共働きの日英バイリンガル子育て⑤〜インプット用コンテンツ(前編)〜

これから、主に0歳〜6歳向けのシーン別おすすめインプット用コンテンツを 紹介します。といっても0歳と6歳とではずいぶん異なりますので、記事のなかで大体の年齢帯も書いていきます。また、仕事をしながら1日3時間のインプットを行うには前記事に書いた「自動化」「システム化」「低費用化」のポイントが欠かせません。どうすればなるべく努力せずしてインプット時間を稼げるかも紹介していきます。

0歳から開始すると、
2歳頃には単語の発音が異様に綺麗になり
3〜4歳ではお気に入りの英語絵本を読む前にセリフを教えてくれるようになり、
5〜6歳では一人あそび中に時々英語のセリフが聞こえてきたりします。
親の(子が10歳までの)継続は子の力なり。

分量が多くなってしまい、力尽きて記事分割をしました。前編は以下目次の「自宅遊び」の途中までで、おうち英語を志す誰もが一度は検討するであろうディズニー英語システム(Disney World of English(通称DWE))Oxford Reading Tree (通称ORT)にも触れています。長くなり恐縮ですが私の成功と失敗と反省を活かしていただけると嬉しいです。次記事は「自宅遊び」の途中からと「就寝時」について書こうと思います。


起床時〜出発まで

起きた瞬間から「1日3時間の積み上げ」は開始します。でもお勉強感を出すと続きませんし、共働きの場合朝は子供の起床から出発までの約1時間のうちに子供のお手洗い、着替え、朝食を済ませないといけませんので子供自身も忙しい。そのため、耳からのインプット重視作戦でいきます。目を使わせてしまうと口と手が動かなくなり朝食が進まず保護者が困るためです。まずは楽しい耳専コンテンツを紹介します。

CD

タイトルはイマイチです。頭のいい子に育てたいとかそういうわけじゃないんだけど‥いやそりゃ悪いより良い方がいいけど‥と思いながら購入しましたが、これは当たりでした。まず曲数が多いので飽きにくい。有名で素敵な親しみ深い曲が多く親も楽しめる。歌詞カード付きなので聞き取れなくても親が確認しやすい(一緒に歌えるようになるのが目標なので)。あと0歳から(たぶん)10歳ぐらいまでのロングランヒットの予感でコスパ良し。音源を各種端末で再生できるようにし、自宅のどの部屋でも・旅先でも・帰省先でも聴けるようにしています。

忘れないようにしたいのが、育休中はまだいいのですが、仕事復帰すると1日24時間のうち3時間をインプットに使うために欠かせないのは前記事で書いたような自動化の仕組みです。実際に子供と共に過ごす時間は起床〜出発の1時間と、終業後はお迎え〜就寝の3時間程度の合計4時間程度しかなくなります。入浴中や前後の着替え時間などを差し引くと使える時間は実質3時間ほどなのでなるべくロスを減らす仕組みが必要です。


ここで活躍するのがタイマー機能です。起床時刻に合わせてon、外出時刻に合わせてoffにします。これで朝の1時間インプットは確保です。

ずっと同じCDだと飽きることもありますので、ほかのお気に入りコンテンツもご紹介しておきます。

prime music
amazonのprime会員なら月間プラン600円(税込)(※2024年3月9日現在)で prime musicが聴き放題ですが、この中にも多くの優良コンテンツがあります。「english kids」「disney princess」「英語 童謡」などで検索してみてください。日々更新されており、沢山出てきます。

ポイントはアレクサの活用です。わざわざリモコンを使ってprime musicを起動し、かけたい音楽アルバムを探していては時間がもったいない。それどころか、明るくなったテレビモニタやパソコンモニタをみた子供が「テレビ観たい!」と主張を開始するリスクが大きい。観はじめると手もお口も動きが止まり出発準備が滞るため避けたいところ。
「アレクサ!「『子供向け英語童謡ソング』をかけて」とアルバム名を伝えるだけでかけてくれます。初めの設定さえしてしまえばあとは使い倒すだけです。設定がんばってください。

・英語の童謡~Mother Goose Nursery Rhymes~
https://music.amazon.co.jp/albums/B0163633R6?ref=dm_sh_1iGCCPd1OEYAa4on9h83tKn74
・子供向け英語童謡ソング
https://music.amazon.co.jp/albums/B00SJDBFHW?ref=dm_sh_mk6Udh3WeRnsP31UJhsVUUWht

※すでにお使いの方には釈迦に説法となり申し訳ないのですが、アレクサは英語インプット用に限らずともとても便利です。朝の決まった時間に天気予報やニュースの読み上げを開始する設定もできます。もちろん「アレクサ、今日のニュースを教えて」でも読み上げてくれるので忙しい朝にぴったりです。料理中に「アレクサ、3分はかって」で手を使わなくてもタイマーをかけられます。応用編ですが、自宅の照明スイッチと連動させて「(部屋名)の照明を消して」も大変便利です。コマンドを使いこなすほど相棒化が進みます。

お散歩中

2歳になるぐらいまではベビーカーで移動することが多いと思います。ベビーカーの背中クッションの裏などに使わなくなった音源入りスマホなどを潜ませて英語音楽をかけられます。先述のCDや、後述のDWEのCDや、podcastの子供向け英語絵本読み聞かせなどがおすすめです。

「そんなことをしたらそよ風を感じ、自然の音を聴き、街並みと動くものによる視覚的刺激を受けにくくなるのでは」という高尚な声が聞こえてきそうです。しかしどんなに頑張っても抱っこ紐移動中、公園遊び中、電車バス移動中などインプット時間に充てられない時間は多いですし、背中で英語CDを流したとしても塞がる感覚は聴覚のみであり(しかも完全に塞がるわけでもない)視覚と触覚は当然ながら生きていますのでご心配なく・・と考えています。子供の耳には聞こえるがすれ違う人には聞こえにくいぐらいの絶妙な音量ですのであまり周りのことは気にしなくて良いと思います。

自宅遊び

〈ディズニー英語システム(Disney World of English(以下DWE))〉

ディズニー英語システムは英語をマスターするために開発された子供向け(0~12歳)英語家庭教材としてウォルト・ディズニー・カンパニーが正式に認めた唯一のプログラムです。
おうち英語を検討した人なら誰もが一度は購入を検討したのではと思うぐらいの王道おうち英語グッズです。

新品でセットで購入するとmaxで初期費用約100万円(シリーズにより幅がありますがこれが上限ぐらい)+ランニング費用数千円/月ですが、共働きの状態でDWEの某大なコンテンツを使いこなせるかといわれると私には難しそう。本当にやりきる自信がない。という結論に至り、正規会員になるのは見送りました。その後いくつかのコンテンツを単品で中古で購入し、活用しました。本当によくできているなあと感心したものだけご紹介します。

・0歳〜2歳 『 Play along』のDVD
日本語訳「一緒にあそぼう」の通り、かわいい1歳ぐらいの子供や親子がお歌に合わせておもちゃで遊んだり体あそびをします。出てくるおもちゃはメルカリで買い、画面と同じ動きやセリフ(かなり簡単なものです)をマネして楽しめます。お風呂にもおもちゃをもちこみ映像を再現すると子供は楽しんでいました。
子供がこの年齢の頃は育休中でたっぷり子供と過ごす時間を確保できたので使い倒せたのがよかったのと、出てくるフレーズが簡単でキャッチーなので覚えやすいです。
定期的に内容がアップデートされていますが、古いものでも十分なクオリティなので十分良いと思います。

・1歳〜『Sing along』
「一緒に歌おう」です。わかりやすいフレーズとそれに合う映像の歌がたくさんあります。DVDですが、映像なしで音楽として遊び中に流す使い方でもいいと思います。ただ子供はフレーズを覚えているので、それが聞こえてくると映像もどこかで流れているのではないかと思い観たい観たい攻撃がはじまる可能性があるのでそれだけ注意です。

大人からすると静止画が動いているだけ?ですし何がおもしろいのかわからないのですが(最新版は改善されているのか?)子供の印象は残るようで、この中で使われているフレーズをよく日常会話の似たシーンで応用して使っていることに気付いたときは感動しました。

・2歳〜6歳『トークアロング・カード』
公式サイトはこちら。
https://world-family.co.jp/program/tac.html
絵や英単語が描かれたカードを機械に通すと質問が音声で流れ、数秒間子供が回答するための時間があり、機械が回答を読み上げます。慣れてくると子供は少し考えてから自分なりの回答をするので、読み上げられた回答と一致したら全力で褒め称えていました。Bravo!Exellent!Super!Good!Nice!What a smart boy!と私の語彙も随分増えました。

カードをまっすぐ通す必要があるため2歳頃までは補助が必要な時もありますが、徐々に自分でやれるようになります。子供は遊んでいる感覚のようで、お勉強という感じではありません。正規会員の場合は傷んだカードの交換ができるようですが、枚数も多いですし、我が家は中古(メルカリ)で十分でした。カードのディズニーキャラクターの挿絵をみた瞬間「Oh,I know this!」と息子が時々呟いていたので、先に紹介したSing alongの映像やフレーズと連動しているのも子供を夢中させる一つの要因だなと思いました。

〈DWE以外〉
・2歳〜Oxford Reading tree(以下ORT)

こちらはおすすめの英語絵本シリーズです。オックスフォード大学出版局のものです。プロフィール:

イギリスの約80%以上の小学校で採用されている「国語」の教科書。
かわいいキャラクター達が登場するユーモアあふれる「オチ」がある短いお話が200話以上あり、すべてネイティブの子供たちが使う自然な英語でつづられています。
10段階にレベル分けされ、頻繁に使う表現が繰り返し登場するため、英語学習用としても最適。
物語はおもに主人公のキッパー少年とその家族や友達の日常生活を描いているので、まるで日本にいながらイギリスの家庭にホームステイしている気分も味わえます。

オックスフォード大学出版局、https://www.oupjapan.co.jp/ja/gradedreaders/ort/index.shtml
ちょうど3歳

オチがおもしろいようで何度も読ませられます。現在進行形です。その過程で私の発音もずいぶんよくなりましたが、この出版社は発音に自信のない方でも楽しめるように音声ペンを販売しているのが特徴です。上の画像のようにタッチすると音声が流れます。タッチする→ネイティブの音声が流れる→子供がマネをして発音する の繰り返しでどんどんきれいな発音になっていきます。
ちなみにレベルの初めぐらいのものは挿絵だけでセリフがないのでご注意ください。Stage1+でこれぐらいのレベルなので英語が得意でない方も安心です。

Oxford Reading Tree Stage1+『Floppy's Bone』より

オチ付きの薄い短編物語が7冊で1セットになっているので、ハマり始めるとすぐに50冊オーバーになってしまいます。すみません力尽きましたので、次の記事でおすすめのまとめ方と、これ以降のコンテンツ紹介を続けます。

就寝時


(すみません。3月中の後編UPを目標に頑張ります。)

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