移住者の茶(チャ)レンジ。茶畑~茶工場~茶の天ぷら作りや菓子製造まで【24年5月】
こんにちは!
横瀬町のフードクリエイターと名乗り続けている福田はるかです。
気づけば移住して3年目。
もともと興味はあったものの、ここまでお茶に深く関わったのは初めてでした。
5月はまあまあお茶まみれになりました。
▶茶畑で茶摘み作業!
5月半ば頃。
私は、地域おこし協力隊の先輩である石黒さんが再生した元耕作放棄地の茶畑の作業から始まり、いくつかの茶畑の茶摘みを行いました。
茶畑といえば。
一般的によくあるのは平らな土地に広がる茶畑やちょっとした土地に生えている茶の木って感じでしょうか?
横瀬町の茶畑は、多くが山の斜面を開拓して作られています。
中には山登り(?)をした先にあるなんてことも。
茶摘みといえば。
現在の横瀬町では手で摘むわけでもなく、ガーっと一気に早く刈れる自走式の機械を使えるわけでもなく、人が手で持って歩いて動かす重い機械を使います。
そのアナログ機械は2パターンあり、1人用と2人用があります。
その理由は、横瀬の茶畑は斜面にあり木と木の隙間も畑によって様々だからです。摘んでいると畑の中に岩があって転びそうになったり崖から落ちそうになることもありました。
【私が今年お世話になった茶畑一覧)
➊先輩の丘陵の斜面にある比較的なだらかな畑
❷60年以上お茶作りをしているという大ベテランおじいさんのまあまあ急斜面の畑
❸急で細い階段の先にある山あいの畑
❹竹や雑草が生えていて整備が必要な広めの畑
❺ここ数年、未経験者によりなんとなく整備されていた畑
▶茶工場に潜入!
横瀬町の茶工場は町の茶業組合によって管理、運営されています。
緑茶と紅茶の加工が可能で、シーズンには町内外からたくさんの茶葉が集まってきます。
昔は秩父地域に3か所以上あった茶工場は今ではこの横瀬町1か所のみになってしまいました。
私は緑茶の仕上げ作業と紅茶の製茶作業を一通り教えていただき作業させてもらいました。
う~ん、奥が深い職人技という感じ。
そして何といっても力仕事が多い!やっぱり大量の茶葉は重いし機械も重いし全身茶の粉まみれになります。これを60~80代の人たちが毎日のようにやっているなんて。
でも、香りがめちゃめちゃ良くて癒されます。
ずっといい匂いにつつまれてのお仕事。
茶葉をよく見ると依頼者によって案外個性がある(葉の大きさや枝の量、香りなど)のも面白かったです。
茶業組合長もそれぞれの担当の方々も、作業の合間に色々なことを教えてくれました。
皆さん、茶畑が多い地区内の方ばかりなので、子供のころから茶摘みをしていた方や親御さんがずっとやっていたという方などお茶や茶畑が昔から身近だったようです。
ちなみに、私は先ほどの茶畑編の❺の畑をたくさんの方にご協力いただき整備から紅茶の製茶まで行いました!
はじめて自分のお茶ができた時はわが子のような気分になったし、
飲んだ時や人においしいと言ってもらえた時に感動しました。
2番茶もがんばるぞ…!
▶新茶を食べてほしい!(はじめて作った新茶の天ぷら)
横瀬駅の駅前食堂では、現在毎週火曜日に夜営業(お酒やおつまみ、ご飯)が行われています。
株式会社ENgaWAの同僚たちやその関係者によって運営されていますが
私も一度だけ料理し提供する側になってみました。
新茶の天ぷらは当日の朝に手摘みし、地元の地粉と米粉をブレンドした衣を付けて揚げました。
…む、難しい。水加減の調整が絶妙だったり、バッター液を付け過ぎるとべちゃっとした食感になってしまいます。それでも営業前に練習し臨んだものの、やっと自信が出てきた頃にラストオーダー。あるあるですな。
ドリンクでは先輩が用意してくれた水出し緑茶や緑茶の焼酎割り、ノンアルのプラム緑茶など好評でした。一緒に営業側に立ってくれた悠剛隊員と俊也隊員とのコラボも新鮮で楽しめました。ありがとう。
来てくれた皆様、ありがとうございました。
▶お茶を味わえるお菓子づくり
よこぜの緑茶や和紅茶を使ったお菓子の開発・製造を行い、イベントに出店しました。
5月25日 芝フェス(小鹿野町 両神国民宿舎 芝生広場にて)
5月26日 里山まるマルシェ(横瀬町 芦ヶ久保地区)
チャレンジキッチンENgaWAメンバーとしても、一個人としても横瀬の食材や横瀬のお茶のPRが少しでもできていたらうれしく思います。
▶まとめ
お茶の収穫シーズンのピーク時作業を一通り経験させていただき、これまで茶業を続けてこられた先人の方々の努力や技術、歴史、秩父地域のお茶の貴重さなど多くのことを学ばせていただきました。
7月以降はさらにお茶について本格的に学び、発信にも尽力したいと考えています。
よこぜの美味しいお茶、ぜひ味わいに来てくださいね!
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