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相手と深くつながる力、相手の性質を感じること、交流する相手はあなたと似ている人?それとも違う人?


自分以外の他者との関わりは、
「自分」と「相手」という
一対一の関係から始まり、
複数または集団へと広がる過程で
「仲間」との関わりが生まれ、
一番大きな単位の他者としての
「社会」へと広がっていく、

SNSの普及によって、
今や他者と関わる範囲は広く、
手軽につながれるようになりました。
一方で、
いろいろな価値観をもつことが許され、
それぞれの価値観が重要視される
社会になるほど、
トラブルや対人葛藤を生じさせる
可能性も高まっています。

そのため、私たちはその事態から
自分の身を守って快適な生活を
送ることができるよう、
私たち自身で判断し調整することが
強く求められています。
相手とどのような場面で、
どのくらいの距離感を保つのが
お互いにとって快適か、
そして一番伝わり合う言葉は何かを
探しあてるために
コミュニケーションをとるのです。

異質な他者、
あなたと関わりの薄い知人は、
あなたとは異なる世界で、
異なる価値観を持って生活をしているので、
あなたにとって新奇で有用な情報や
人脈などを含んだ世界を提供してくれます。
多様な十人がいれば、十通りの関わり方が
存在するように、

「自分の考え方や価値観、
物事に対する取り組み方が似ている」
と思えば、私たちはその人のことを
もっと知りたいと思い、
仲良く付き合おうとします。
問題は、
「自分とはちょっと違う、全く違う」
と感じたとき、

異質な他者と話を合わせ
理解し合うには時間も心理的負担も
大きいので面倒に感じ、
いずれ意見が衝突してしまうだろう
と予想しがち(思い込み)、
そのため、異質な他者とは距離を
置き、疎遠な関係にしてしまいます。

しかしながら、この顔見知り程度の
異質な他者こそが、
あなたが抱える問題解決の突破口を開き、
飛躍させてくれる存在なのです。

スタンフォード大学社会学教授
「マーク・グラノヴェター」氏は、
「新しい経済社会学」における
指導的な社会学者の一人であり、
彼が着実な研究活動から生み出す
多数の創意に満ちた論文は、
常に注目を集めてきました。

たとえば、
ジョブ・マッチング過程に関する
先駆的研究において、
米国ボストン郊外のニュートン市に
在住の282人の男子ホワイトカラー
「専門職,技術職,管理職」労働者を
対象に面接法と郵送法によって
調査が行われました。

調査目的は、実際に労働者が
就業情報にどのように接近し、
どのように労働者と職業の
マッチングが生み出されるのか、
その因果関係の連鎖を追跡し、
そのメカニズムを解明すること、
”異なる属性を持つ労働者”を
”異なる収入や地位をもたらす職業”に
結びつける過程は重要な研究領域であり、

転職する際に、労働者は強い紐帯を持つ
「いつも会う」人よりも、
弱い紐帯を持つ「まれにしか会わない」
人から役に立つ就業情報を得るという
傾向を見つけ、

この発見にもとづいて、
「マーク・グラノヴェター」氏は、
「弱い紐帯の仮説(Granovetter 1973)」
を提唱し、話題になりました。

すなわち、
いつも会っている人々には、
既に知られている同じ情報を共有する
という社会構造的な傾向があるので、
労働者はかえって、
たまに会う人から多くの新しい情報を
入手する可能性があるという仮説です。

これは強い紐帯で結ばれる人々は、
同じ社会圏に属し、類似した情報を持ち、
逆に、弱い紐帯で結ばれる人々は、
異なる社会圏に属し、異なる情報を
持つ傾向があるという推論にもとづく
というもの。

ネットワークが開放され、
互いが緩くつながっていることに
思いがけない好機が存在するという説と
それを裏づけるデータ転職の成功は、
遠い知人からの
「軽い気持ちでの紹介」
「何気ない情報」が
きっかけとなったケースが
多かったという結果を提出しました。

身近で普段から情報交換をしている
友人や家族は、自分の意見に
共感してくれることが多いので
安心感を与えてくれます。
しかし同時に、
「似たような話ばかり...
マンネリ化してきた」と感じることも、
次第に増えていきます。

それは長く付き合っている恋人
との関係を考えてみれば、
分かりやすいかもしれません。
閉じた関係だけで、
いつまでも出会ったころの
刺激や新鮮さを保つことは
案外難しいもの、

その一方で、異質な他者、
自分と関わりの薄い知人は、
あなたとは異なる世界で、
異なる価値観を持って
生活をしているので、
あなたにとって
新奇で有用な情報や人脈などを
含んだ世界を提供してくれます。

たとえば、
いつでも、どこでも、誰とでも
つながることができるSNS、
見知らぬ人からの返信にハッと
気づかされたという人も
いることでしょう。

その意味では、SNS は、
現代に生きる私たちが、
異質な他者と関わることを求め、
その魅力を感じ取って発達させてきた
手段の1つと言えそうです。

身近な友人との緊密な関係を築くこと、
遠い知人と緩やかにつながり続けること、
それぞれの存在が私たちの生活や
成長を支えてくれるのです。

今後数年間までは、
「夜明け」の直前のような状況で、
あらゆるネガティブなものが表面に現れ、
大掃除、大浄化が個人・社会・世界・
地球全ての領域で行われるようです。 
良くなる為の産みの苦しみ的な状況を経て、
輝かしい新生地球(善)に生まれ変わろう
としています。

これまでの時代のエネルギーと
新たな時代のエネルギーが激しく
ぶつかり合う「過渡期」今は、
時代の「移行期」でもあるため、
「激動の時代」といわれる真っ只中、
私たちはこれからもっと多くの
驚くべき事象を経験する中で、
さらなる魂レベルの気づきと
目醒めを促され、生き方を見直す
選択をしていくことになります。

その世界の特徴的な状況を表す
言葉として
「VUCA(ブーカ)の時代」
という表現が最もふさわしいでしょう。
「Volatility:変動性」
「Uncertainty:不確実性」
「Complexity:複雑性」
「Ambiguity:曖昧性」
これはビジネス用語として
使われている言葉で、
4つのキーワードの頭文字から
取られています。

4つの頭文字からわかるように、
まさに
「明日なにがおきるかわからない、
予測不可能な時代」を意味します。
これまではある程度、過去の経験から
推測できていたことでも、
技術革新や人々の価値観の多様化により、
考えもつかない事態に
進んでいくことが考えられますし、
不確実なことが多い時代だからこそ、
全く新しいサービスが生み出される
可能性も秘めています。

比喩的に言うならば、
「一歩先は大嵐の状態」、
「前提は崩れ、変化していくもの」、
想像以上のスピードで物事が
不可逆的に変化していきます。
そのため、チームで時間をかけて
議論して結論を出し、行動するのではなく、
一人ひとりが自ら自律的に素早く判断し、
行動することが今後ますます
求められていきます。

宇宙規模での大転換期を迎えた今、
多角的な視点から、終わりゆく文明と
新たな文明の狭間の過渡期を、
人々がどうすれば時代の波に翻弄されず、
上手に乗りこなしていけるのか、

さらにはこの時代を選んで生まれた
人生の本当の目的と意図を理解し、
新たな文明へと難なくシフトするのに
必要な叡智、激動の過渡期の時代を
賢く生き抜く力を身につけて、
新たな文明を迎える準備、気づき、
大人の魂(自律)へと成長すれば、
自ずと終わっていくでしょうし、

こういうときこそ、
ものごとや状況を見極め分析できる
視点を培い、さまざまなものに
翻弄されない自分軸とエネルギーを
保っておき、これまでの生き方を
徹底的に見つめ直すときでも
あると言えるでしょう。

どの情報を選ぶのか。
すでに無知では生きられない
時代を迎えていると思っています。
差異を理解し適応していくプロセス、
自律(自立)した人々が共生していく
流れに向かっていることは確かです。

あなたをいつでも応援しています。
ありがとうございます。


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