回復期入院患者の歩行獲得に関連する要因の検討:決定木分析を用いたアプローチ
はじめに
回復期リハビリテーション病棟(以下、回復期)において、患者の歩行獲得は、在宅復帰や社会復帰に向けて重要な課題である。しかし、歩行獲得に関わる要因は複雑であり、個々の患者に合わせた予測が困難である。
本研究の目的
本研究では、決定木分析を用いて、回復期入院患者の歩行獲得に関連する要因を検討し、歩行獲得の可否を予測するモデルを構築することを目的とした。
方法
2020年4月1日から2021年1月22日までに当院回復期に入院し、退院した患者86名を対象とした。対