霊廟病牀は真夏の原子炉のように溶解する。

詩作・雑記・卑屈・恋慕・屈折・圧迫・卑下・韜晦・衒学・皮肉・懐古・精神・凌辱・癲狂・崩…

霊廟病牀は真夏の原子炉のように溶解する。

詩作・雑記・卑屈・恋慕・屈折・圧迫・卑下・韜晦・衒学・皮肉・懐古・精神・凌辱・癲狂・崩壊・調和・審美・生命・讃歌・児戯・疲労・堕落・精彩・憐憫・微笑・慈愛・犠牲・本能・醜態・執着・煩悶・慙恚・売春・強姦・自傷・偏見による三十六景

最近の記事

魔法使いの夜

しなければならないことに圧壊された精神の瓦礫は社会から見ると何の価値もないのです。ということが、就活を通して知っていく中、いつまで経っても本気でやりましょうとならない理由になっているなら、包摂されない私の今が、未来に与える影響はどれくらい? 死が複数あること。社会的な死、動物的な死、文学的な死。これらの複合的な作用によって、人間が死ぬ。 社会的な死は、いうまでもなく、関係的な死によってもたらされる。社会は自己を含んだ環境そのものであるとする。関係から断絶され、社会から排除

    • PLASMA

      乾燥した、右足の掻痒感のあるがままに、しゃにむに掻きむしっていると、当然、爪の先端に、垢が詰まったり、避けた皮膚の血漿が詰まったりする。詰まっている、ということが、今の私にとっては、抗い難い、実存の一つだった。存在の耐えられなさに苦しんでいる人間にとっては、もはやそんな生理的な肉体でしか、私というものが存えすらしない。人はもっと自由だったはずだ。生理的な肉体の、代謝や、傷を埋め合わせてしまうこと、治すということは、私たちの紛れもない、本能の一種であったはずだ。私が存える道理。

      • 合唱曲

         こんな具合のものを、みんなで歌う時に、誰1人として、あいつが売春してるとか、生理不順だとか、あたし、フェラしてあげた、とか、考えなかった筈なのに。どんなに自然に笑っていたりしてても、絶えず、そういう眼差しみたいなものから逃れて、ただ、あなたであるということを、ただ、笑っているということを、ちゃんと見ること。できるはずがなかった。それは、私が幼いという、理由だけなのかもしれないし。でも、ずっとよぎる。そういう、翳。男という、翳。  きっと、このきれいな手で、知らない誰かの男

        • Veux

          明日、どうなるかなんて、考える方が病気でしょ。 君のそういう神経的なところ。潰れた柘榴みたいに、グロいだけの表面。 言語化すらできない野獣なら。 もはや、生きるに値しないね。 おれの神経にどうしようもできない徒労を時折感じる時点で、そしておれと俺がほぼ同質という疑義が同定され得ない一塊の不快なら。 もはや、生きるに値しない、おれたちだ。 畦をゆく二つの影がさすのは、きっと終末なんだと言う確信が彼女のうちに広がっていった。 放棄された田園は朝靄に沈み、遠く連峰の複雑な鋒は歪ん

          感電死の絶叫

          継続1日目。継続する意義が早速ないけれど、惰性でもいいので続けることにする。 今日、最悪すぎる夢を見た後、最悪すぎるミスを犯しまくったので、笑ってしまった。夢の内容。地震か何かで、巨大な砂塵を上げながら、電柱が玩具みたいに崩れていく。地上に落ちた電線が、触手みたいに人に絡みつき、そしてそれに絞首台みたいに人は巻き上げられ、絶叫しながら、死んでいく。みんな倒壊を免れた建物に逃げ込んではいるが、夥しい破片や鉄針が突き刺さって、悶え苦しんでいて。自分は、こういう怪夢特有の奇妙なリ

          虜囚

          毎日、更新する。 特に意味も無いが、実態が、最近なくなりつつあるのが、どうにも、良くない。それを食い止めるために、何か一つでも継続すること。 そういう、形式的なものに、囚われだす。本当に、字面通り、人が囲われたように、今までの生活を思う、ぼんやりとした時間が増える。長いこと執着していたものの全般が、あまりにも造作もなく、消えてしまったということ。離別や、そうした喪失の全般の弛みの一切が、私のあらゆる生活の弛緩につながる。私。 真夜中に、圧迫された神経の痛み、それを初めて感じ

          自己紹介と、痒い冬

          情報のせいで、割を食うことが多い。情報はいつも標準化を強いる。3回目のデートで告白するとか、そういう類。あんまりその妥当性を考える人が、いない気がする。 だから、冬の到来も、結局この標準化のせいで、個々人が抱いてそうな冬の幻想や想像力は損なわれ続けてしまう気がする。表参道のイルミネーション? 落葉しきった黒い幹? 椋鳥みたいに着込んだ人間の増殖? 天気予報? 暦? 雪? 幼稚園児のカレンダーの隅に描かれるような、こんな冬らしさ、もっともらしさのコラージュは、多様なようで、実