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ネガティブな目標を立てる重要性について


何事もひどくなる前に手を打とう


ここでいきなりですが
目標設定の大切さを
お伝えするための例え話として
私いちかわの過去の話を
させていただきますが
どうかご容赦ください。

実は私中学~高校まで
顔色が悪いことをネタに
いじめられていたこともあって
20歳前後あたりから
軽い醜形恐怖のような症状に
悩まされておりました。

自分の顔を鏡で見る度に

「なんて醜いんだろう」

「こんな顔で外を歩くなんて
セルフ公開処刑じゃないか」

と来る日も来る日もそう思い
自信も自己肯定感も
ついでに食欲も失って
憂鬱な気分を背負い込んだ結果
うつ病になってしまったことが
あったのです。

なんか重ための話になって
すみません。

でも
そんな過去の自分を
振り返る度に思うのです。

気持ちがしんどかったとはいえ
なぜあの時
醜形恐怖に苦しんでいる現状に
気づいておきながら
問題を放置したのかと。

もし気づいた時点で

「こんな顔の自分でも
受け容れられる強さがほしい」

とか

「こんな顔の自分でも
自信を持って外を歩きたい」

などの目標を持って
その目標を達成させるための
対策なり具体案なりを
少しでも考えていれば
ひょっとしたらうつ病には
ならなかったかもしれないし
もっと違う人生を
歩めていたかもしれない。

今さらたらればを言っても
仕方ないのですが
でもこの失敗から僕はひとつ
大切なことを学ぶことが
できました。

それは

「これからは
ひどくなる前に手を打とう」

という教訓です。


問題に気づくだけでは後退はしても前には進めない


いかがでしょうか。

過去の僕のように
自分の身の回りで起きている現状や
心身の変化に気づいていながら
気持ちがしんどいことを理由に
目標や対策を講じることなく
問題を放置したことで
うつ病を患ってしまった。

この一連の流れこそ

「問題に気づくだけでは
後退はしても前進はできない」

を物語る最たる例となります。

そんな失敗を経験したからこそ

「ひどくなるまえに
目標なり対策なりをたてよう」

という教訓を
いちかわの取扱説明書の1ページに
加えることができたのです。

が。

きっとここまで読んで下さった方は
こう思うかもしれません。

「気持ちがしんどいなかで
目標や対策なんて
とてもじゃないけど
考えられないよ」

と。

確かに気分が落ち込んでいる時は
前向きな目標などを考える余裕も
ないかもしれません。

ですが目標の立て方には
ちょっとしたやり方があるのです。


やりたくないことを決めるとやりたいことが見えてくる


セルフカウンセリングの
目標設定では

「やりたいこと」

「望む未来」

「ありたい姿」

などの目標を
頭を柔らかくして思いつく限り
自由に書き出してもらうことから
始まります。

とはいえ
ナミさんからも指摘があったように

「目標を立てましょう」

といきなり言われても
すぐにパッと思いつかない方も
いらっしゃるかと思いますし
実際に気持ちがしんどい中で

「目標に向かって頑張ろう!」

と意欲的にはなれないと
感じるかもしれません。

なのでそんな時には

「これだけはやりたくない」

「こうはなりたくない」

といった
ご自身が思う

「嫌なこと」

「避けたい未来」

「カッコ悪い自分像」

を書き出してみてください。

そうやって

「やりたくないこと」

「なりたくない姿」

を想像することで
なんとなくでも

「〇〇だけはやりたくないけど
逆に△△ならやってみたいかも」

とか

「〇〇な大人にはなりたくないけど
逆に△△な大人には憧れるかも」

といったように
対極に位置する前向きな目標が
連想しやすくなります
(もちろんやりたいことが
すぐに思いつく方は
そのまま先に進んでもらって
構いません)。

実際当時僕が
醜形恐怖をきっかけにして
うつ病を発症してしまった時も

「このままずっと
気分もふさぎ込んだままで
家に引きこもりっぱなしで
社会復帰もできずに
ただなにもせず歳だけ
とっていくのは嫌だな」

「このままずっと
顔色も見た目も悪いままで
他人にバカにされながら
生きていくのは嫌だな」


やりたくないことや
なりたくない姿を想像した後に

「ちゃんと仕事して
夜に寝て朝起きて
美味しいご飯を食べて
人並みに趣味も楽しめるような
充実した人生を送りたい」

「ちゃんと自分の見た目に
ある程度でも自信を持って
外を歩けるようになりたい」

といった感じで
まずはやりたくないことや
なりたくない姿をイメージした後に
ポジティブな目標を
立てるようにしていました。

詳しい目標の立て方や
立てた目標を具体的かつ
現実的なものにしていく作業は
次回解説させていただきますが
ひとまず今回は

①最悪な状況になる前に
目標や対策を立てておく
(対策の打ち方は後日
ご紹介いたします)。

②前向きな目標が
イメージしにくい時は
やりたくないことや
なりたくない姿などの
ネガティブな目標から
立てていくと
前向きな目標が
連想されやすくなる。

ということを
覚えてもらえればと思います。

続く。

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