見出し画像

レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【6】

August 15, 1950

さて1950年第二次世界大戦終戦の日である。いよいよLittle Walterにとって初のChessでのレコーディングの日となった。Muddy Watersが4曲、Jimmy Rogersが2曲であるが、この日のハイライトは何と言ってもシカゴブルースクラシックの金字塔とでも言うべきThat's All Rightだろう。正直なところ6曲とも曲調は似た感じだが出来の素晴らしさはこれがやはり一番かと私は思う。

前回のParkwayセッションの好評に焦ったChessがこのメンバーでの録音を許したのかもしれない。やはりChessのサウンドになると弱小レーベルと違ってダウンホームながらやや垢抜けた感はある気がする。


MUDDY WATERS
- You Gonna Need My Help "I Said" (U 7261)
- Sad Letter (U 7262)
- Appealing Blues (U 7264) #
- Early Morning Blues (U 7263) #

rec. August 15, 1950 in Chicago, IL;  Muddy Waters,.voc, g; Little Walter, hca; Big Crawford, b

Jimmy Rogers and his Trio
- That's All Right (U7269)
- Ludella (U7270)
- Luedella (U7270-2)

rec. August 15, 1950 in Chicago, IL; Jimmy Rogers, voc, g; Little Walter, hca; Big Crawford, b

WalterのハープはThat's All Rightではセカンドポジションで、Ludellaはファーストポジションで吹いている。どちらもハープを練習するには良い教材でもある。


レコーディングデータはこちらのサイトから引用




 #チェスレコード


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?