先生じゃないと嫌だ。
俺は…生徒の未来を壊そうとしている。
小林〇〇…26歳。高校教師。
彼の名前は…関有美子。
女性のような名前をしているが
ちゃんと男性だ。
俺は…彼と交際してる。
出会いは…案外シンプルだった。
…俺が昔読んだ小説を読み返そうと
放課後に図書館に寄った日のこと。
関:……っ。
(勉強中)
〇〇:お、関じゃん。
関:あ…〇〇先生。
〇〇:わりぃ…邪魔したな。(笑)
関:あ、いや…ちょうど良かったです!
この筆者の主張と根拠って
どこの部分ですか?
〇〇:ん?あ、これはね……
…自然と関の横に座り
わかりやすいように伝える…
関:なるほど…
〇〇:まぁ、ここら辺は難しいよな(笑)
関:けど…ここで頑張らないと
僕…追いつけなくなっちゃうかも…
〇〇:ふっ…わかんなくなっても
言ってくれればまた教えてやるよ
だから安心しろ。関がわかるまで
何度でも教え続けてやる!
関:ふふっ…かっこいですよ
〇〇:クラスの隠れイケメンに
"かっこいい"って言われちゃった。(笑)
…それから俺は
よく図書室で勉強を教えていた。
…ニギッ…(関から〇〇の手を握る)
〇〇:っ…?!
関:〇〇先生……
〇〇:ん、ん…?
関:お、いやなら…
振り払っていいんですよ。
〇〇:嫌なわけないだろ?
ニギッ…(握り返す)
関:っ……//〇〇先生…//
〇〇:このテストで90点以上だったら
付き合おうぜ?
関:い、いいんですか?
〇〇:良いも何も…俺が付き合いたいんだ
だから、90点以上取れよ?
ナデナデ…(関の頭を撫でる)
関:えへへ……//
〇〇先生ズルいよぉ……//
〇〇:はいはい、わかったから(笑)
勉強すんぞ〜。
…図書館には二人…
手を握りながら勉強をした…
…数週間後……
教室にて…
〇〇:ほら、みんなテスト返すぞ〜
……関の順番になる。
〇〇:関、よく頑張ったな!
関:ふぇ?!
……テストの点数は…
関:ひ、100点?!
……その日の放課後、図書館にて
関:あ、あのぉ…〇〇先生っ…//
〇〇:今週末空いてるか?
関:あ、空いてますけど…?
〇〇:じゃあ、水族館行くか…
関:そ、それって…//
〇〇:初デートだな。//
関:つ、付き合ったってことで…//
い、いいんですよね?//
〇〇:もちろん。90点以上
取れてなくても俺から告白するつもり
だったしさ?(笑)
関:〇〇先生っ…//
〇〇:これからは…〇〇ね?
わかった?有美子?…ポンッ
(有美子の頭に手を乗せる)
関:わ、わかりました…//
〇〇…//
〇〇:やばっ…//可愛すぎんだろ…//
……この日に連絡先を交換し
プライベートでも頻繁に会った。
そのうち俺達は体を重ねた…
ベッドに二人生まれた姿のまま…
関:〇〇…//
〇〇:関…//
関:ぼ、僕…〇〇が初めてで良かった…//
〇〇:ふっ…嬉しいこと言うじゃん…//
関:ほ、本当のことだし…//
(〇〇から顔を逸らす)
ギュ…(関を抱きしめる〇〇)
〇〇:もう一回するか?
関:ふぇ?!
(驚きながら〇〇を見る)
〇〇:冗談d((
関:いいんですか?…//
〇〇:あ、いやぁ…冗談のつもりで
言ったんだけど…(苦笑)
関:じゃあ僕が本当にシます…//
〇〇:じ、冗談だかr((
チュ……(関から〇〇にキスする)
〇〇:っ…//積極的だな…//
関:そんな僕も好きでしょ?…//
〇〇:うるせっ…//
(図星で恥ずかしくなり顔を逸らす)
関:〇〇のこと大好きっ……//
(無邪気に笑いながら)
(〇〇の体をえっちに触る)
〇〇:んあっ…//
関:僕のすること全部を…//
ちゃんと受け止めてね?〇〇先生?…//
……一線を超えてしまうと…
日常生活のどこかに…お互いを求めたい
そういう欲求に駆られ始めてしまう…
たとえば……男子トイレ。
〇〇:はぁはぁ…//
パンパンッ…//
(関に壁に手をつかせ後ろから)
(激しく突く〇〇)
関:ふぅふぅ…//
〇〇:やばいっ…//そろそろっ…//
関:僕もぉ…//
ガチャッ……(トイレに誰か入ってくる)
…ピタッ
〇〇:はぁ……はぁ。
(必死に呼吸を止める)
関:っ"……。
(震える声と体を抑える)
『いや〜天野先生の授業最高だわ』
『わかるわぁ〜』
『どっかの授業伸ばす奴とは違うな』
『お前えぐいって…(笑)』
〇〇:……ニヤッ
パチュ……パチュッ……
(遅いスパンで腰を動かす)
関:っ……?!
(〇〇の方を向く)
〇〇:んっ…(関にキスする)
パチュ…パチュ……
関:んんっ…!(目で訴える)
『後でブロ〇タやろうぜ?』
『ん、いいぜ?』
……ガチャッ…(トイレから出ていく)
〇〇:ぷはぁ…//
関:ち、ちょっと!〇〇先生!
パンパンッ……
関:ちょ…//んぁっ…//
〇〇:はぁっ…//むり"ぃ"…//
いく"っ"……//
ボビュッッッツツ…//
関:お"ぉ"…//
ビュッッツツ…//
……こんな人には言えないような
性癖丸出しの生活をしていた……
そんなある日。
俺は放課後に校長室に呼ばれた。
校長:あの…〇〇先生?
〇〇:はい
校長:その…図書館の司書の先生から
3年2組の関有美子さんと〇〇先生が…
キスしてるっていうのを…伝えられて
〇〇:……
校長:司書の先生さ…動画もあってね。
これについてどういうことか…
教えてもらいたくてさ?
〇〇:っ……
…わかってる…もしもバレた時に
何をするか自分の中で決まっていた。
校長:どうなんですか?
〇〇:全部俺がした事です。
俺が勉強を教える代わりにって…
校長:そ、そんな…
〇〇:だからッ!関には一切責任が
及ばないように配慮してください!
校長:っ……
……バンッ…(校長の前で土下座をする)
〇〇:お願いします"っ"!!
有美子には!未来"ぃ"があるんですっ"!
だか"らぁ"…お願いしますっ"…!!
(顔さえも床につけ土下座する)
校長:か、顔を上げなさいっ!
も、元々そのつもりですから!
〇〇:ありがとうございます……
校長:その代わり〇〇先生には
然るべき処分が下されますよ…
〇〇:どんな処分でも受けます。
校長:学校にとって惜しい人を…
処分することになってしまいました…
……その日の図書館。
関:あ!遅いよ!〇〇!
〇〇:ごめんごめん…
(関の横に座る)
関:あれ?どうしたんですか?
すごく元気ないですよね?
〇〇:あ…その。関に言わないと
いけないことがある…
関:どうしたんですか?
〇〇:……俺達の関係がバレた。
関:え……
〇〇:今日、その事で校長先生に
呼び出された…
関:すみません…
〇〇:謝ることねぇよ(笑)
俺の方が謝んねぇと…ごめんな?
関:いいんです!僕は〇〇と一緒に
居れるだけで良いんですから!
〇〇:俺は…関が大事だ…だから。
関の人生を壊したくない…
関:っ……
〇〇:わかってくれ…
関:…〇〇……
〇〇:ん?
関:僕はこれまでもこれからも
ずっと〇〇のこと好きだから……
〇〇:ふっ…幸せになれよ。
(関に背を向け図書館を出ようとする)
関:っ……うぅ…
〇〇:……俺もずっと好きだから…
(振り返らず図書館を出た)
…翌日……
職員室は〇〇への偏見や嫌悪…
色々な視線が飛び交っていた…
〇〇:っ……
心)好きの対象が同性ってだけで…)
こんなにも対応変わんのかよ…)
…その空気に耐えられなくなり…
職員室を出る……
〇〇:はぁはぁ…
関:あっ…
…丁度、関が居た…。
〇〇:す、すまん…
(関の目を見ずに避ける)
関:っ……
……〇〇は急いでトイレへ向かう…
〇〇:うぉえぇ…(嘔吐する)…はぁはぁ…
心)恐らく司書が他の教員に話を)
広げたのだろう…校長を驚いていた)
…トイレを流し手を洗いうがいをし…
笑顔を作って外へ出る……
ガチャッ……
〇〇:えっ…なんでここに。
関:…僕のせいで…苦しめてる…
〇〇:関のせいじゃねぇよ。(笑)
関:ごめn((
〇〇:ヨシヨシ…(関の頭を撫でる)
関:うぅ…
〇〇:終わり。これが…最後っ。
(涙ぐみながら笑顔を見せる)
……来月…
保護者会が行われ…保護者には
小林〇〇は"お家の事情で教師を辞めた"
そういうことになった。
…〇〇と関の関係は校長と司書
そして〇〇が同性の生徒に手を出した
このことを知っているのは教師だけで
完結した……
…関は無事に大学に合格したそう…
その事実について校長から手紙が届き。
俺は実家に帰った……
…八年後……
…〇〇は実家に戻り…
田舎の本屋さんを引き継いだ…
〇〇:ふっ…懐かしいな。
(作文用紙に文字を書く)
…毎年秋になると…
あいつとの出会いを思い出し…
毎年ちょっとずつ作文用紙に
あいつとの思い出を書き出す……
ガラガラッ……
(お客さんが入ってくる)
お客:"独りの警察官"って
小説探してて…
〇〇:ふっ…これまた懐かしいのを…
心)珍しい…俺の一番好きな小説)
これを探して図書館へ向かった時に…)
って…もう過去のことだ。)
…お客さんに本まで案内する。
〇〇:にしても懐かしいわ。
なんか良いこと起きそうだわ。
…そう思いながら…
新しく届いた参考書類を店の奥へ
運ぼうとする……
〇〇:やべぇ…全然体訛ってきてんな。
(なんて小言を言いながら)
(参考書を持ち上げると)
『手伝いましょうか?』
〇〇:いえいえ、お構いなく〜
(振り返らずに返事する)
『ダメですよ…手伝いますっ…』
ギュッ…(〇〇の背中にくっつく)
〇〇:え……あっ…嘘だ…
(ゆっくり後ろを振り返る)
『嘘じゃ…』
関:ないですよ?
〇〇:せ、関っ……(力が緩む)
関:おっと!ちゃんと持ってください!
(〇〇の手の上から荷物を掴む)
〇〇:うぅ……グスッ
関:もう、奥まで運びますよ!
…二人で店の奥まで運ぶ…
関:よいしょっと。
〇〇:これは…夢だな…うん、夢だ。
(ボソボソ一人で言ってる)
関:夢なんかじゃないですよ?
(〇〇に抱きつく)
〇〇:っ……//
関:〇〇先生の実家って
結構田舎なんですね?
〇〇:ま、まぁな…
って、久々に会って聞くことそれか?
関:ふふっ…だって。
言わなくてもわかるでしょ?
僕が〇〇を迎えに来たことぐらいさ?
〇〇:そ、そんなの…わかんねぇよぉ
関:じゃあ…わからせます。
ガバッ…(〇〇を押し倒す)
〇〇:ち、ちょっと…//
関:この八年後ずっと…
ずっと〇〇先生との思い出を
抱えながら生きてたんです!
この時をずっと待ってた……
〇〇:こ、この時って?
関:〇〇先生…僕と結婚してください!
〇〇:な、何言ってんだよ…
(関から顔を逸らす)
関:僕は本気です!
〇〇:お、俺は…34だぜ?
もう、ジジイだから…
関:僕だってもう26です!
大人なんですよ!〇〇先生に…
〇〇に指図されません!ぼ、僕はっ!
先生じゃないと嫌だッ!
〇〇じゃないと…嫌なんです!
〇〇:お、俺は……
関:は?もしかして僕のこと
好きじゃなくなったとか言わなi((
〇〇:好きだよ!(関を見つめる)
関:っ…//
〇〇:俺も忘れられなかった…
関のことずっと思い出してたよ!
一番好きだから…一生好きだから……
関有美子が好きだ!大好きだ!
関:答えは決まりましたねっ😊
〇〇:ちょっと…早いけど…//
お店閉めるか…//
関:ふっ…//よくわかってるじゃん。(笑)
どちらが迎えに来ても結果は同じ…
待てなくなった方から迎えに行くのだ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
終わ…
…………。
『なんだよ、閉まってんじゃん』
『あらぁ…閉まってるわねぇ』
『今日は早いんだなぁ。』
……。
〇〇:はぁはぁ…//
関:もっとシますよっ!
〇〇:き、休憩っ……//
関:僕みたいな有名モデルと
えっちして結婚も出来るなんて…!
感謝してくださいよっ!
〇〇:ま、待って!
有美子って…モデルになったの?
関:僕、案外イケメンだったみたいです
(ちょっぴり照れながら言う)
〇〇:…ほ、他の男と一緒に…
写真とか撮るんだよな?
関:まぁ…仕事なんで。
〇〇:そ、そのぉ…有美子の体を
というか…上裸とかも…お、俺以外に
見せてるってことだよな?
関:ふっ…なに?嫉妬してんの?
〇〇:べ、別に?き、今日は終わりっ!
えっち終了だ!
(服を直そうと立ち上がる)
関:ちっと待って。
ガシッ…(〇〇の腕を掴む)
〇〇:むっ……(顔を背ける)
関:勝手にあることないこと
想像して不機嫌になるとこ悪いけど
こっちだって〇〇先生が他の人と
付き合ってるんじゃないかとか
想像して眠れない日々があったんだけど
そっちだけが被害者みたいな面すんな。
勝手に僕から離れて会えなかった分…
ここで全部精算させろや…
ってか〇〇以外に体見せてないし
〇〇以外とヤってねぇんだから
もっと僕…いや俺を褒めるべきっしょ。
〇〇:……そ、そんな言わなくても…
わかってるよ…ごめん……
関:はぁ。(手を離す)
〇〇:本当に俺以外とシてないんだよね?
関:チッ…シてないって言ってんだろ?
(服を着直す)
ギュッ…(関を後ろから抱きしめる〇〇)
〇〇:ごめん…信用するから!
だ、だから…その…なんていうんだろ…
関:ふっ…マジで自分勝手だな。
どうせ俺が怒ってんの見て
捨てられる気がしてんだろ?
〇〇:……うん。
関:やっば…マジで誘ってんだろ?
八年経ったら立場逆点ってか?
〇〇:あ、いやぁ…
関:口では否定しても〇〇の体は
俺を求めてんだわ…
〇〇:っ……
関:んで、本当にこれで終わりでいいの?
〇〇:嫌だ…もっともっとヤるから。
関:明日までぶっ通しでヤってやる。
〇〇:好きだっ…有美子が好きだっ…//
ガバッ…
チュ…レロレロッ…ンチュ
関:僕だって好きだ…愛してるっ…//
〇〇:はぁはぁ……//
関:はぁはぁ…//
『好き……//』
終わり…。
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