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結論を急がない方がいい~アジサイを育てて気付いた待つことの大切さ

枯らしてしまった?アジサイ

家庭菜園が趣味で、庭でアジサイを育てています。
新しい苗を買って1株ずつ増やしているのですが、土が酸性がアルカリ性かで色が変わるので、赤いアジサイや青いアジサイと、色とりどりに咲かせるのを毎年楽しみにしています。

アジサイは冬になると、葉っぱが落ちて茎も茶色になり枯れた感じになりますが、実は枯れてなくて越冬できます。
一年生の植物ではなく多年生の落葉低木という種類のようです。

ですので、茎がボロボロになっても抜いたりせずにそのまま春まで待っていると、また新緑の葉っぱを生やします。
そして綺麗な花を咲かせます。
※花だと思っている部分は本当は花ではなく咢(がく)というらしいですけどね。

ただ、昨年買った新しい苗は植える時期が遅すぎたようです。
秋口ぐらいに苗を植えましたが、大きく育つ前に冬を迎えました。
そのため冬の間にかなり傷んでしまい、地面から10cmほどの茶色くなった茎を残して他は朽ちてしまいました。

これはさすがに枯れただろうと残念に思っていました。
春になって、他の紫陽花たちは葉っぱがつき始めましたが、その小さな茎だけのアジサイは葉っぱを咲かせることなくそのままの状態です。

やっぱり枯れたか、と思いました。
その茎を伐採して、新しい苗を植え替えようかと思っていましたが、忙しくてそのままになっていたところ、先日の朝、水やりをしていると、驚いたことに枯れたとばかり思っていたそのアジサイの茎から葉っぱが生えているではないですか。

生きてたアジサイ・・・の茎


とても驚きました。
枯れたようになって伐採しようかと思っていたアジサイでも、私が知らないだけで、土の中ではしっかりと命が続いていたんですね。

勝手にあきらめない方がいい

伐採していてたら、この新緑を見ることもなかったでしょう。
勝手にあきらめて伐採してしまわなくて良かったです。
まだ小さいので、順調に生育するかわかりませんが、せっかくつないだ命、大切に育てたいものです。

ちょっと話は変わりますが、人間の成長も似ていると感じます。
職場に細かいことが苦手で、指示をしてもなかなか取り掛からない部下がいて、もうこの人に頼んでもダメかな、自分でやらないといけないかなと思っていました。
でももう少し待ってみようか、そう思っていた頃のことです。
あるとき、その人が私の指示の趣旨を踏まえてしっかりと資料や段取りを組んでくれている場面を見る機会がありました。
しかも自分なりに色々と工夫をしてくれていて・・・。
とても嬉しかったです。
その人なりに、私の指示や自分のやるべきことを考えていたのでしょう。
勝手にあきらめてその人の仕事を奪うところでしたが、思い留まって良かったと思います。

また、頼りないと思っていた自分の子供が、意外とほかの子に気遣いが出来ている場面を目にして、成長が感じられることもありました。

このアジサイのように一見もうダメなように見えたり、成長してないなと思えても、自分の見えてないとこではしっかりと頑張っているものなんですよね。

自分の判断で勝手に諦めてしまうのではなく、信じて待つことも大事だなーと思ったエピソードでした。

まぁこのアジサイの場合は、葉が出ることを信じていたわけではなく、単に伐採が後回しになっていただけなのですけどね。

そういう意味では、結論を急がず放っておくことも、たまには大事なのかもしれませんね。

自分自身についてもそうだと思いたいものです。
もう中年に差し掛かり、今後大きく成長したり飛躍したりすることもなさそうだと思っていた自分ですが、まだまだ新緑を芽吹かせることができると思いたい。
少なくとも自分で自分を諦めることはしたくないと思います。

最後までご覧いただきありがとうございます。

※この記事を書くにあたりアジサイのことを調べていて初めて知ったのですが、アジサイって食べると嘔吐やめまいなどを引き起こす毒性があるようですね。
気をつけないと・・・いや食べませんけど。

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