見出し画像

「時間術大全」を読んだ感想

#36
2024.5.18.

先ほど「読書術」というか「note継続術」というか…とりあえず記事をアップした。

その方法を使って読んだ「時間術大全(ジェイク・ナップ/ジョン・ゼラツキー著)」という本の感想を書く。


現代人のデフォルト「多忙中毒」と「無限の泉」

「多忙中毒」

忙しく働いていることがよしとする風潮、考え方のこと。
日本人は特に強い気がする。
みんなが一生懸命に働いていたら帰りづらい。
暇になったら予定を埋めなくてはいけない。
私自身も「ゴジラ-1.0」を観ながら、スマホをいじり、コーヒーを入れたり洗濯物をたたんだりなど「ながら作業」が日常化している。
食事の最中もスマホを触ってしまう癖があるから、食事を作ってくれた妻に本当に申し訳ない気分になる。これからはもうしません。しっかり味わって食べます。

「無限の泉」

SNS、YouTubeなど動画サイト、ニュースアプリなどついつい見てしまう。暇つぶしのゲームがすでに暇つぶしではなく、「睡眠時間つぶし」「人生つぶし」になっている人もいるのではないか。
スマホの中には「時間が溶ける」くらい魅力的な泉が無限に湧いているということだ。
私は漫画が大好きだ。
今日の無料話を読もうといろいろなアプリを経由すると、軽く1時間は読んでいる気がする。読み足りないと感じるときは、新しい漫画を読み始めることもあった。これはやばいな。

メイクタイム(時間術)の仕組み

「4ステップ」を毎日繰り返すだけ。
①ハイライト
②レーザー
③チャージ
④チューニング

①ハイライト

毎日の「最重要事項」を選ぶ。
毎朝(または前日の夜)、その日の優先事項としてスケジュールを確保する活動(=ハイライト)を1つ決める。
・今日中に「やらなくてはいけないこと」
 (プレゼン資料作り、ミーティング、noteを書く)
・これができたら1日が満足だという「やりたいこと」
 (子供と遊ぶ、ギターで1曲マスターする、キャンプギアを買いに行く)
今日一日の優先順位の第一位を決めてそのための時間を確保してしまう。
私にとって通勤時間はボーナスアワーである。
基本は読書、忙しい日は雑務と決めておくことでYouTubeに溶ける時間が減り、充実した毎日を過ごせている。

②レーザー

レーザー光線のように「ハイライト」に集中するシステムをつくる。
そのためには、気が散らないスマホをつくる。
ホーム画面からSNSを消した。
YouTubeは何度かスワイプしないと見れないようにした。
ほとんどのアプリから通知がこないように設定した。
机上だけでなくスマホの整理整頓も大事!
でも実はこれが一番難しい。
本には、「LINE、メール、WEBブラウザを消してスマホを空っぽに」と書いてあるが、ん~難しい。
通知をオフにして、FacebookやXを消しただけでもかなり時間のゆとりが生まれた。
そしてレーザー戦術は、そのシステムを一度作ってしまえば、かなり効果が継続することが分かった。

③チャージ

脳と体をケアしてエネルギーをチャージする。脳と体はつながっている。
毎朝のルーティンのヨガやストレッチがケアになる。
気分によっては瞑想したり、ストレッチポールでゴロゴロしたりしている。
ゴミ捨てがない時は7分間ワークアウトに取り組む。
朝の時間に、ヨガ、瞑想、ストレッチ、ワークアウトのすべてに取り組むのは無理。
朝、自分の気が向いたものに取り組んでいる。
気が向いたもの=自分の体が欲しているもの
と考えている。
そしてこれがかなり大切。
スマホを置いて家族との食事を楽しむ。ゆっくり噛んで味わう。

④チューニング

1日の終わりに今日のハイライト、集中度、エネルギーレベル、実際に取り組んだことを振り返る。
1日の終わりがよいことはわかっている。わかっているけれど、私にとって夜は時間がない。子供たちに読み聞かせをすることが何よりも楽しみだからだ。
私はこのチューニングを毎朝の0秒思考に当てようと思う。
ライフスタイルは変化して当然。
うまくいったこと、うまくいかなかったことを定期的に見直してその時の自分に合わせてオーダーメイドの時間術をつくっていく。

終わりに

この本には「87の時間術」が載っている。
87全てやるのではなく、自分に合った時間術を選んでいくことが大切だ。
簡単な文章で読みやすく理解しやすい。
本当に時間の余裕が生まれたし、やりたいことができている感覚もある。
「7つの習慣」の「第三の習慣:最優先事項を優先する」にも通じるところがある。
一読をオススメする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?