都市伝説なんかじゃない!剣山には重大な秘密が隠されている!
登りは地獄、下りは天国のはずが・・・
前回は、剣山登頂について書かせていただきました。
周りにさえぎるものがない眺望。
天候にも恵まれ、それはそれは素晴らしい景色でした。
登れば降りる。
忘れていたわけではないのですが、
頂上の空気を満喫し、そろそろ下山しよう。
登りと同じ景色を見るのももったいない。
できれば違う景色を見ながら降りたい。
そう考え、頂上にある下山ルートの案内版を確認。
4つのルートが書かれている中で、距離はあるけど90分でリフト駅まで行けるコースが目に留まる。
道中にはいくつか神社があり、神社好きの私は迷わずそのコースを選択。
登りは苦手だけど、下りは楽勝!
そう思い込んでいたからなのですが、、、。
そうは問屋が卸してくれない結論となりました。
下山に選んだコース 行場道だった
下山して知ったのですが、私が選択した下山ルート。
行場コースと名がつけられていました。
その名の通り、修験道者が修行で使う道。
下り始めて、しばらくしても私の前にも後にも、誰も人が見当たらず。
不安になりながらも、次の分岐ポイントを目指して急で不規則な石段を下る。
地図では、分岐ポイントまでそんなに距離はないと捉えていたのですが、
下れど、下れど一本道。周りには人がいない。
間違った? 不安になるも、もう一度険しい石段を引き返すとなると、それも足が持たない。不安になりながらも進んでいると、前から3人組の登山者。
「すみません。リフト駅まで降りるのはこの道で合ってますか?」
すると、三人組の一人のおじさん。
「あ~行けるけど、道は悪いし、しんどいコースですよ。行者が歩く道やから。」
この時、私は道を間違っていないことに安堵。道が悪かろうが、下りなら楽勝。引き返すのは登りを進まねばならないので、そのまま進むことを決断。
「ありがとうございます。」
お礼を伝え、予定通りの行場コースを進みました。
自然美に感動するも過酷な道でした
確かに道は悪く歩きにくいけど、登りに比べたら余裕。
この時は、まだアークが隠されているかもしれない鍾乳洞の位置など知らなかったので、道中も大きな岩の裂け目や、神事跡のような物を探しながら楽しめていました。
道中、穴吹川源流の谷川。両劔神社。三十五社。剱山本宮古剱神社等、本当にこのコースを選んで良かった。心からそう思える自然美とスケールの大きさに感動の連続。
大きな感動と自然美を写真に収め、下山ルートを進む。
あれ?おかしい。
下山のはずなのに登っている。
行場コースだけあって、過酷な石段が続く。
どこがゴールか、分からない。
最後は一段上がっては休憩の連続でした。
ようやく、人の気配を感じる刀掛けの松までたどり着き安堵。
そこからは下り階段でリフト駅へ到着。
無事に下山することができました。
全てのルーツは自然に宿る魂、生命
下山後、最後に劔神社へお参り。
祭神はスサノオ、オオヤマズミ、安徳天皇。
源氏に追われ、山深いこの地へ逃れ、安徳天皇は最後を迎えた。
そんな伝承があります。
生き延びた安徳天皇が草薙の剣を納めたと言われています。
行場コースを歩いたからこそ、巨大な磐座そのものをご神体とする神社に巡り合えた。自然そのものが神様。
どこそこの神社の祭神は誰?
そんなことはどうでもよくなります。(笑)
全国にある神社。元々は自然祭祀を行っていたはず。
徐々にその地を支配した権力によって、祀られる神様や信仰が広まって行った。(個人的見解)
剣山行場コースを歩いてみて、思い出したこと。
太古の昔から、生命というものはなによりも尊い。
阿波に残る祭祀形態。
陽石(男性の象徴)と陰石(女性の象徴)
両劍神社ご神体の巨大陰石。
人間は必ずそこを通ってこの世に送り出される。
生命の神秘。
改めて、気づかされた次第。
剣山には何かある予感
最後に、今回はアークの入口さえも辿り着けませんでしたが、剣山は深い。いろいろな秘密が仕掛けられていると感じました。
月刊ムーではないですが、本当に頂上の地下には広大な神殿があるかもしれませんよ。そんな訳で、登山苦手だけど、また登りたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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今回は写真多めにしました。
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