流産-前進-
ずっと家に引きこもっていた毎日。
少しずつ前に進もうと…旦那の休みに合わせて1泊2日で急遽前日に予約して、小旅行。
旦那と考えていたこと、タイミングが偶然重なり、初めて出逢った場所でランチし、初デートした観光地の温泉宿に宿泊。
「あの時…」と出逢った時の思い出話に花を咲かせながら、一緒にいられることの有り難さを再認識。
糸を授かる前は、2人の生活が楽しくて楽しくて。ずっとこの幸せが続くように願ってた。
それが、糸を授かってからは3人の生活が幸せすぎて…幸せすぎて。糸を失った今、2人の生活では物足りなく、くよくよしながら糸の面影を探す日々…
思い出を辿るような今回の小旅行は、そんな私達に夫婦としていられることの幸せさ。糸がいた日々がどんなに特別で有り難い日々だったかを教えてくれる時間になりました!
傷心旅行なのに貸切状態の露天風呂でボーっと過ごす時間は、ご褒美にすら思えた。
前向きになってみたり…やっぱり糸を求めて後ろ向きになってみたり…を何度も何度も繰り返したけど、その度に気持ちに寄り添ってくれる旦那に感謝。
泣きたければ泣いていい。
ただ感情を押し込めたり、閉ざしたりするのはやめなさい。
全てぶつけなさい。
旦那には珍しく、厳しい口調ながらも温かい言葉。
その言葉に何度救われたか…
同じ想いをしている人がいたら、私もそっと寄り添いたい。同じ言葉をかけられるか分からないけど…涙が枯れるまで側にいて、涙が枯れたら少し前を向く…そんなサポートが出来たら…そんなサポートが出来る人になれたら…
そして、側に居続けてくれる旦那を支えられるだけの器を持てたら…
涙は枯れることを知らないけど…確実に一歩前進できた時間。
こうやって日々を重ねながら…いつか前へ…進みたい。完全なる前進を目指して…
今日を生きる!
糸-ito-
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