見出し画像

最近読んだ本のまとめ 2024/3

最近きになった本を片っ端からあれこれ借りて読みました。読んだだけだと勿体ない感じがしたので感想やら抜粋やらをまとめます。


〈私〉を取り戻す哲学

表紙帯の「なぜスマホを見続けてしまうのか」という文言が気になって読んでみました。なにせ、私自身もスマホを見続けてしまいがちで。。。気づけばスマホを見ているだけで1時間ぐらい経ってしまっていたり、特に調べものをするわけでもないのに、スマホを見ていたり。ちょっとスマホ中毒気味なんじゃないかと思っていました。この状態っておかしいよね~と思いながら、過ごしていたときに目に飛び込んできたこの文言。これを読めば、スマホを見続けずに過ごせるようになるかもしれないと思って読んでみました。

本のタイトルに「哲学」と入っているので、当たり前ですが、哲学の本でした。著者の岩内章太郎先生も哲学を専門とする大学の先生でいらっしゃいます。
な・の・でとっても難しい内容でした。
普段、小説やらエッセイやらばかりを読んでいて、専門的な本を読むのはお久しぶりだし、聞いたことのない単語も出てくるし、日本語表現も難しいしで読むのに苦労しました。
正直、最初から最後までマルっと全部は読めていないのです(^^;

「退屈した食傷精神」
「食べなくても退屈、食べていても退屈」

〈私〉を取り戻す哲学/岩内章太郎

食傷。このワードが一番刺さりました。
本の中では、スマホを見続けてしまう行動を食傷に例えてあり、わかるわかると思ったのと同時に、そもそも食のほうでも”退屈した食傷精神”になってるなと気づきました。
最近、夜食を食べることが習慣になっていました。別にお腹がすいているわけでもないし、めちゃくちゃ食べたいものでもない。とにかくあるから食べる。という感じで、お菓子を食べるのを止められなかったのです。
まさに”退屈した食傷精神”。
食べたからと言って満足感が得られるわけでもないけど食べる。
つまり、退屈だから食べてしまう。

スマホにも食にも逃げないように退屈な時間を減らしていこうと思いました。


もう怒りで失敗しないアンガーマネジメント見るだけノート

家族にイライラしてしまうことが増えたので、アンガーマネジメントできたらそんなにイライラすることもなくなるのかな~と思って読んでみました。

さっぱりした文章と絵でとっても分かりやすい本でした。

以下、勉強になったことと今後実践していきたいことです。

  • 譲れない価値観(コアビリーフ)が怒りの源

  • 身近な人にこそ怒りやすくなる

  • 許容範囲をOK、許容、NGの3つのゾーンにわけ、相手に許容範囲を超えられた時に怒るべきか、怒らないべきかをはっきりさせておく。

  • 気持ちを上手に伝えることが相手に怒らないための予防策の1つ。その為に語彙を増やす。

  • 怒りの境界線を相手に丁寧に伝える

  • ”上手に伝えられた”ことをゴールにする。相手の行動を怒りでコントロールしようとしない

私は自分の思っている通りに物事が進まなかったときや、相手をコントロールしようとして上手くいかないときに怒ることが多く、そして家族に対してとても怒りやすいんです。夫からは「気持ちをため込んで爆発させてるから何に怒っているかわからない。どうしてほしいかもわからない。」と言われます。怒りに身を任せて、自分の気持ちを丁寧に相手に伝えたることを怠っているなあと気づきました。
特に子供達にはコントロールしようという意識が働いてしまっているなとこれまでの自分を振り替って反省しました。
子供達には”伝えること”に重きを置き、子供たちが私の気持ちを受け取ってどうするのかは待つという姿勢に変えてみました。
もちろんうまくいかないこともありますが、ずいぶん心は軽くなりました。
”伝える”をゴールにすることでゴールまでの壁が低くなった感じです。


シュタイナーの子育て30のヒント

Instagramでシュタイナー式の手遊びが紹介されていて、シュタイナー式ってなんだろ?新たな遊びが発掘できるかも!と面白そうだったので読んでみました。

はやくなくたっていいじゃない?
「モモ(ミヒャエル・エンデ)」の中で人々は自分の大事な時間を灰色の男たちに奪われ、「より早く、より効率よく」という経済の動きの中で色を失い灰色になってしまう。

シュタイナーの子育て30のヒント/岩橋亜希菜

現代社会では、よい小学校に行き、よい中学校、よい高校、よい大学、そしてよい会社に入らないと幸せになれないと思えてしまいます。そして体の自由を失った老後のために準備をする。
これでは常にどこかに見えない未来への恐怖が見え隠れし、いつも先ばかり考えて今を生きていないのではないでしょうか。

シュタイナーの子育て30のヒント/岩橋亜希菜

実はこの本、子育ての本と見せかけて生き方の本なんじゃないかと思います。
資本主義の大量生産・大量消費社会に疑問を持って、便利な社会にも疑問を持ち出した私には、ぶっ刺さりましたね。
豊かな生き方ってなんだろう、子供たちに何を教えればこの社会を生きていけるんだろうって考えることを去年ぐらいから考えていて、大変為になりました。
基本、知育や幼児教育はやらなくても良いと思っている人間なので、シュタイナー式取り入れるぞ!とまではならないんですが、良いと感じた考え方はゆるく取り入れていこうと思います。


マル農のひと

本の縁が繋がって巡り合った本で、スタートは川内有緒さんのnoteです。

ちょうどおすすめにこちらの記事があって、すぐさま川内有緒さんの「自由の丘に、小屋をつくる」を読みました。
小屋を建てながらどんどん仲間が集まっていき、ナナちゃんが成長していく様が面白かったです。
本を読み終えた後に、実際の小屋の写真をもっと見てみたいな~と思って川内さんのInstagramを覘いてみたところ、目に留まったのが、「マル農のひと」でした。(ゆくゆくは夫が義実家の農家を継ぐので、農業関係には興味ありまくりなのです。)

そんなこんな読んでみた感想です。
道法スタイルやってみたい~!
実験的にでもいいから、みかんの木でやってみたい~!
農業の無肥料無農薬栽培って信仰みたいなところもあって、なかなか信じ難い部分があるんですが、道法スタイルは経験してきたことを再現できているのでこれはやってみる価値ありかと思いました。

編めば編むほどわたしはわたしになっていった

この本は一息用に借りて読みました。
このところ、気になる本が頭を使って読むものばかりで、何も考えずにぼーっと楽しく読みたいな~と思って借りました。

短編のエッセイ集で、どの話ものほほんとライトな感じなのですが、数話ほど衝撃な話が混じっていて、予想を上回る面白さでした。
三國さんが、新潟のご出身ということで、新潟でのお話もあり、少しノスタルジックな気分にもなりました。

お菓子で甘いものとしょっぱいものを交互に食べるとやめられない~っという感じの本でした。


以上、最近読んだ本まとめでした。
3000字近くなってる~



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?