救世主でヤンキーな後輩

ヤンキー1:おい金出せよ松田！

〇〇:お、お金なんて…ないですよ！

ヤンキー2:つべこべ言わずに出せよｯ！
（拳を作り振りかぶる）

？？:おい。その人に手出したら。
お前らが次目が覚めた時には病院だ

ヤンキー1:はぁ？
なにいってんのぉ？

ヤンキー2:おめぇだれだよぉ！！

的野:的野美音だ。

ヤンキー1:んぁ？だれだ？

ヤンキー2:や、やめときましょう！
的野美音って女のくせに
めちゃくちゃ強いやつですよ！

ヤンキー1:女だって？
余裕だろ(笑)人間の構造上な
男の方が女より強いんd((

…数分後……。（ヤンキー達はボコボコ）

〇〇:あ、ありがとう的野美音さん

的野:先輩のことは
俺が守ってやるよ心配すんな。

〇〇:あ、ありがとう！
け、けどもう戦うのは禁止！

的野:守ることは戦うこと。だから

〇〇: いい言葉だけど。
的野さんに怪我して欲しくない。

的野:大丈夫だって(笑)
ありがと。ﾖｼﾖｼ…（〇〇の頭を撫でる）

…この人は 的野美青さん…
同じ高校の1つ下の学年でヤンキーです
僕は 松田〇〇。高校2年生の陰キャで
よく街の不良にカツアゲをされる人。
けど、的野さんによく助けてもらってる
的野さんは女性だからと他の不良に
舐められるがここら辺の地域で一番
強いと思う…そんな的野さんとの帰宅中
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的野:はぁ…なんで〇〇さんを狙うのか。

〇〇:弱そうだからだよ…

的野:けど俺がいるじゃん。

〇〇:確かに…あ、あのさ…

的野:なに？

〇〇:い、いつも守ってくれるから
こ、これ…（紙袋を渡す）

的野:別にいいのに(笑)
（袋を開ける）

的野:う、嘘！これディ〇ールの
ハンドクリームですよね？！ 

〇〇:カツアゲから守ってくれたおかげで
お金が貯まったので…プレゼントです
（下を向き恥ずかしそうに言う）

的野:〇〇先輩！！
ｷﾞｭ（〇〇を抱きしめる）

〇〇:ま、的野さん…ひ、人いるって

的野:俺一生先輩を守ります！

〇〇:う、嬉しいけど、一生は無理だよ
ずっと一緒にいることは無理でしょ？

的野:だからずっと一緒にいましょう
って言ってるんです！

〇〇:へ？そ、それって…告白？

的野:は、はい…

〇〇:そ、それはごめん…
ぼ、僕…彼女が出来たんだ…

的野:は？

〇〇:幼なじみと付き合ってるんだ。

的野:そ、そんなの。嘘ですって
先輩は騙されてるんですって！

〇〇:そ、その…僕の彼女のことを
的野さんにとやかく言われるのは嫌だ

的野:あ、あぁ…

〇〇:ぼ、僕はもう大丈夫だから
もう守らないでいいよ…。

的野:そう彼女に言われたんですか？

〇〇:あ、まぁ…うん…

的野:な、なんだよそれ…

〇〇:これまでありがとう…
（そう言ってその場を立ち去る）

的野:く…っ…そっ…
（悔しそうに両手で紙袋を抱きしめる）

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…翌週……。

ヤンキー1:よぉまた会ったな〜

ヤンキー2:先週はよくもやってくれたな
女はどこだよ！

〇〇:もう僕を守りに来ないよ。

ヤンキー1:あ？

ヤンキー2:なら都合がいいわ。

ヤンキー1:やっちまうか！
（そう拳を鳴らすと）

〇〇:あ！あそこにUFO！
（空に指を指す）

ヤンキー1＆2:え？どこ！
（空を見る）

〇〇:今のうちだ
（そう言って走り出す）

………数十分後…

〇〇:はぁはぁ…巻けた…
（そう言って路地を通る）

…ﾊﾞﾝｯ…（〇〇が殴られる）

〇〇:ｺﾞﾎｯ…（その場に倒れる）

ヤンキー3:巻けてないよ〜

〇〇:なんでいつも僕を…

ヤンキー3:さぁな俺らは
依頼されてるんだよ。だから
悪く思うなよｯ（拳を振り上げる）

…ｼｭｯ……ﾌﾞﾜｯ…
（〇〇とヤンキーの間にあるものが）

ヤンキー3:な、なんだこれ…

…ﾓﾜﾓﾜ……‪💭
（投げられたものから煙が出る）

〇〇:けむり玉？

ヤンキー3:う、うわっ
（煙の中に連れ込まれる）

〇〇:な、何が起きてるんだ…

ヤンキー3:や、やめろぉ"…ﾎﾞｺｯ

〇〇:と、とりあえず逃げ…

ヤンキー1:何だこの煙は

ヤンキー2:松田お前ここにいたのか

〇〇:はぁはぁ…
（殴られた部位を抱え走り出す）

ヤンキー1:お、おい待て！

ヤンキー2:逃がすかっ

？？:お前らこそ逃がすかよ。
（ヤンキーを路地裏に連れ込む）

………その日の夜…

〇〇:はぁ…あれは多分…
的野さんだよな…あの匂い…

…そうあの煙の中から少しだが…
自分の渡したハンドクリームの匂いが
したのだ…

〇〇:ま、まぁ…僕の勘違いかも…。

……ﾋﾟﾛﾝｯ…（〇〇の携帯に通知が来る）

〇〇:な、なにこれ…
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的野side。

俺は…的野美青。高校入ってすぐ…
帰り道でカツアゲされてる同じ高校の
制服のやつを見つけた…助けると
自分より一学年上の先輩だった

〇〇:ありがとぉ"う"

的野:ぷっ…ははっ！

…ボコられた後に鼻血出しながら
バカみたいに払ってる姿に俺は多分
惚れたのだと思う…

…なのに先週…

〇〇:これまでありがとう…

…そう言って俺の前を去った先輩…
だけど俺は…

〇〇:はぁはぁ…巻けた…

…静かにこっそり先輩を見続けていた…

〇〇:ｺﾞﾎｯ…

ヤンキー3:巻けてないよ〜

的野:なっ！
（ポケットからけむり玉を取り出す）

〇〇:なんでいつも僕を…

ヤンキー3:さぁな俺らは
依頼されてるんだよ。だから
悪く思うなよｯ（拳を振り上げる）

…ｼｭｯ……ﾌﾞﾜｯ…
（〇〇とヤンキーの間にあるものが）

ヤンキー3:な、なんだこれ…

…ﾓﾜﾓﾜ……‪💭

…俺は煙の中でヤンキーを締める…
そのあと…

的野:おい。
依頼されてるってどう言うことだ？
理由は？目的は？

ヤンキー3:理由も目的も知らねぇ。
けど、〇〇を襲えって。
金を渡されたんだ…

的野:それは誰だ…

ヤンキー3:それは……

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…その日の夜…

？？:ん？なにここ…
（暗い部屋、椅子に縛り付けられる）

的野:こんばんは…石森璃花さん。

石森:もしかして…〇〇の護衛さん？

的野:合ってますよ…

石森:〇〇の護衛さんがなんでここに？

的野:あんたが〇〇を襲えって
依頼したんだろ？

石森:ふふっ…やっぱり不良って
口軽いんだね(笑)

的野:なんでそんな依頼を

石森:だって、〇〇が殴られたり
蹴られたりするの…好きなんだもん︎💕︎💕

的野:な、何言ってんだよ…

石森:殴られたあとに︎💕
私が手当してあげるのも…好きぃ︎💕

的野:狂ってる…狂ってやがる…
まぁいいや…あとはお前らに任せた

石森:へ？

…ｿﾞﾛｿﾞﾛ……
（奥の暗闇から不良が出てくる）

的野:あんたに雇われて
俺に返り討ちにされた不良達だ…

ヤンキー1:はぁ…ムラムラするわ…

ヤンキー2:好きにしていいんだよな？

的野:勝手にしろ…俺は知らない。

ヤンキー3:一度わからせたかったんだよ

的野:じゃあ…
（その場を立ち去る）
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……翌日…

〇〇:はぁ…
（公園のベンチに座り俯く）

的野:そんな暗い顔似合わないよ

〇〇:的野さんの言う通りでした…

的野:ん？

〇〇:僕…騙されてたんです…

的野:そっか。

〇〇:昨日の夜こんなメール来て
（画面を見せる）

石森』私本当は〇〇のこと好きじゃない
私は不良のち〇ぽが大好きなの！
だから別れよ！

…そんな文章と…

的野:おぇ…っ…
（吐き気を催す）

…石森が白目を剥きながらピースをし
顔には液体のかかっている写真が〇〇に送られていた…

〇〇:は、はは……
僕は…本気で好きだったのになぁ〜…

的野:あ、こんな…
心）こんなメールを送るなんて…）

〇〇:それと…的野さん…
昨日は助けてくれて…ありがとう…

的野:な…なんのことすか？

〇〇:き、昨日さ…不良に殴られかけた時
なんかけむり玉飛んできてさ。

的野:うん。

〇〇:煙の中から火薬と僕が的野さんに
渡したハンドクリームの匂いがした…
と思ったんです…。

的野:だから言ってるじゃん。
俺が守ってやるよ。心配すんなって

〇〇:ありがとう…そ、それと。
ハンドクリーム使ってくれて…
凄く嬉しかった…// ……ﾁﾗﾁﾗｯ…

…恥ずかしくなり顔を逸らすも
チラチラ的野さんを見る…

的野:やっば。
〇〇先輩の笑顔も照れた顔も全部
俺はいいなって思ってます…
守りたいって思ってます。

〇〇:一生守ってくれるんだよね？

的野:一生。

〇〇:僕のこと…ま、守って…
守ってください…！
（立ち上がり頭を下げる）

的野:ふふっ…守るために
俺の傍から一生離れないでください。

〇〇:はい！絶対離れまs((
（顔を上げ的野を見つめ言うと）

……ﾁｭ…（〇〇にキスする的野）

的野:…//

〇〇:なんか…言ってください…//

的野:……好き…//

〇〇:僕もです…//

僕の救世主でヤンキーな後輩は…
僕のイケメンな恋人になりました…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
…終わり