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自分に合ったリラックス方法の見つけ方

2019/03/16

くろださんから質問いただきました。

Q:子供がひとりいる
シングルマザーです。

仕事が忙しく
寝てもなんかあまり
休めた感じがしないのが
悩みです。

平日は子供を
保育園に預けているのですが
休日は子供の世話で
一日潰れてしまい
なかなかゆっくりできません。

初めての子育てで
上手くいかないことも多くて
虚しさというか
やるせなさも感じるし
最近は疲れが溜まってきたのか
ボーッとしたり
わけもなく悲しくなったり
いろいろネガティブなことを
ぐるぐる考えてしまいます。

なにか良い感じの
リラックス方法を…と調べて
ぬるま湯の半身浴とか
ラベンダーのアロマを
焚いたりしてみたのですが
正直どうもしっくりきません。

なので
わがままな質問だと
わかってはいるのですが
できたら子供がいても
身体を休められるような方法は
なにかないものでしょうか。

よろしくお願いいたします。




リラックス方法には二種類ある


A:くろださんこんにちは。

育児と仕事と家事で
お忙しい中でのご相談
ありがとうございます。

お仕事だけでも
大変なはずなのに
おひとりで育児も
家事もこなしていくのは
本当に
骨が折れる毎日でしょうし
疲労やストレスの溜まり方も
おそらくサラリーマンとは
比べ物にならないでしょう。

そんなくろださんからの
質問文を拝読する限りですと

寝ても疲れがとれない。

休日もお子さんの面倒で
一日つぶれてしまう。

リラックス方法を
ご自身で調べて
実践してみても
あまり効果が見られない。

とのことでしたが
これらの
くろださんの様子を見て
ふと僕は

「休み方を反転させてみたら
どうだろうか」

と感じました。

「休み方を反転させる」

というのはつまり

「静のリラックス方法」

から

「動のリラックス方法」

へ変えてみるということです
(この先なにかにつけて
「静」や「動」
がついた言葉が登場しますが
これは
僕が勝手に考えたワードなので
耳馴染みがないかもしれませんが
ご容赦ください)。


疲れ方で効果のあるリラックス方法が変わってくる


Googleの検索窓に

「リラックス方法 おすすめ」

みたいなワードを打ち込むと
それはそれは多種多様な
リラックス方法を紹介する記事が
たくさんでてきます。

それらの記事に書かれている
リラックス方法をいくつか
ピックアップしてみますと

・ヨガ
・ストレッチ
・半身浴
・ヒーリングミュージック
・アロマ
・森林浴
・マインドフルネス
・読書
・美味しいものを食べる
・カラオケ
・コミュニケーションをとる
・ゲーム
・バッティングセンターに行く
・運動

などなど
調べたことがある方は
どれも見覚えのあるもの
ばかりだと思います。

ですが
これらのリラックス方法って
当たり前ですが
万人受けするものって
ないんですよね。

人によっては
部屋で静かに読書をするのが
最高のリラックス方法だ
と言う人もいる中で
散歩などの軽い運動が
一番リラックスできる
と言う人もいるわけです。

逆に
読書が好きな人が
「同じリラックス方法だから」
という理由で
散歩などの軽い運動をしても
リラックスに繋がらなかったり
散歩が好きな人が
「同じリラックス方法だから」
という理由で
読書をしたとしても
リラックスできなかったりします。

ではなぜ
同じリラックス方法なのに
人によって効果が
変わってくるのでしょうか。

それは
「リラックス方法」
と一口に言っても

「静」のリラックス方法

「動」のリラックス方法

があるからで
どちらの
リラックス方法が合うかは

「疲れ方」

で決まってくるからです。


リラックス方法の静と動


いきなり
静だの動だの
リラックス方法は
疲れ方で合う合わないが
変わってくるだのといろいろ
書いてしまいましたが

まずは
「静のリラックス方法」
とはなんなのか。

というところから
ご説明したいと思います。

といってもおそらく
すでになんとなく
違いがイメージできている方も
いらっしゃると思いますが

「静のリラックス方法」

とはその名の通り

「ひとりで」
「静かに」
「穏やかに」
「落ち着いて」
「ゆっくり」

といった形容詞がつくような
リラックス方法のことで
上記の一覧で言うと

「ヨガ」
「ストレッチ」
「半身浴」
「ヒーリングミュージック」
「アロマ」
「森林浴」
「マインドフルネス」
「読書」

がそれにあたります。

一方

「動のリラックス方法」

というのが

「美味しいものを食べる」
「カラオケ」
「コミュニケーションをとる」
「ゲーム」
「バッティングセンター」
「運動」

にあたります。

どちらかと言うと

「動のリラックス方法」

はリラックス方法というより

「ストレス解消法」

と言った方がイメージ
しやすいかもしれませんね。

そして今回くろださんは
これらのリラックス方法から
「半身浴」
をしてみたり
「ラベンダーのアロマ」
を焚いたりしてみたけど
あんまりしっくりこなかった
とのことでしたね。

つまりそれは
「静のリラックス方法」
を試してみたけど
案外リラックスできなかった
ということです。

ではなぜくろださんには
「静のリラックス方法」
が合わなかったのかというと
それはくろださんの

「疲れの表れ方」

に理由があります。


疲れの表れ方でとるべき休息方法が変わる


日々の疲れが溜まってくると
人によっては
イライラしてしまったり
感情的になってしまったり
逆にボーッとしてしまったり
いろんなことに
不安になってしまったりと
様々な症状が表れます。

くろださんの場合は
ボーッとしたり
わけもなく悲しくなったり
ネガティブなことを
ぐるぐる考えてしまう
と仰っていましたが
それがくろださんの
「疲労時に表れる症状」
となります。

ここでお気づきの方も
いらっしゃるかもしれませんが
疲れた時に表れる症状にも
イライラや
感情的になるなどの

「動の症状」


ボーッとしたり
感情が乏しくなったり
不安やネガティブに
なってしまう

「静の症状」

があります。

そしてここからが
大事なのですが
疲れた時に
イライラしたり
感情的になるなどの
「動の症状」
が出る方は
リラックス方法として
カラオケに行ったり
運動したりするような
「動のリラックス方法」
が合わない可能性があります。

もちろん
個人差があるので
一概には言えませんが
例えていうなら
感情的になっている人が
カラオケに行ったり
バッティングセンターで
ホームランをかっ飛ばしたり
対戦系のテレビゲームをすると
気持ちに熱が入るため
より一層感情的に
なってしまいやすいです。

要はイライラに拍車をかけて
しまいかねないのです。

よくドラマとかで
見かける光景ですが
イライラしたサラリーマンが
帰宅途中にある
バッティングセンターに行って
ホームランをかっ飛ばしても

「あースッキリした♪」

「爽快爽快ー♪」

とはあまりならないんですよね。

それどころか
「クソッ…なんなんだよ」
とイライラがエスカレートして
舌打ちを連発しながら
のそのそと家路について
大五郎を一気飲みして
ふて寝するというシーンが
ありますがなんとなく
それに似ています。

なので上記のような
イライラした
サラリーマンの場合は
どちらかというと
疲れが溜まったことで表れる
「動の症状」
を落ち着かせて
心身をリラックスさせるための
「静のリラックス方法」
を行ってみると良いでしょう。

たとえば
仕事で疲れて
イライラしてきたなと思ったら
自然の中で
森林浴をしながら
マインドフルネスを
してみたりとか
ラベンダーなどの
リラックス効果が高い
アロマを焚いてみたりすると
火照った感情をクールダウン
させることができます。

今回のくろださんの場合ですと
ボーッとしたり
わけもなく悲しくなったり
ネガティブなことを
ぐるぐる考えてしまうという
「静の症状」
が表れた時に
半身浴やラベンダーの
アロマを焚くという
静のリラックス方法を
試したことで
マイナスに傾いた
くろださんの気持ちを
さらにクールダウン
させてしまったことが
しっくりこなかった
原因かもしれません。

なのでここは一度
「静のリラックス方法」
から
「動のリラックス方法」
へと反転させてみましょう。

さらにくろださんのお子様と
一緒にできるような
動のリラックス方法ですと
「お散歩」や
「公園で一緒に遊ぶ」
などの軽い運動
(ピクニックも
良いかもしれません)
「カラオケ」
「盛り上がる系のゲーム」
をしてみるのが
良いかと思います。


疲れた脳が求めているのはリフレッシュorリラックス


心身の疲れをとるには
やはり睡眠が基本ですが
今の世の中
「そんなことわかってるけど
それができないから辛いんだ」
という方も多いでしょう。

今回はそんな方に向けて
睡眠以外で自分に合った
リラックス方法の見つけ方を
ご紹介してまいりました。

心身が疲れていると
どうしても人間の脳は
「楽」を求めてしまって
結果スマホをいじりながら
ダラダラ過ごすだけの休日に
なってしまいがち。

ですが
脳を癒してあげるには
「楽」
をさせてあげるよりも

「心が楽しいと感じること」

もしくは

「心が落ち着くこと」

をした方が結果的に
リフレッシュやリラックスに
繋がりやすいのです。

くろださんのような
シングルマザーの方は
自分の時間も取りずらいですし
疲労の蓄積具合も
相当なものだと思いますが
どうかそんな方にこそ
今回取り上げた方法で
少しでも多く
リフレッシュや癒しを
感じていただけたらなと
思います。

よろしければ
無理のない程度に
試してみてください。

応援しています。

おしまい。


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