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信頼からくる、ママ

本が好きな娘。
ここ最近は読んで欲しい本を選んで持って来て
何も言わずに、ものすごい勢いで“どすん”と私の膝の上にお尻を落とす。

毎回なかなかの勢いで座るので、お尻痛くないのかなぁと思うのだけれど
それだけこちらを信用しているんだと思うと
とても嬉しい。

産まれたばかりの頃は姉のことを母親と思っているんじゃないかと思うくらい
私にあまり興味が無さそうだった。
それが
1日に何度もママと呼び、
手を握ってきたり足にしがみついてきたり、
少しでも離れると不安気に眉を下げて私を探し、

私という人間が自分の母親ということを
ちゃんと認識している。

そんな当たり前のようで実はとても凄くて、
とてもありがたいことを、最近切に幸せに思う。

寝起きからとびっきりの笑顔でママ
歯ブラシに激怒しながらのママ
お願いのポーズをしながらのママ
たまに区別がつかない“まんま”とママ

この全身全霊、全力の、全てを詰め込んだママ
あと何回呼んでくれるんだろう。
まだまだ始まったばかりだけど、それでも終わってしまった月日も確実にあるわけで、
今のママは、今だけ。

意図とせず、丸がふたつ

キャラ的にはママよりもお母さんと呼ばれたい
と、密かに目論んでいることは
まだまだ封印しておこう!