。それぞれの国の映画館のエピソードを綴っていた。

それぞれとっても特徴的で面白かったが、中でもイギリスの話はその時代特有のものだった。

筆者がイギリスの映画館で体験したことはこうだ。普通にチケットを購入して席に着き、映画が始まるのを待つ。すると、映画の開始時刻と同時に観客が一斉に起立をする。そして音楽が流れ始めたという。その音楽というのが “God Save the Queen”、つまりイギリス国歌だったのだ。観客は映画を見る前に国歌斉唱をしてから着席し、映画をみるというのである。

現在はそのような文化はない。小娘がイギリス留学中も何度か映画を見に行ったが、そんなことは一度もなかった。1960年代や1970年代はこんな感じだったらしい。面白い。

その物語が今回のこのタイのエピソードに結びつく。

タイでのエピソード

初日はツアー等にも申し込まず、バンコク市内をぷらついていた。夕方頃にホテル近くの公園を歩いていた時のことだった。

日本で夕方18:00頃と言うと、子供たちの帰宅を促すチャイムが鳴る時間だ。そんな形で、街中に音楽が流れ始めた。タイも日本も変わらないんだなぁ。と思っていると…

公園でランニングをしている人、ベンチでお喋りしている人達が一斉に同じ方向を向き、起立を始めた。何食わぬ顔で歩いているのは、我々3人だけだった。イメージしてほしい、街を歩いている人、運動している人、お喋りしている人たちが一斉に止まり、ある一点を見つめているのである。異様な光景だ。何かのパニック映画のワンシーンのようだった。

その音楽がタイ国歌であることに気がついた。タイでは毎日決まった時間に国歌斉唱をするらしい。

あとで調べてみると、朝8:00と夕方18:00の2回、このような時間が設けられていると言う。その間はみんな国に敬意をはらうんだそうだ。

イギリスもタイも、日本もそうだが君主制国家はそういう気が強い。

実は日本も?

気づいていないだけで、我々も同じような経験をしている。

例えば、みなさんが通った学校での全校集会や式典等では、国歌や校歌を歌ったりしただろう。海外では学校での国歌や校歌斉唱はあまりないんだそうだ。そもそも校歌がありませんという国は結構あるらしい。

こういうのも私たちの生活の一部、慣習の一部であるが、実は海外では普通ではないことだったりする。それはそれで面白い。

イギリス留学中に、これは日本文化独特だったのだなぁと思うことはあったりした。そのことも今度綴りたい。


写真はwat phra mahathatを訪れた時のもの。

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