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「休養学」を読んで

2024.6.9.
#42

最近、疲れがとれないな。
朝起きても頭がぼうっとしているな。
と感じることが多くなった。
私の2024年の「一年の計」の中に「健康」がある。
『健康の三要素=「運動」「栄養」「休養」』を見直すきっかけにしたいと思い、本書を手に取った。

身体及びこころの健康を保 つための三要素は、適度な「運動」、バランスの取れた「栄養・食生活」、心身の疲労回復と充 実した人生を目指す「休養」とされている。

「21世紀におけ る国民健康づくり運動」厚生労働省

「フィットネス疲労理論」

(自分の体力)ー(疲労)=(自分が出せるパフォーマンス)
スポーツの世界ではよく知られている理論。
疲れたらその分パフォーマンスが落ちる。
やはり、朝の仕事が最も効率的で、いかに疲労回復できるのかが大切だと思う。

疲労を蓄積させておくとその分、生産性(パフォーマンス)が落ちるので、疲労を残さない攻めの休養が必要だと思う。

疲労は経済損失になる

2004年の厚生労働省の疲労についての調査では、慢性疲労症候群の人たちがもたらす経済損失の金額
約1兆2000億円!
理由は疲れているのに無理をして働き続けることで生産性が下がるから。

これが年間なのかどの期間なのかは明記されていないので、何とも言えないが、無視してよい数字ではないと思う。
日本人の生産性が低いという話は聞いたことがあるが、少子高齢化、労働人口の減少を考えると、経済成長が鈍化したり、ミスが多くなってしまったりするのではないかと心配になる。
仕事内容の厳選、AIや家電など最新技術を使ったデジタル化を考えたい。

体の異常アラートの1つ=疲労感

体の異常アラート
①痛み
②発熱
③疲労

①②は病院に行ったり、休んだりすることができる。
「頭が痛いので今日は休んで病院に行ってきます」
「発熱しました。お休みをいただきます」
違和感はない。
③については疲労感を感じたとしても一時的にマスキング(上から覆い隠す)ことができてしまう。

確かに気持ちがハイになっていたり、コーヒーや甘いものを口にしたりすると疲労感を感じないことがある。筆者はこれを「体にとって相当の嫌がらせ」と書いている。人間は休めないとき、責任がある仕事をしているときに疲労感を感じないようにできているそうだが、疲労がなくなるわけではないので要注意だそうだ。アラートが鳴り続けているのに、それを無視し続けることは、いずれ取り返しのつかないことになりかねない。

休養学が定義する「7つの休養モデル」

  1. 休息タイプ・・・睡眠、休憩、ゴロゴロする、仮眠

  2. 運動タイプ・・・ヨガ、ストレッチ、ウォーキング、軽い運動

  3. 栄養タイプ・・・胃腸に優しい食事、腹八分目、白湯、断食

  4. 親交タイプ・・・親しい人・ペットとスキンシップ、雑談、森林浴

  5. 娯楽タイプ・・・音楽鑑賞、映画鑑賞、推し活、読書

  6. 造形・想像タイプ・・・絵、詩、DIY、瞑想、空想

  7. 転換タイプ・・・模様替え、旅行、買い物、外食

ストレスコーピング

cope(対処する)
ストレスや疲労を感じた時に、あらかじめやることをリストアップしておく。

全てをやるわけではなく、自分がやりたいこと、自分に当てはまることをやる。そして、全てがこの分類に当てはまるわけではなく、友達と旅行先でヨガをするなど組み合わせることもできる。
自分にとっての疲労回復方法をリストアップしておきたい。

私が日常的にやっているのが、2,4,5。
苦手なのが3。
新たに挑戦してみたいと思うのが3、7かな。

まとめ

ストレスの多い現代社会において積極的に休養していくことはとても大事だと思った。
毎朝、ヨガ、ストレッチ、7分ワークアウトから選んでどれかを実践するようにしている。
外で朝日を浴びながらヨガをしていると、時々、自分をおじいちゃんみたいだと思う。
でも、高齢者ほど健康に意識が向いているのだろう。
高齢者の朝の公園でのラジオ体操。今では高齢者の気持ちがよくわかる。
ちなみに私の「ストレスコーピングリスト」の一部を紹介する。
月・・・7分ワークアウト
火・・・ゴミ出し⇒ヨガ
水・・・7分ワークアウト
木・・・ゴミ出し⇒ヨガ
金・・・ゴミ出し⇒ヨガ
土・・・7分ワークアウト
日・・・ヨガ⇒ストレッチ
のようにルーティンを決めてしまうと取り組みやすい。

一日の疲れを癒すために帰りの電車でのアマプラは、娯楽タイプ。

これからも積極的に休養をしていきたい。


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