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キタダ授業記録集 11 おくのほそ道



3年国語でおくのほそ道を指導するときは、いつも次のような感じです(^^)


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芭蕉の江戸出立~白河の関~松島~平泉と語ってきました。
平泉を語る上では、義経と弁慶の物語を語らないわけには行かない。
京の五条大橋上の二人の出会い、
源平の合戦…一の谷、屋島、壇ノ浦と語れば、
敦盛最期や安徳天皇母子入水のことも出てきます。


華やかな武勲の場面から一転、
兄頼朝から追われる身になってからの、
あの名場面「勧進帳」だって避けては通れません(^^)
そしていよいよ平泉では、
衣川の戦い、弁慶の立ち往生…。


まるで講談師そのものです。
でも、子どもたちは一生懸命聞いてくれます。


おくのほそ道の本文と一見離れたことをしゃべっているようですが、
芭蕉その人も、義経自害の地とされるこの地でほろんでいった
「つはものども」のことを想いながら、
500年前への時間旅行をしていたのですよね。


私たちも、300年と少し前にこの地に立っていた芭蕉のけはいを通じて
800年前の義経たちのことを想うことができる。
授業で時間旅行ができるんです。


それにしてもすごいなぁとおもうのは、
衣川の古戦場や、おくのほそ道のころの面影を、
現在の平泉がこうして残していることです(写真はウェブから拾いました)。
私は30数年前に行ったきりなのですが、
この場面を授業でやるたびに
「平泉へいきたいなぁ」とつぶやいてしまいます。


授業で連れて行きたいですよねぇ。
距離的にとうていかなわぬことだけど。


現地を歩く。物語の舞台を歩く。
これはやっぱり最高です。








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