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呼ばれるものこそ、コーリング(Calling)、自分の意思ではコントロールできない「何か」に導かれている人生


オックスフォード大学の予測を元に
AIやロボットによる自動化が
難しい職業の中に
「芸術」「歴史学」「考古学」
「哲学」「神学」など
抽象的な概念を整理・ 創出するための
知識が要求される創造的思考があります。
(※神話は神学の基礎)


神話というのは「神話学」という
学問にもあるように
ある意味、現実と私たちをつなぐ
ネットワークの一つです。
科学技術と「神話」が背中合わせの
関係にある現在、ある種の神話形態は
科学技術(インターネット)で
作られているわけですが。


アメリカの神学者
ラインホルド・ニーバー氏による
有名な"ニーバーの祈り”を
ご存知でしょうか。
「変えられるものを変える勇気を、
変えられないものを受け入れる冷静さを、
そしてその二つを見極める英知を与えたまえ」


これは、はるか昔の言葉ですが
現代でも価値をまったく失っておらず、
ここで語られる
「冷静さ」「勇気」「英知」は、
物事をすすめる上で必要不可欠な要素
であると思っています。
つまり、「今、自分ができる行動」に
全力を尽くすこと、今自分に何ができるか
と解釈しています。


人生のあらゆる場面でピンチを
チャンスに変容させて
果敢にチャレンジするためには、
大きな勇気とエネルギーが必要です。
いつ、それを決断でき、
いつ、それが今だとわかるのか。 


自立の第3ステージに到達した
私たちは"生か死"かの選択(関係)
をせまられます。
心理学的に
「デットゾーン」と言われる領域、
自立の最終段階が「デッドゾーン」の
ステージです。


挫折といった喪失感から
つながりと安心感を取り戻す
ステージへ向かうとき、私たちは
大きな挑戦をしなくてはなりません。
自分一人だけで自立して生きる
のではなく、誰かと相互に理解し、
助け合い、人や社会と協力し、
リーダーシップをとっていく生き方。
人々の成功、幸せ、豊かさに
貢献していく相互依存のステージです。


パートナーシップのプロセスは、
ロマンス→ 違和感→ 競争・ケンカ→
 新しい関係性へ(もしくは別々の道へ)
と進んでいくのが一般的。
『依存→自立→デッドゾーン→相互依存』
(自立している者同士が寄り添う関係)


これまでの私たちの文化では、
成長の最終段階は"自立"であると
考えられてきましたが、真実として
自立とは相互依存やパートナーシップ
に至る手前の段階です。
「デッドゾーン」を超えた先の
”相互依存”へ向かっていくわけですが、
そこまで到達するには何度も何度も
この前の段階「デッドゾーン」を
いったりきたりするものだと
いうことです。


つまり「デッドゾーン」とは
自立の最終段階(祝福)であると同時に
極度の疲労感、深い疲弊感を感じて
死にたくなってしまうこともあります。
無気力や無感動、燃え尽き症候群、
死の誘惑が訪れることもあります。
これは、
その人を育み生きていくための
原動力を与えてくれる”受けとる”方の
側面(その人の中の女性性)が、
まったく癒されていないため、
受けとることができなくなって 
いるからです。


燃え尽きてしまったという感情は、
相当の努力をしてこなければ
感じられないものであります。
後悔も経験の一つですが、
できる努力はし、自分に向き合う
ということを大切にすることは、
人生の質を良くしていく一つの
方法になります。
不可能だったことについては
執着を手放すことで多大な恩恵が
受けられるようになっています。


だからこそ、「デッドゾーン」は
あなたの限界を教えてくれているのです。
一人で頑張る、一人で問題を抱える、
一人で戦うステージに終止符を打ち、
”誰かと共に生きる”前のギフトです。
そして
この「デッドゾーン」には、
あるメッセージが隠されており、
そのメッセージこそが
デッドゾーンを抜ける道標、
ライフワークも真実のパートナーも
顕在意識のレベルで起きるものでは
ありません。
新しい人生の扉を開ける「鍵」は
潜在意識の中に隠れているので
自己探究なしに見つけることはあり得ない、
”示されるもの”であり、”出会うもの”であり、
気づくもの”だと思っています。


だから、ここが人生のゴールではなく、
「デッドゾーン」を超えた先にこそ、
『真実のパートナーシップ 』が
あるのです。
”真実の自分を生きる”と決めた瞬間に
ライフワーク(Calling)が見えてきます。
そして真実のパートナーと出会います。



もうすでに出会っているけれど
気づいていない場合もあります。
別れてしまった恋人が真実ならば
きっとまた再会することでしょう。
すなわち『真実のパートナーシップ 』に
向かうには、デッドゾーンを抜ける
ための「覚悟」が必要だということです。
(※職業心理学のなかでは「コーリング」
という言葉で「天職」を扱っている)


思い込みやしんどい感情を感じて解放し、
「これ以上頑張れないくらい頑張っている」
「本当は今の状況が嫌でたまらない」
と認めること。
誰にも頼らず一人で頑張り続けたことを
手放していく意欲を持って、誰かを頼る、
助けを求めることができるようになった時、
デッドゾーンを乗り超えるための
誰か、自分を支えてくれるサポーターや
あなたと共にあなたの成長や進化の過程を
歩んでくれる伴走者のような存在が
必要となってくるでしょう。


本当にするべきことに出会うと
シンクロ二シティや突然の協力者に
恵まれるなど、奇跡的なことが起こるため、
あなたも確信を感じずにはいられないでしょう。
それによって必要な人や情報も
あなたのもとへ届き始めます。

”自分で何とかしたい”と思うことを
やめればいいのです。


導かれる人生を生きるとは、
自分の思い描いていた人生とは違い、
想像以上に素晴らしく、自分の意思とは
違う方向に導かれますが、
不測の出来事に対して受け入れ、
柔軟に軌道修正しながら進み、
ポジティブな解釈をして行動することで
道は開かれていきます。
少しの失敗や思い通りにいかないことなど
気にせずにやり続けてみてください。
私たちはそうして階段を経て成長して
いくものだと思います。

そしてあなたは、すでに新しい扉の前に
立っているのです。
感情的、認知的に知的なパートナー
という存在が、あなたの人間関係に
欠けていたピースであるのかもしれない。


あなたをいつでも応援しています!
ありがとうございます。


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