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レコーディングで追うLittle Walterの世界

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#Muddywaters

レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【9】

レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【9】

1951年7月11日

この日はLittle Walterにとって記念すべき日でもある。レコーディングでLittle Walter史上初のアンプリファイドハープを初お披露目の日なのだ。Muddy Waters 名義が4曲、Jimmy Rogers and his Rocking Four名義が4曲。

生ハープの時はJohn Lee Sonny Boy Williamsonの影響を強く感じるけど、

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レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【8】

レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【8】

1951年1月23日

この日はMuddy Waters, Jimmy Rogers, Eddie Ware達のためのレコーディングセッションの日であったようだ。先ずは Muddy Watersのセッションから始まり4曲のレコーディング。Long Distance Call, Honey Beeと言った初期Muddy Watersのクラシックが録音されている。

MUDDY WATERS and

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レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【7】

レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【7】

1950年10月23日

この日はMuddy Waters、Jimmy Rogers、Johnny Shinesのレコーディングが行われ、かつLittle Walterにとっても半ばソロレコーディングのためのウォーミングアップ的な1日だったに違いない。実際にはあと数年自身のレコーディングの機会は来ないのだが。

October 23, 1950MUDDY WATERS

- Louisiana B

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レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【6】

レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【6】

August 15, 1950

さて1950年第二次世界大戦終戦の日である。いよいよLittle Walterにとって初のChessでのレコーディングの日となった。Muddy Watersが4曲、Jimmy Rogersが2曲であるが、この日のハイライトは何と言ってもシカゴブルースクラシックの金字塔とでも言うべきThat's All Rightだろう。正直なところ6曲とも曲調は似た感じだが出来の

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レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【5】

レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【5】

1950年1月

1950年早々から伝説のParkway セッション。既にMuddyはChessのスターだったためにこっそりと録音されたものではあるようだが、ギターの音がMuddyであるのは隠しきれない。まずは BABY FACE LEROY TRIO名義で2曲なのだがトリオと言う割にはJimmy Rogersのギターも何気に入っているようだ。

BABY FACE LEROY TRIO

- R

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レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【4】

レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【4】

1949年

さて1948年はレコーディングなく翌1949年に飛ぶ。Jimmy RogersのRegalでの録音だが、残念ながら音源としては途中からしか残ってないらしい。Chessに残したものよりもやや粗めの演奏がミソではある。

Jimmy Rogers
- Ludella (1218-2)
rec. 1949 in Chicago, IL; Jimmy Rogers, voc, g; Litt

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