見出し画像

シン・コンセプトをつらつらと

「1年3セットの服で生きる」ためのPDCA実践術。あきやあさみさんの第2回講演会、私はアーカイブで視聴しました。

PDCA、というワードはお仕事の場でもたまに聞くワードでした。それをファッションに…?と思いながら視聴を始めましたが、「そうなの?!」「そうなの?!」「それはそう!!」と大変楽しく2時間を過ごしました。

講演会に参加された方はご存知だと思いますが、あきやさんから出された4つの宿題。その中のひとつである「年明けにシン・コンセプトを考えよう!」がやっと自分の中で少しまとまったのでnoteに書き記そうと思います。ちなみに講演会の開催は11月、現在2月です。時の流れ速すぎてウケますね。

これが私のシン・コンセプト

早速ですが、私のシン・コンセプトは
「可愛くて華やかな、色気と芯があるおだやかな女優さん」
です!
元々掲げていたコンセプトが「おだやかで親しみやすい、ミステリアスで自由奔放な女優さん」だったので、だいぶ変化した気がしますね。

実は元々のコンセプトを掲げた時に、何となく私のなりたい姿は分かったのですが、いち自問自答ガールズとして過ごしているうちに小さな違和感が少しずつ出てきました。

「おだやかで親しみやすい」って糖衣じゃない?

おだやかではありたいし、親しみやすくありたいけど、「自分の為のファッション」を念頭に置いた時に、「おだやかで親しみやすい」を本当にファッションで表したいのかな…?と思うようになりました。

おだやかで親しみやすい自分も良いけれど、もっと他になりたい姿があるんじゃないのか?YO!もっと自分のこと曝けだしてみなYO!と、改めて【人生でこうありたいなと思う気持ち】【好きなキーワード、もの・こと】【なりたい】を書き出すところから始めてみました。

【人生でこうありたいなと思う気持ち】

・自由でいたい
・安心していたい
・おだやかでいたい
・幸せでいたい(自分自身も、自分と関わった人や自分の好きな人も)
・誰かの神様になりたい(信仰云々というより、道標であったり救いの存在としての「神様」。「推し」と言い換えても良いかもしれない)

【好きなキーワード、もの・こと】

・可愛い
・綺麗
・華やか
・明るい
・話しやすい
・ドレッシー
・花
・都会
・夜

【なりたい】

・色気がある人(目が合っただけでドキドキするような人)
・都会のネオンが似合う人
・強そうには見えないのに何故か有無を言わせない雰囲気がある人
・芯がある人
・誰かの神様
・誰かの光
・「可愛い」と「綺麗」を両立した人
・「親しみやすさ」と「影のある雰囲気」を両立した人(ギャップのある人になりたいのかも?)

コンセプト用にもう少し絞ると、
【人生でこうありたい】
安心していたい、おだやかでいたい、幸せでいたい
【好き】
可愛い、綺麗、華やか、ドレッシー
【なりたい】
色気がある、強そうには見えないのに何故か有無を言わせない雰囲気がある、芯がある、誰かの神様、「親しみやすさ」と「影のある雰囲気」を両立

ここまで書き出して、おだやかで親しみやすいが糖衣云々どころか「既に元のコンセプトからだいぶ変わるな…」「これは思ったより長い道のりになるのではないか…」と若干白目を剥きながらも、キーワードを眺めながらふと疑問が湧き出てきました。

「色気」は欲しいけど、性的な目で見られたくない

事実として、私は胸が大きい人間です。胸が大きいことで、同級生にいじられたり、通りすがりの知らない人間に「胸でっか」と言われたりしたこともありました。しばいたろか!!!!!
そういう過去もあったので、自分の「なりたい」を改めて書き出した時に「色気」というワードが出たことに少し驚きました。色気のある人にはなりたい、でも性的な目で見られたくない。色気って、何だ…?とここで躓きました。

そもそも色気がある人ってどんな人なんでしょう。私の中で「色気がある人」として思い浮かんでいたのは、「魔法使いの約束」というゲームに出てくるキャラクターである「シャイロック」でした。

公式サイトより

立ち絵からだいぶ色気が漂ってはいるのですが、公式サイトの紹介にもある「マイペースな性格で独自の美的センスを持つ」というこの性格も、彼を構成する要素として重要だと思っています。
どんな時も余裕があって、ピンチすら楽しんでしまう。この辺りは彼自身というより、彼が所属する「西の国」の特性な気もしますが、今の自分には無い要素なのでめちゃくちゃ憧れます。

「色気」って見た目の話じゃないのかも?

シャイロックに対しての私の受け取り方を考えるに、もしかして私の「色気がある人になりたい」は見た目の話ではなく、内面的な話なのかも?と思い、Googleくんに「色気って何〜?!」と聞いてみたら以下の記事に出会いました。

『色気』とは、「人を惹きつける性的魅力」「愛嬌」のほか、「風情」「おもしろみ」といった意味ももちます。

これまでは、肌の露出が多くセクシーな女性の外見(身なり)に対して使われることが多かった言葉『色気』。いまは男性・女性問わず、知的で清潔感があるなど「大人の品の良さ」を表す言葉として、耳にすることが増えてきました。

言動・行動・身なりだけでなく、人を魅了する雰囲気・佇まい・美しさを感じる人に対して「色気がある人」と表現されています。

「人を魅了する雰囲気」、欲しい〜!人のことドキドキさせたいしメロメロにした〜い!
でもこれならわざわざ色気をコンセプトに掲げる必要ないんじゃないか?!と、色気を別の言い方で表せないかと更にキーワードを掘り下げました。

・魅力あふれる
・余裕のある
・優雅な
・艶やか

いや全部欲しいよ…魅力あふれてたいし余裕たっぷりでいたいし優雅でありたいし艶やかに笑っていたい…。

性的な目で見られたくない問題はあまり解決していませんが、これはPDCAを回しながらどこかで折り合いをつけようかな、と「色気」が無事コンセプト入りしました。

おだやかではありたい、じゃあ親しみやすいは?

【人生でこうありたいなと思う気持ち】で「おだやかでいたい」がまだ残っていることや、前回コンセプトを掲げた時に「自分の好きなところ」として挙げていることから、「おだやか」は今回のコンセプトにも組み込んで良いかな、とは思っていました。

じゃあ「親しみやすい」は?と考えた時に、自分の武器であることは確かですが、本当にファッションに「親しみやすさ」を入れたいのかな…と疑問が残ります。
親しみやすい自分は好き。「話しやすい」と言われることも嬉しい。でもそうある自分は糖衣を纏った自分で、極端なことを言うと「本当の自分じゃない」のでは?そんなことをぐ〜るぐる考えていました。が、ここでシン・コンセプトを考えるようになった自分の言葉を思い出します。

おだやかではありたいし、親しみやすくありたいけど、「自分の為のファッション」を念頭に置いた時に、「おだやかで親しみやすい」を本当にファッションで表したいのかな…?

おだやかで親しみやすい自分も良いけれど、もっと他になりたい姿があるんじゃないのか?

「もっと他になりたい姿」。そうだ、「なりたい」で考えれば良いんだ!
今までの人生を思い返してみると、人見知りな割にすぐ友達が出来たり、ライブに行けば隣の初めましての人と開演まで話していたり、バーで隣に座った人と大盛り上がりしてそのまま奢ってもらったり、一人で呑んでいる時に「あなたが今飲んでいるのはどれですか?」と海外の方からメニュー片手に聞かれたり、これってもしかして「親しみやすい」はもうなってるんじゃないの?!じゃあもうコンセプトとして掲げなくても良くない?!??

と言う訳で、「親しみやすい」は今回のコンセプトではさよならしました。また会う日まで…元気でな…。

可愛くて華やかな、

好きなキーワードとして挙がり、晴れて今回コンセプト入りした「可愛い」と「華やか」。実は前回のコンセプトを考えている時にもキーワードとしては挙がっていました。
ただ両方とも、コンセプトとして掲げるのは烏滸がましい気がして入れていませんでした。どんなに頑張ってもどうせ私に「可愛い」は似合わないし、地味でおとなしい私が「華やか」なんて、過去に呪われた自分がそう言っている気がして。

ですが、いち自問自答ガールズとして日々を過ごし、靴を手に入れたりかわいい・きれい・かっこいいについて考えたり今まで避けていたお洋服を試着したりして、「可愛い」も「華やか」も欲しいと思うようになりました。
昔は諦めていた、「可愛い」も「華やか」も自分のものにして、私が大好きなアイドルや役者みたいに、自分に自信を持ちたい。だったら腹括るっきゃねぇ〜!と覚悟を決めました。

「可愛い」については、「かわいい・きれい・かっこいい」の記事でも取り上げましたが、私の中では「愛嬌がある」「無邪気」の意味も含んでいます。
一見すると前述した「色気」と相反するワードにも思えますが、「人を魅了する」という点では差異はないと思っています。何より見た目でも内面でも可愛くなって自信を…持ちたい…。

「華やか」と言われて思いつくのは蜷川実花さんの撮るお花です。

(これは私が好きな写真集)

蜷川実花さんの撮るお花は、色鮮やかで力強く、圧倒的な存在感があります。
物静かでおとなしいこともあって、親戚の集まりで同じ空間にいても「どこにいるのか分からなかった」と言われることが多かった幼少期。その頃よりは私もだいぶ変わってはいるだろうけど、根本では「私はここにいるよ」を示したいんだろうな〜と。
例えば、ネオンが輝く都会の中で、紙吹雪が舞うステージで、スポットライトに照らされた舞台の上で生きる人間になりたい。華やかに、煌びやかに、背筋を伸ばして生きていたいと思ったので「華やか」を組み込みました。

芯がある

基本的に私は自分の意見を言うことが苦手です。「自分の中に意見はあるのに言えない」というより「自分の中にはっきりした意見がない」が近いです。常に思考がふわふわ、ぐにゃぐにゃしていて「こうです!」と言い切れないんですね。

+αで、人に意見を合わせがちな部分もあります。「分かる」ってすぐ言ってしまう。
結果として沢山の人に嘘を吐いてしまうことになるので、あまりにも不誠実だなぁと。【人生でこうありたいなと思う気持ち】で「安心していたい」がありますが、芯がふわふわぐにゃぐにゃの状態では自分自身も安心できませんし、人に安心感も与えられません。自分の中の揺るぎないものが欲しいので、「芯がある」を選び取りました。
自分の芯、探して立てるのはだいぶ骨が折れそうですが、頑張るしかないですね。

「女優さん」についてのあれやそれ

お芝居の世界でなら何にだってなれるんですよ。同じ人間でありながら、いくつもの違う人生を歩むことが出来る。英雄にも、悪役にも、人間でない存在にもなれる。裏には想像も出来ないような苦悩や泥臭い時間があることも分かってはいますが、舞台上で、銀幕で、キラキラと輝く華やかな俳優さん・女優さんが凄く素敵で、憧れました。

なりたい私の輪郭が見えた-コンセプトの話-

女優さんにしろ、アイドルにしろ、人前に出る仕事は時に人の人生を変えてしまうほど大きなパワーがあって、その分沢山の悪意と好意をぶつけられる仕事だと思っています。
私がそういう仕事に憧れたのは「キラキラと輝く彼ら・彼女らが素敵だと思ったから」。もっと掘り下げると、「私も人の人生や考えを変えてしまうほどのパワーで、誰かの生きる力になる人になりたい」「狂おしいほど愛されたいし、貰った愛を100倍にして愛し返したい」と思ったからです。

頂いた愛にはそれを超えるような愛と感謝を、悪意には反応しない強さを。キラキラと煌めく星のように、人を夢中にさせる魅力に溢れた女優さん。「可愛くて華やかな、色気と芯があるおだやかな女優さん」。本当になりたい姿にまた一歩、近づけた気がします。
正直、まだまだ手を加えたい気持ちもありますが、これ以上練ると訳分からなくなりそうな気がしたのと、PDCAが何にも進まなくなりそうだったので一旦これで完成です。

という訳で、改めて私のシン・コンセプトは
「可愛くて華やかな、色気と芯があるおだやかな女優さん」です!
何卒よろしくお願いします〜!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?