見出し画像

感電死の絶叫

継続1日目。継続する意義が早速ないけれど、惰性でもいいので続けることにする。

今日、最悪すぎる夢を見た後、最悪すぎるミスを犯しまくったので、笑ってしまった。夢の内容。地震か何かで、巨大な砂塵を上げながら、電柱が玩具みたいに崩れていく。地上に落ちた電線が、触手みたいに人に絡みつき、そしてそれに絞首台みたいに人は巻き上げられ、絶叫しながら、死んでいく。みんな倒壊を免れた建物に逃げ込んではいるが、夥しい破片や鉄針が突き刺さって、悶え苦しんでいて。自分は、こういう怪夢特有の奇妙なリアリズムで、全く痛みを感じないながらも、鏡面にはみんなと同じく、突き刺さりまくった、小さく穴だらけの、真っ赤な背中。

それをまじまじと見ていたら、知らない工事現場のオジサンに突然したり顔で股間を触られ、目が覚める。という最悪。ちょうどその日は、就活のイベントで、最悪最低の気分の中で、「私服OK」ということで、間に受けて私服で行ったら、私と何故か来ていたエジプト人留学生以外、全員喪服みたいなダークスーツだった。私の水色のニットだけが、浮きまくった。挙句、何故かそのイベントで、私の履歴書が手違いで喪失されてしまった。その上、バイトがあったのを忘れてたので、めちゃめちゃにキレられた。

そう重なってくると、むしろ笑えてくる。人間の防衛本能なのかわからないけど、そういう気楽さが、深刻になりすぎたい、不幸ぶりたい時には、やっぱり邪魔だと思うこともある。よくも悪くも、そういう鬱にならない精神機構が、備わってる。

少しずつなりとも現在の窮境から上層の社会へ浮かび出るようになって欲しい。一尺登れば一尺登っただけの楽しみがある。ただ其の一尺の進歩さえが、彼にはちょいと到達し得る道がないのが腹立たしかった。

『異端者の悲しみ』,谷崎潤一郎(1917)

最近、本を読まなくなった。滑落式にしか、文章が入ってこないことが増えた。滔々とした瀬水を眺めるように、ただ言葉が、文章が滑っていってしまう。けど、滑る中でも、現状の為体を剔抉するようなものがあると、驚く。

Kindleの読み放題っていう、サンクコストで、またこんな習慣が戻るといいな。って考える。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?