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【2024年/邦画おすすめ】面白い傑作映画55選<ランキング>

【最新】人生で一度は観るべき邦画の大特集!中古DVD・Blu-ray買取店『もったいない本舗』の映画好きスタッフが選ぶ、日本映画の名作&傑作とは?感動・恋愛・青春・実写化などジャンル別・ランキング形式でご紹介します。選りすぐりの楽しい映画をどうぞ!

[目次] 
1.日本映画で面白い55作品<ジャンル別ランキング>
2.【日本アカデミー賞】最優秀作品賞を受賞した傑作映画おすすめ10選
3.【ヒューマン映画】人間ドラマが胸に染みる邦画おすすめ5選
4.【青春映画】若者の熱い日々を描いた邦画おすすめ5選
5.【ミステリー・サスペンス映画】どんでん返しに騙される邦画おすすめ5選
6.【大人の恋愛映画】切ないけど恋がしたくなる邦画おすすめ5選
7.【アクション映画】迫力ある戦闘シーンが痛快な邦画おすすめ5選
8.【ホラー映画】恐怖で夜トイレに行けなくなる邦画おすすめ5選
9.【漫画の実写化】原作ファンも納得する映像化作品おすすめ5選
10.【ドラマからの映画化】劇場版が最高傑作な邦画おすすめ5選
11.【アニメ映画】人生で一度は観ておくべきアニメおすすめ5選
12.【感動映画&コメディ映画】おすすめ作品一覧
13.<監督で選ぶ>監督別おすすめの邦画一覧
14.ちょっとだけ気になる映画は、サブスクで!
15.まとめ

日本映画で面白い55作品<ジャンル別ランキング>

邦画とは、日本映画のこと。近年、Netflixやアマゾンプライムビデオなどのサブスクリプションサービスが台頭し、レンタルよりも気軽に観られるサブスクを利用して映画を楽しむ人が増えてきました。そんな中「普段は洋画(外国映画)しか観ない」というセリフも、よく耳にします。

邦画は漫画原作ばかり?洋画よりも予算が少ないからチープ? いえいえ!決してそんなことはありませんよ。

ダイナミックなアクションや迫力あるCG技術は、洋画には勝てない作品もあるかもしれません。でも、

ストーリーの重厚感と共感性は圧倒的に邦画が優勢!邦画には、洋画にはない魅力や面白さがいっぱいなんです。

邦画の魅力
共感性が高く、 自分を投影しやすい。
登場人物に感情移入しやすい。
胸キュンや笑いのツボがズレにくい。
現代社会への問題提起も他人事ではなく受け止められる。

この記事では、数多くの邦画のDVD・Blu-rayを取り扱う『もったいない本舗』のスタッフの中でも「基本、映画鑑賞は邦画だけ!」という私が自信を持っておすすめする、日本映画50本を厳選しました。どれもハズレなしです。面白いものしか選んでいません!

今回は、昔から語り継がれる名作ではなく"今"観てほしいおすすめ映画を中心にピックアップしています。とにかくこれを観て、邦画のネガティブなイメージを払拭してもらいたいです!また、コロナ禍による自粛中、または休日に時間を持て余しているときの映画選びの参考になれば幸いです。

※クリックすると、各ジャンルのランキングをチェックできます

【日本アカデミー賞】最優秀作品賞を受賞した傑作映画おすすめ10選

迷ったときは、これらを観れば間違いなし!日本アカデミー賞といえば、その年度に公開された作品で優れたパフォーマンスをした映画人を選出して表彰する、国内最大の映画賞です。"日本映画界において最高の権威と栄誉を持つ賞"でもあり、その年の日本映画の最高峰を決める祭典は毎年大きな注目を集めています。ここでは過去の日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞したものの中でも、特に面白かった8作品をご紹介します。

1位『舟を編む』(2013年)

ヒューマン 恋愛 コメディ

【監督】
石井裕也

【出演者】
松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、池脇千鶴 他

数ある最優秀作品賞の中から私が第1位に選んだのは、この『舟を編む』です。理由は「老若男女どんな人にもおすすめできる。」「観るときの自分のコンディションに関係なく鑑賞できる。」「観た後に清々しい気持ちになれる。」など、観る人を選ばないのに圧倒的に面白いから!「大渡海」という辞書を作るまでの編集作業を定点観測しながら、不器用だけど憎めない主人公・馬締の15年の人生を追っていきます。言葉のプロなのに、好きな人にはどんな言葉をかけて良いのかわからない男の不器用さにもニヤリ。激しい抑揚のあるストーリーではないのに、主人公の生き様はまるでスポ根漫画のような熱さがあります。語釈をめぐるユーモラスでおかしな議論も、彼らは本気なんです。日本人の繊細な感情を日本語という豊かな語彙で表現する難しさを目の当たりにしながらも、言葉の新たな魅力を発見できます。辞書作りという途方もない作業のその先に見える景色を、本作を通じてより多くの人に知ってもらいたいです。

2位 『ある男』(2013年)

ヒューマン ミステリー 感動

【監督】
石川慶

【出演者】
妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、柄本明 他

亡くなった夫が、まったくの別人だった――。ある家族の幸せだった生活を揺るがす、大きな嘘の真実を解き明かすヒューマンミステリーです。かつての夫と離婚し、子どもを連れて故郷に帰ってから出会った男と家族4人で幸せに暮らしていた里枝。しかし、突然の事故で男が亡くなり悲しみに暮れる中、法要に訪れた男の親族から遺影に映る人物はまったく知らない人だと告げられて…。謎に迫る弁護士に妻夫木聡さん、夫に嘘をつかれていた女性を安藤サクラさん、そして正体不明の男を窪田正孝さんが熱演!実力派俳優が顔を揃え、さまざまな感情を私たちの心へ訴えかけてきます。特に終盤には、徐々に押し寄せてくる衝撃に打ちひしがれることでしょう。他の作品では味わえない余韻と感動をあなたにもたらしてくれる作品です。

3位 『万引き家族』(2018年)

重い ヒューマン 家族 犯罪

【監督】
是枝裕和

【出演者】
リリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林、松岡茉優、城桧吏 他

日本の映画賞だけでなく「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞(パルム・ドール)を受賞し、国内外から大きな評価を受ける本作。『万引き家族』というタイトルもインパクトがありますよね。実際に起きた事件を題材にして創作されたというストーリーは、フィクションでありながらも、痛いほどリアリティーにあふれています。貧困で万引きを繰り返そうとも、家では常に笑いが絶えず、楽しそうに暮らす家族たち。その姿だけを見ると、何が正しくて、何が間違っているのか。それが、途中でわからなくなるかもしれません。犯罪を繰り返す家族の関係は、安易に"社会のはみ出し者同士のなれ合い"という言葉では片づけられず、人との絆について改めて考えさせられる映画です。ハッピーエンドとは程遠いラストも、歪んでいるのに温かい家族愛を見せつけられたことで、後味が悪くないから不思議。「本当の家族の絆とは何か?」。本作を観て、あなたの答えを探し出してみてください。

4位『ミッドナイトスワン』(2020年)

感動 母性 重い 泣ける

【監督】
内田英治

【出演者】
草彅剛、服部樹咲、水川あさみ、田口トモロヲ 他

「よく、この役を引き受けたな…。」世界最長である925秒(15分25秒)の予告編が公開されたとき、多くの人がこんなセリフを口にしたものです。それもそのはず。本作の主演である草彅剛さんが演じたのは、トランスジェンダーの凪沙という女性だったからです。本作で日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞にも輝いた草彅さんの演技は、一度観ると脳裏にこびりついて離れません。それほどまでに、彼の存在感と母性あふれる仕草や表情に圧倒され、心を揺さぶられるんです。私はこの映画を観たときに、"感動"という一言では片づけられないような、複雑な感情があふれ出てきました。差別、偏見、ネグレクトなど重いテーマを取り扱っているので、ときには重苦しいほどの切ないシーンも。しかし、随所に登場する新人・服部樹咲さんが踊る美しく儚いバレエによって、重い気持ちが晴れていく感覚も心地良かったです。この社会の片隅で、こんな境遇の人がいるんだということを一生忘れられなくなる映画です。

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