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24年問題について

建築業界と物流業界を取り巻く24問題をご存じでしょうか?
私は知っていはいましたが、目を伏せておりました。
自分の業務に大影響を与えるこの問題を今さらながら、整理したいと思います。

概要

働き方改革関連法によって猶予を設けられていた建設業、運送業を含む2024年4月1日以降、時間外労働時間が制限される。
特に運送業は生活に大きく影響が出てしまいます…。

運送業について

時間外労働時間の制限で、下記の負のスパイラルが生まれます。
配送時間が少なくなる
 →物流会社の売り上げ減少
  →ドライバーの給与維持のため物流費が値上げ
   →様々な商品が値上げ
    →消費者(ドライバー含む)の負担増

あれ?
これって誰も幸せにならないのでは…と思ったのですが、将来的に人手不足は確実に起こり、そのためには配送状況を革新的に変えるためのシステムの再構築が必要不可欠のため、前もって国が荒療治を進めたようです。
↑※あくまでも私の認識

建材の運送業について

建材の運送業について
下記データから見るに建材配送の労働時間に関しては、21年度の時点で15%は24年度基準外。食品系が最も労働時間が過酷な事が伺えます。
 https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/000883703.pdf

ん~、でも資料を読んでも肝心の影響度合いがわかりません!
というのも、建材はバリエーション豊富で、小さい物から大きい物まで差があります。中にはユニックが必要であったり、長物(床材、建具)なんかは既に嫌われていますからね…。仮に扱いづらい物が約15%の会社が担っているのであれば、影響は必須ですし、こればっかりはサプライヤーに今度聞いてみるしかないようです。

業界の色的に動きが遅い?

聞いてみようと思った矢先に以下の記事を見ました。
まさかのドライバー自身、3割の方々がこの問題を知らない。
そして7割が会社から説明を受けていない。
業界の色のせいでしょうか?
建築業界の私たちも、制度改正がある際はいつも直前でバタバタしますのでなんとなく想像はつきます。

https://mainichi.jp/articles/20231027/k00/00m/020/339000c

といことは…
いつものごとく、急に値上げなんて事もありそうです。
これを踏まえて先に価格交渉に備えようと思います。

対策

・送料がある事を当たり前と認識する
・最短で物を発注しない
工事現場でも日々の生活でもどちらも当てはまる事かと思います。
ほぼほぼ材料代に送料は含まれておりますが、ガソリン代が日々変動する昨今、価格体系を分けておかなければ運送会社に負担のシワ寄せが行っている事は確かですしね。

他にも自分の業務範囲内でいろいろできそうな気はします。解決できれば他社差別の1つにもなり得るかもしれませんし、また暇があれば検討したいと思います。

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