(決定版)タバコをやめる極意

―30年以上禁煙に成功している者が教える―
(決定版)タバコをやめる極意
                                              

当方は毎日タバコを20本程度10年以上吸い、その間禁煙を何度も試みては失敗し、そのたびにリバウンドで本数が増え、最終的には1日40本ほど吸っていたヘビースモーカーでした。その苦い経験を踏まえて考案し、実践して成功したやり方が本極意です。ポイントはニコチン依存症である喫煙者がタバコをやめるには、タバコを味わい尽くしてこの世でタバコに未練がなくなる境地に至ることです。

1.本当にタバコをやめたいのであれば、その理由を明確にする。本当にやめたいのでなければ、タバコと仲良く付き合っていけばよい。

 例 ① 健康に良くない(肺気腫、脳梗塞等循環器疾患、ガン・・・)
   ② タバコを吸える場所が減っている(職場、交通機関、飲食店  )
   ③ 経済的負担
   ④ タバコをきらさずに買うことの煩わしさ
   ⑤ 火事の不安

2.タバコを完全にやめる日(以下「目標日」と記す)を数か月以上先のわかりやすい日(誕生日等)に設定する。

3.目標日までの間、10回以上、一時的な禁煙(以下「一時禁煙」と記す)を行い、一時禁煙時の禁断症状、一時禁煙後に吸うタバコの旨さを味わい尽くす。その際の注意事項は以下のとおり。

(1)一時禁煙は最初は数時間と短いものから始め、長い場合で数日間以上行い、短い場合と長い場合をいろいろ織り交ぜ、一時禁煙時の禁断症状の苦しさ、一時禁煙後に吸うタバコの旨さを味わい尽くすこと。目標日以降はタバコを一生吸えないのであるから、タバコに対する未練が無くなり、あきらめがつくまで、タバコの旨さを味わい尽くすことが肝要。それまで無造作に吸っていたタバコも1本、1本を大事に吸うことにより、旨さもさることながら、そのうち【たいして旨いものでもない。これならタバコをやめても大丈夫】と思えてくるまでやることが肝要。万一、目標日までにその境地に達しなければ、目標日を伸ばすことも可。
(2)一時禁煙中にタバコを吸いたくなったら、水道水を飲むと禁断症状を和らげることができる。
(3)一時禁煙のあと、リバウンドで吸うタバコの本数が増えることもあるが、タバコを完全にやめるまでの道程と気楽に考えれば良い。
(4)一時禁煙はタバコを完全にやめることの予行演習であり、イメージトレーニングの場と考え、いろいろ考えながら楽しんで(?)やると良い。
4.目標日以降、寝ている時にタバコを吸っている夢を見ることがあるが、上記3をしっかりやっていれば起きているときにタバコを吸いたくなることは全く無いので、気にする必要はない。(なお、タバコを吸う夢を見る頻度は年単位で徐々に少なくなる。)

【注意事項】

・やってはいけないこと
よくあるケースとして友人達とお酒を飲んだ際に酔った勢いで、「明日からタバコを止める」と宣言すること。必ず失敗し、友人達からは馬鹿にされ、自己嫌悪に陥ること必定

・一時禁煙しているときは、友人達から聞かれたときは、その旨話してよい。目標日以降は話さない方がいい。(目標日をさらに伸ばす可能性もゼロではないため。ただしそうならないように頑張りましょう。上記3の一時禁煙をしっかりやっておけるかにかかっている。)

    

#禁煙 #禁煙外来 #ニコチン依存症 #タバコ

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