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友人の子供との接し方って難しいと思う子なしの私と子ありの友人の言葉

私には子供がいません。
子供が欲しくなかったわけではなく授かりませんでした。
あの手この手と不妊治療も数年受けてきましたがうまくいきませんでした。
その話はさておき、

私は27才で結婚。
友達の中では早い方でした。
子供も2,3年後には欲しいなと考えていましたが、
できない日々が続きました。
後から結婚した友人達に次々に赤ちゃんが誕生していきました。
兄弟にも赤ちゃんが誕生していき30代の頃はいろんな感情で過ごしていました。

家族や友人での集まりがあると赤ちゃんも一緒ということが普通になってきます。
自分の兄弟の子供でも遠方に住んでる場合は、頻繁にあえないので始めは
少しよそよそしい感じになってしまします、とは言え血がつながってる
という安心感のようなものがあるので抱っこしたり、あやしたりと積極的に構っていくことができました。

でも、友人の子供となると少し遠慮してしまいます。
抱っこも、いっぱいしたかったけど抱き慣れてない赤ちゃんを
抱っこしてもいい?と聞くのが勇気がいりました。
大事な赤ちゃんだから。
きっと友人は私が抱っこしても全然気にしないと思うのですが、、、

少し意思表示ができるようになった赤ちゃんとの接し方は
もっと緊張するようになってきました。
時々みかけますよね、電車の中やエレベーターの中、信号待ちのちょっとした間にも赤ちゃんに微笑みかえたり話しかけたりされてる方。
子育てのベテランなんでしょう、若い方なら本当に子供好きなんだろうなぁと感心します。
私はというと、なるべく目線を合わせないようにします。子供のじっと見てくる視線を感じてもなるべく合わせないようにします。
あの澄んだ瞳に私がどう映るのか不安だからです。
ご機嫌な赤ちゃんが私を見て泣き出したらと思うと気安く赤ちゃんに話しかけたり笑いかけたりできません。

ある時友人のお宅に遊びに行きました。
赤ちゃんはもう寝てるだけではなく、意思表示もでき手で物をつかんで口に運ぶこともできるようになっています。
友人の赤ちゃんならもちろん笑顔で話かけてフレンドリーに接します。

ところが。。。

友人の赤ちゃんに、パシッと叩かれました。もちろん
悪意がる叩き方ではないですし、痛くないし気にしませんでした。
赤ちゃんだからブンブンやってしまう時もあるわなぁと思っていました。
こういう場面でよくある赤ちゃんの母親(つまりここでは友人)の言葉は
「叩いたらダメよ。」とか
「最近なんでも叩くからこまるわ~ごめんな」若しくは、
私に対して「ごめんね、大丈夫?」なんかでしょうか。
それか冗談ぽくやり過ごごしてスルー。

ところが、私の友人が赤ちゃんに掛けた言葉は

お母ちゃんの大事な友達叩かんといてぇ』でした。

お母ちゃんの大事な友達を叩くな、というメッセージ。
それも、やんわりした口調で赤ちゃんがびっくりしないように伝えている。
赤ちゃんに、お母ちゃんということはわかるだろうし、お母ちゃんの大事を叩かないで、という的確な教え。
お母ちゃんとは赤ちゃんにとってこの世で、一番長い時間接している人なんですよね。そして赤ちゃんが一番信頼している存在。その人の大事を傷つけてはいけない。
誰かの大事なものを傷つけてはいけないということ。これからの人生で必ず覚えておかないといけません。

何より、聞いた私が嬉しかった!

こんな風に子育てしてる友人、素晴らしいなって思います。
今その子も12.3歳になったのかな?
いいお兄ちゃんになっているようです。

えんのみ















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