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2桁÷2桁の筆算~さあ、筆算へ・・・強引すぎたー~

4枚のカード提示から

 上のように、4枚のカードを提示するところからスタート。
「答いくつになる?」
と問う。
当然
「分からない」
「数字が分からない」
と子ども達。

「2枚ほど見られるとしたら、どこを見る?」
とさらに問いかける。
・10の位
・1の位
・わる数 の3種類。
 どれかと問うと、10の位におさまる。
☆「やっぱり10」という子がいた。ここで突っ込んでおけば面白かったのだが、スルーしてし まった・・

とりあえず3

 9と3が見え、子ども達は
「3」
とする。
「とりあえず3!」
という声がたくさん聞こえたので
「とりあえず3」ってどういうこと?
と尋ねた。かなり手が挙がったので、自由に立ち歩き話 させることに。

 黒板に描かれたとある式を別の子が解説。
90÷30と考えて・・・
 という。全員に確認。OK。

10の位がわかれば、商の見当がつく。

これが全員で共通理解できた。
⇒2桁÷2桁の筆算では10の位の数字をもとに、商の見当をつけて筆算を進めていくことになる。子ども達は感覚的に10の位で「とりあえず」考えている。それが上手く引き出せたかな~\(◎o◎)/!

たしかめ算で見当づけた商の正誤を判定

 4枚のカードすべてをオープンし、商の正誤を確認。

 2桁×1桁の筆算のやり方をついでに確認。私がしようとしたら
「先生はやらないで!!!」
とブーイング。子どもが解説。

思考の流れをブチ切り

 ここまでは子ども達の?を中心に進めてきていたのだが・・・私がぶち切ってしまった。
「ねえ、図ってどう描くの?」
確かめ算をしていた子たちからたくさん出てきた言葉。子ども達の思考は
「96÷32を図解すること」
にあった。
「先生、問題は何?」と状況を尋ねる子がいた。その子は、結局、自分で具体的場面を思い描き、図を描いていた。

 一方、筆算を終えたい私。
 筆算でできないかな?
と無茶ぶり。 

 流れをぶち切る私・・・ああなんてことを・・でも子ども達は「できる!」と言ってノートに向かう。ただ・・・

 筆算の書き方
 商のたてる位置
で頭に?が浮かんでいる子が。その気持ちを共通しつつ、進めた。

 9の中に32はない、ここを全員が理解できる状態にするまで、何人かの解説を聞き、グループで確認。

 ここで時間終了。

 はあ・・やっぱり子どもの思考をこちらが強引にぶち切るのではなかった・・・。

 図から、「3」を強調していれば、筆算で 9の上に3が立つことのおかしさや、9の上に3が立つことの意味。2の上に3が立つ必要性について、式や図と行き来しながら子ども達は学べたんだろうなあ・・・


 




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