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人はひとりじゃ生きられないんだって

うーん、今日は何を書こうかなと思って。日々考えること、感じることを書き留めているメモを見ていた。メモを開いてすぐ、過去の自分がおもしろい発見をしていたので紹介します。



自分の本当の顔って見たことがない!ていうか一生見れない!!
これは当時結構な発見だ!とめちゃ上がりました。何とか細胞を見つけたあの研究者も、超長い横文字昆虫を発見したどこかの昆虫学者も、こんな気持ちだったのかなって少し分かった気にもなりました。ごめんなさい!

どういうことかと言うと、簡単であたりまえな話で、どこが発見?って思われるかもしれないんですが!

リアル、本物の自分の顔ってその目で見たことありますか?

ぼくはありません。鼻はギリ見える、睫毛も。カメラ越し、鏡越し、鏡越しにならもう見ない日はないけれど、ぼくらは何かを通してでしか自分の顔を見れないんです。だから怖いなと思うのが、実際ぼくはどんな顔してるのか分からないってことで。もしかしたら、もしかしたらですよ。鏡やカメラが見せているぼくは全くの虚構で、本当は全然違う顔かもしれない。怖くないですか、ぼくはかなり怖い。人は分からないもの、未知なものを恐れる習性があるけれど、自分自身にそれがあるなんて思ってもみなかった!やっぱり大発見です。

だからなんだって感じですよね。分かります。
でも、僕が言いたいことのゴールは、顔が見えない発見ではなくて。続きがあります。


ずばり、人はひとりでは生きていけない!
こちらもあたりまえすぎて驚きです。あたりまえだから驚きなんです。だってこの発見をするまで、ぼくはできることならずっとひとりで生きていたいと思ってました。誰とも顔を合わせずひっそりと暮らしていたいって。そっちが問題だったのかもしれません。

ぼくがいるってことをぼくだけじゃ信じられない。まだややこしいですね。うーん、つまり、僕がいるという存在証明、それはあなたがいないとできないんだよということです。
自分のことくらい全てを分かって、知っておけたら1人でも大丈夫かもしれません。でも顔が見えないんじゃ、ぼくは疑り深い性分だからぼくがここにいる、立っているって信じられないんですね。

だからぼくはあなたが必要。ぼくはちゃんとここにいるよって教えてくれるあなたが必要なんです。

ここで、またもや驚き桃の木な情報が!他人は僕のすべてを見れる!
本当に神様はよく考えて人間という作品を創ったみたいです。自分では見えない部分が他人には見える。これってすごいことだと思いませんか。どう頑張ったって見れない自分の顔があっさり他人には見えてしまう。ぼくが生きている証明ができるのは、ぼくじゃなくてぼくを見ているあなただ。
どうですか、誰かと生きるということ。生きていくということは。時にはやってられないって思います。耐え難い悲しみも、殺したいくらいの怒りも憎悪も、でも、それでもぼくは大切にしたいと思えたんです。


欠けていてどうしようもないなって思う自分がどこかにいます。愛せない自分がずっといます。きっとぼくひとりじゃまるごとは愛しきれない。だから誰かに愛してほしい。認めてほしい。大丈夫だよって、抱きしめてほしい。同じようにぼくも誰かのそういうどうしようもないなってところを温めて、溶かして、飲み干したい。

そのためにぼくは明日も扉を開ける。

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