キタダmusic room 1 たった1音で落ちる夢 “Darn That Dream” Bill Evans and Jim Hall 16 キタダヒロヒコ 2022年11月25日 06:30 最初の1音が、すべてを語っている。あ…。あの人に逢えた。その、ときめきとざわめき。そして、ここは夢。夢と知っていれば覚めずにいたのに。切なすぎる。でも、しあわせな夢だった。ぜったいにあんなふうに逢うことのない人。タイトルの「いやな夢」は、覚めたくないのに覚めてしまう夢、という意味にとりたい。くどいかもしれないけれど、最初の1音がこの世界観にわたしを投げ込んでくれる。他のミュージシャンの演奏も聴いたけれど、余計な音が多すぎる。jazzyな雰囲気になりすぎる。この世界観は、音の数が少なくてこそ。音が少ないからこそ、「ここは夢」と思える。疲れたときに愛聴している演奏です。コメントやおすすめをつけてくださると嬉しいです。 #音楽レビュー #jazz #キタダヒロヒコ #Bill_Evans #わたしのおきにいり #Jim_hall #DARN_THAT_DREAM 16 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート