VRChatの際限なきファッションがくれるもの

5月に足が動かなくなったあとから案外簡単に職場復帰できてあまりにも順調に現実世界に戻ってきてしまったのが表面的なここ一ヶ月
その裏ではVRゴーグルを深夜三時、動けない布団の中でにポチり、VRChatという仮想も仮想、現実から程遠い世界に日々逃避行

1ヶ月近くVRChatをやって得たものは、大して現実も仮想も変わらないなという感覚
結局のところ人は人でしか無いのである
環境をを変えたところで人は人でしか無い
アバターを女の子にしても、獣にしても、妖怪にしても人は人

結局のところ、どこでも人間関係の問題がつきまとうし、現実から逃げ込んだ先の理想郷にいるはずが、自らリアルの心を持ち込んでは、新しい不安を掻き立てる
なんなら現実だったら物理的な距離を空ければ収まるものも、この世界ならコンマ数秒もかからずに追いつかれてしまう
言葉にするとなんて恐ろしいことか

そんな世界にわざわざ飛び込んで住み着こうとしているのが私なのだが

どこに魅力を感じているのだろうか
アバターを変えても人は人と言ってしまったが、外見は大事である
現実でも、好きな服を着て、好きな髪型にして、好きなネイルをしてしまえば、それは堅牢な鎧のように自分を守り、また鼓舞してくれる
しかし現実には限界がある
天使の輪っかをつけたいと思っても無理なように物理的なものもあるが、それよりも限界を作らせるのは人の目である
ピンクの髪にしたくてもなかなかできないし、顔をいじること、性別を変えることなんてもっての外である

それがVRChatの中では当たり前の日常
ファッションのように性別を変えて、表情を変えて、ましてや肉体すら変えることすらできてしまう
別に現実の自分の肉体が嫌いなわけじゃないよ
人の目があるから自分の好きを抑えなくてはいけない(これは私の先入観のせいかもしれない)という自我から逃れる術を現実では知らないという話

自分の好きを包み隠さず纏ってしまえる
そしてそれは際限なく自分を勇気づけてくれる
まぁその勇気も使い方次第で幸福にも不幸にもなったりするのでしょうけど
今のところ初対面の見ず知らずの人と話すなんて恐ろしいことをおかげでやってのけてしまっている

このことがどれほど私の心の平穏に貢献していることか
言葉にしたいけどできない部分である

特に今回言いたいことはない
ただの日記のようなものだ
ほんとは仮想空間における自分の心の見え方みたいなお話を書きたかったのだけど、それはまた次の機会に



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