01:ゲイのおじさんが40歳で女友達と結婚して子供を作り、ゲイを隠さないまま暮らしているという話▪️20代の僕

何かに残しておこう、いつも考えていました。
しかし、仕事に子育てそして学業と3足の草鞋を履く生活で、先延ばし、また先延ばし、、、、、、そして今日に至ります。
自分の言葉を文章にしたことのない僕にとっては小さなチャレンジとなりますが、できるだけ心の中に浮かんだ言葉をそのままに書き出してみようと思います。
僕が選んだ生き方を書き記すことで、読んでくれた誰かの人生の選択肢が少しだけ広がることがあると嬉しいなと思います。

僕はどこにでもいるゲイのおじさんです。
あ、ゲイってそんなにいないのか、、いやでも7人に1人はゲイという学術的なデータもあるし、例えば公立の学校の40人クラスに5人〜6人位いたと想定すると、やっぱりどこにでもいるゲイのおじさんです。

自分がゲイかも?と自覚したのは高校生の頃。女性の身体よりも男性の身体に何故か興味津々。でもその頃は幸か不幸か異性にモテたりしてしまっていたため、お付き合いする対象は女性。憧れの東京に上京し、毎日がトレンディードラマのように楽しかった大学時代に恋に落ちたのも何故か女性。女性とのお付き合いもそれなりに楽しかったのですが、その楽しさは共感や共有に近いもの。

この映画面白かったよね。わっかるー。
あの料理美味しかったよね。わっかるー。
ここのコスメいいよね。わっかるー。
あのイケメン素敵よね。わっかるー。
。。。。
なんでそこわかる?てな感じ。

女性と必要以上に仲良くなってしまい、その共感度は恋人の域を越え、性別をも越えた親友のような心地よさだったのです。

そんな僕の念願のゲイデビューは、こちらの業界では少し遅い20代半ば。初めて自分のセクシャリティを認識した時はもう、、、、なんていうか、
最高ーーーーーーーーーーーーーー!
とにかく嬉しくて嬉しくて誰かに早く伝えたい!
ということで、すぐに親しい友人や元彼女を呼び出して報告。

僕「実は、、、、ゲイだったんだよね」
友人ら「だろうね。そう思ってた」
元彼女「え===!!私のせい?私がおかしくさせた??」

まあ反応は人それぞれでしたが、総じて「だから何?」といった反応は、今となっては友人達なりの思いやりだったのかなと思います。
友人達へのカミングアウトが済んでからはもうジェットコースタードラマのような怒涛の展開。ゲイとして過ごせなかった20代前半を取り戻せとばかりに、あらゆるゲイキャリアを積んだ20代後半。そして30代へと突入します。


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